実地医療Q&A

少しずつ更新していきます。
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マイコプラズマ肺炎

2007-07-30 | マイコプラズマ
マイコプラズマといいますと、すぐに肺炎を思いつかれる
親御さんや、保育園、幼稚園の先生がおられますが、
実際問題としまして、肺炎までいくことはほとんどなく、
風邪をひいたようなのだけど、いつもと違って咳がすごく
ひどい・・・
咽頭、気管くらいまで炎症が及んでいるかもしれませんが、
何百例と診ておりますが、肺炎までいたることは まれ
です。(ただし、放置しておくとか、薬局などで買った
咳止めで症状のみ止めて、何日も過ごす・・・は除きます)
マイコ系の感染に効く抗生物質がちゃんとあり、初期に
受診されると、まず4日服薬され来診されると、気道の過敏性
(少し喘息っぽいとか)がない限り、咳は消失しています。
聴診すると、この子供さんは喘息気味だ ということは
わかるのですが、そうした子供さんの場合、マイコは消失
しても、少し咳が続くことがあります。
もちろん、大人もマイコ系の風邪にはかかります。

高血圧のタイプ

2007-07-26 | 高血圧
血圧が130/70でしたら、高いほうを収縮期血圧、
低いほうを拡張期血圧といいます。
高血圧といっても、様々なパターンがあり、
朝はわりと低いが仕事開始頃から高くなって、
仕事が終わった頃から低くなってくるようなタイプ。
夜間に高いタイプ。
朝起き掛けに高いタイプ。
収縮期はそれほど高くなくて、拡張期血圧が高いタイプ。
1日中ずっと高いタイプ。
細かく分けるといろいろあります。

病態に応じて、中型の血管を拡張するタイプ、細い血管を拡張
するタイプ、脈を遅くするタイプ、高血圧を惹起する体内物質を
ブロックするタイプ、いろいろ薬剤を使いわけます。

また、高血圧が昼間仕事中だけ高いタイプなどでは、降圧剤の
持続時間の異なるタイプの薬剤を使い分ける場合などもあります。

水イボ

2007-07-16 | 水イボ
いろいろ治療法はあるのですが、専用のピンセットで
つまみとるのが確実でしょうか。
ペンレステープといって、30分くらい貼っておくと
痛みが緩和する貼り付け剤が医療用としてでております
が、保険適応は静脈内留置針だけで、社会保険も国民
健康保険も「保険適応なし」との回答でした。
ペンレステープは、たとえ保険適応になったとしても
麻酔薬ですので、抜歯等の経験のない子供さんですと
一応、少量貼り付けしてみて、アレルギー、ショック等
起こさないかどうか、念には念を入れることが肝要なの
ではないかと思うのですが、痛みは一瞬ですので、
大きな水イボでないかぎり、点滴などより少し痛い程度?
です。
アトピー素因のある子供さんにできやすいといわれています。
また、中心部にある比較的大きな水イボを摘除すると、周辺
の小さいものが消失してくることもあります。

すぐに取らなければならないか(幼稚園のプール)などで、
治療法の選択は少し広がると思います。


いつから糖尿病ですか

2007-07-12 | 糖尿病
健診等を受けられていない方も多く、いつ頃から糖尿病が
発症したのかわからない方もけっこう多いです。
HbA1Cが11以上あっても、まったく「私は健康です」
という方もおられますし・・・
症状がない疾患、高脂血症、高血圧(これは前2者に較べる
と症状があることもありますが、少ないです)
血管がしだいに細くなっていきますので、脳梗塞、心筋梗塞、
糖尿病では、眼底をレーザー治療したり、
もっとも難儀なのは、腎機能が低下して、透析を受けられないと
いけなくなる場合などです。
また、足などに水虫ができやすく、その部位が感染を起こすと
脚のつけ根まで腫れたりして、(まず、健康な人では そこまで
ひどくはなりません。)治癒させるのは難儀です。
足に傷などがないか、foot careにも注意しましょう。

過度な貧血は疲れやすくなります

2007-07-12 | 貧血
女性に多いのですが、末梢血液一般でHbが11をきって
くると一応貧血なのですが、最も多い鉄欠乏貧血は他の
検査所見と総合して判断します。(中には、白血病等の
血液疾患もありますから、そうしたものは、すぐに基幹病院
へ紹介ですね。)人によって、まちまちなのですが、Hbが8
程度になってくると、やや症状がでるかな?という感じです。
6コンマ台ではまず、疲れやすい、息切れ、立ちくらみが
ひどい等の症状があるはずです。(少しずつ貧血がひどく
なってくる場合が多く、自覚症状が認識できないことも
多いです)
長年ひどい貧血が続いている方ですと、心臓が肥大して、
心音を聴取した際に雑音が入ることもあります。
貧血の型を確定すること、血液疾患等の除外診断、
出血源の確定、治療→食事で上昇してこないようなものは、
注射または内服薬。
ありふれた疾患ですが、注意を要する場合もあります。

