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まぁ、のんびりと。

三崎選手は「反則」なのか?

2008年01月01日 | Weblog
大晦日の三崎vs秋山戦について「反則」の有無が話題になっているようですね。

さて、何が反則にあたると話題になっているかというと三崎選手の秋山選手に対する最後の蹴りが反則行為にあたるのではないかということのようです。

そこで当日のルールについてオフィシャルルールを調べてみると次のようになっていました。

『やれんのか!大晦日!2007 オフィシャルルール・主要ポイントのご説明 2007.12.25』 より抜粋
http://www.yarennoka.com/news/detail.php?id=1198590481

■4点ポジションおよび“猪木-アリ状態”における足による加撃について
 いわゆる頭部・顔面へのサッカーボールキック・踏みつけは反則とする。
★このルールにより、想定されるシチュエーション
 スタンディング・ポジション状態の選手によるグラウンド・ポジション状態の選手への顔面・頭部へのキック・踏みつけは禁止とする。

反則であると主張する方は2通りのようです。

① 左フックで倒れた秋山選手は『4点ポジション状態』にあり、その状態での秋山選手への顔面に対するサッカーボールキックは反則である。
② 左フックで倒れた秋山選手は『グラウンド状態』にあり、その状態での秋山選手への顔面に対するサッカーボールキックは反則である。

まず4点ポジションについて調べてみると
『相手のタックルを切ってそのまま上から覆いかぶさる状態』をいうことが多いようです。
または『四つん這いの状態』のいわゆる『亀状態』をいうようです。

グラウンドポジションについては

競技者の足の裏以外がマットについた状態をいう(パンクラス)
足裏以外が「継続的に」マットについている状態をいう(修斗)
足裏以外の身体部位が「継続的に」マットについている状態をいう(HERO'S)
なお、PRIDEのルールではグラウンドの定義が見つからなかったのですが、第14条に『一方がグランド・ポジション(仰向け)で~』とあります。

ここで『オフィシャルルール・主要ポイント』を再度見ると

○4点ポジションからのヒザ蹴り
グラウンド状態において、両手両足など身体の部位4点がマットについた状態、いわゆる「4点ポジション」状態にある相手へのヒザ蹴りを認める。

これを見る限りではこのルールが総合でよく見られるタックルを切ったあとの四つん這い状態やいわゆる『亀』での攻防を想定したものと思われます。

今回話題になっている「反則」の有無は三崎選手の左フックでダウンし、逃げるように立ち上がる動作をしている秋山選手に蹴りが入っていることからこの秋山選手の状態を『4点ポジション』または『グラウンドポジション』の状態と判断するかどうかがキーとなると思っています。

私見では『4点ポジション』は当てはまらないと思うので『グラウンドポジション』ととるかどうかであると思いますが、『立ち上がる動作』をとっていることから上記を見る限りグラウンドポジションととるにも無理があるのではと思います。

さて、判定は覆るのか?

しかし、この試合を見越したようにルールの主要ポイントの説明がオフィシャルサイトに載ってるなんて偶然なのか?と余計なことさえ考えてしまいます。
こんなことを考えてしまうのも最近の格闘技に対する不信の表れなんでしょうな。


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