肥満とボウフウツウショウサン

2007-07-06 | 肥満とボウフウツウショウサン
本日のニュースで市販薬としては、ボウフウツウショウサンが
大ヒットしているみたいですけど、薬局等で販売されている
ものは、それぞれの生薬の量が医療用に較べて、少ないです。
それから、若い頃から肥満があり、体力充実、堅ぶとり の
方には、経験的に あまり効かない感じです。
中年になると、真の体力が若い頃に較べて、低下してきて
若い頃には実証(体力強い)だったものが、中等症程度に
なってくる場合がかなりあり、
そうした場合、著効する場合もあると思いますが、
食事に気をつけられた場合、まずまず効いてくる場合も
多いと思います。
メタボリックシンドロームの改善ですね。
成分的には、新陳代謝を高める生薬、通じをよくする生薬、
顔以上に吹き出物が多いのを 抑える生薬等含まれて
いるようですが、
本来的には、体力があり、顔以上の部分の吹き出物等多い人に多く
使用されていたと思います。
肥満症の改善には、通じをよくするというのも けっこう
重要です。

小児の喘息

2007-07-06 | 小児の喘息
喘息のある子供さんは、喘息だけというのは少なくて
アトピー、アレルギー性鼻炎等もある場合が多いの
ですが、季節の変わり目に悪化することが多く、
(特に春先、秋口、冬に風邪をひいた場合など)
年がら年中、喘息に悩まされる症例は頻度としては
少ないわけですが、学校行事等でどこかのあまり
使用されていない合宿所等に泊りがけで、行かれる
場合は、帰宅されてから症状がでる場合があります
ので注意しましょう。合宿から帰ってきた夜から
症状がでる場合があります。
(一応、息をするのがちょっと苦しくないかどうか
等親御さんが聞いてみられるのが良いと思います)
(ハウスダスト、ダニ、田舎の草、森林等のため)

昔ながらの食生活で

2007-06-29 | 食生活
最近、広島市でもあまり見かけないようになりましたが、
特に外食の多い人には
一品料理をとって食べれる店というのがお勧めです。
チェーン店では、野菜の量が少なすぎると思います。
牛丼だけ食べたり、何か肉類が多いような感じがします。
若い方は、昔ながらの”にしめ”とか嫌いな方が多い
ようですが、ご飯に にしめ、ひじき お吸い物
さかな(たちうお など骨が多いですが、塩焼きは
おいしいです。
野菜を中心とした おかず と 好みの あっさりした
魚類たまに肉など といった食生活が良いように
思います。

脱水症状に注意しましょう

2007-06-21 | 内科 小児科
小児の発熱、嘔吐・下痢、大人でも体力の弱い方では、
脱水になりやすく、小児は比較的早く軽快するものの
大人の場合は、やや長く、「体がしんどい」等の症状が
続くことがあります。
食べ物の味がなくなったり、食欲がなくなったり
することは「体がしんどい」という症状に
随伴した症状として、よくあることです。
ただ、高齢の方の場合、それが心不全からきていたり
しますので、「体がだるい」からといって、漫然と
注射に行ったり、点滴に行ったりするのは、原因を
はっきりさせてから、のほうが良いでしょう。
基礎疾患を治療すると、元気になって、注射、点滴
などと言われなくなる場合も多いですから。

現代医学は完全に信用できるか

2007-06-16 | 未解明疾患と検査
看護師さんから、こんな話を聞きました。
「ある医院は検査をよくしてくれるので、安心できるから
人気があるんですよ、だけど検査が終わったと思ったら
医師の問診は少ないのに、多量の薬がだされるそうです」
内科、外科、小児科、産婦人科といったメジャーの標榜科では
ない。

####大切なのは、現在の検査ですべて病気がわかるかと
いうと、そうではないのです。####

わかっていない病気もたくさんあるということを常識として
頭にインプットされていたほうが良いと思うのです。

悪性新生物を標的としたPet検診というのがありますが、
そんなに癌にかかることが心配なのは、どのくらいの
年代の方なのでしょうか。
まさか、定年退職した人とか、70歳以上の人とかも
多い・・・となると 生に対する執着がすごく強い
人なのでしょうか?
たんに、生に対する執着がものすごく強いというのでは
なく、孫の育つ姿だけは見て死にたいとか、まだ、子供に
家を継がせることができないから・・・などという理由は
十分に納得できる理屈だと思います。

各人の家系等によって、70歳前後の体力低下(白髪が急に
増えてみたり、何もやる気がおきなくなったり、ただ 体
がだるい)がなく、90歳近くになっても元気な方もおら
れますが、70歳〜80歳で苦しい闘病生活をせず、安らかに
眠れたら・・・ベストなのではないかなどと思うのですが、
これは医師が選択することではなく、患者さんの要望を
なるべく実現させる努力が我々に課せられた使命だと
思っています。