わたしと むすめと 統合失調症と

16歳で統合失調症を発症した娘との日々です

Eテレ バリバラ「幻聴さんと暮らす 〜“べてるの家”の奥深い世界その1〜」

2016-10-17 00:43:26 | 日記
10月16日(日)放送 の NHK Eテレ バリバラ「幻聴さんと暮らす 〜“べてるの家”の奥深い世界 その1〜」。

とてもいい番組でした。
勉強になることがたくさん。

うーん 深い!

わたし自身の備忘録として、メモ書きしておきます。


ーーーーー

北海道浦河町にある、「浦河べてるの家」。

医療の常識を覆す取り組みで世界から注目されています。

精神障害の人が地域と結びついて暮らしているのが画期的なのです。

日本の精神医療のなかの たったひとつの 希望 とも言うジャーナリストもいます。

そんな 精神障害のコミュニティ べてるの家 の特集です。


松本ハウス(ハウス加賀谷(統合失調症当事者) & 松本キック)が べてるの家 を訪れるのは3度目。


加賀谷氏「カルチャーショックだった。僕と同じような精神疾患を持った人たちがいっぱいいるんですけど、普通だったら これは入院だろうとか お薬の量が増えるだろうっていうような状態のこととかを、自分を見つめ合って それでやっていく、、、なんていうか 「ケ・セラ・セラ(なるようになる)」が すごくうまくまわっている形だと思います」


到着したふたりを べてるの家 の人たちが 歌で歓迎。


「べてるのずんどこ節」
〜♫
嫌じゃありませんか 分裂病
幻聴 幻覚 妄想で
いてもたっても 生きられず
自分の体に傷つける

いいじゃありませんか 精神病
神からもらった宝物
普通の人とは違っても
みんな 立派な 病気持ち

ずん ずんずん ずんどこ ♫〜


不思議な歌だけど、底抜けに前向き。


べてるの家の 不思議は まだまだあります。


【 “べてる”式 その1 自己病名】
べてるの家では 自分の病気の紹介も独特。
たとえば「統合失調症 精神バラバラ状態」とか「統合失調症 金欠ウォーキング型過去引きずり女タイプ」とか。
症状はみな千差万別。
だからこそ自分のことを理解して伝えるのが大切だ、と考えています。


【“べてる”式 その2 幻覚・幻聴との共存】
ここでは、幻覚・幻聴体験を みなで明るく話し合います。
あるひとは 幻聴のことを「幻聴さん」と呼び、具体的にどんなふうになにが聞こえてくるかを明るく話し、またあるひとはUFO体験を そのときの感情とともに話します。
そうはいっても、幻聴・幻覚があると生きづらい。
恐怖で涙し、べてるのスタッフに助けを求めたり、幻覚に向かって大声で叫ぶひとも。これが べてるの 日常です。



浦河町は 高齢化と過疎化が進む町。
べてるの家は 「精神障害で町おこし」をかかげています。
地元の特産品の加工と販売、カフェの運営などで地域貢献をしています。


32年前の べてるの家 創設当初からの利用者 早坂さんは、中学三年生で発症しすぐ入院。
病院生活について「自分が失われる というか、自分がもうこの世で使われなくなる、自分はもうダメだな と思った。鉄格子の中で ひたすらタバコとジュースしか与えられない生活」と語ります。
そんな早坂さんは 1984年に 医師やソーシャルワーカーから地域での暮らしを勧められました。同じように 入退院を繰り返す患者たちが集まって、べてるの家が立ち上がりました。

設立当初はトラブルも少なくありませんでした。
設立者のひとり ソーシャルワーカーの向谷地(むかいやち)さんは 次のように語ります。
「そういうトラブルこそ 地域の人たち、町の人たちに投げかけて、一緒に困って、どうしようと話し合う機会にしてきました。退院した人たち、当事者の人たちも含めて、困ったよな どうしよう みたいなことを起こしていければいいな と考えています」

どうしたら地元の人たちといい関係をつくれるのか。たどりついたのが、仕事を生み出し、地域との接点を増やしていくことでした。

精神障害があっても 地域であたりまえに暮らしていくことができる。
べてるの家はそれを実践しています。そして いまや町に欠かせない存在になっています。


町民の声
「別に問題になるような、恐ろしいとか、嫌だなとか そういう症状のひとっていうのもいなかったし、普通に付き合っていければ 」
「べてる があることで、移住してきた方も結構いる。いい悪いは判断できない。でも、実際にはこうやって べてるは もう 浦河町になくてはならない歯車だから」


べてるの家の見学者は 年間2500人。その経済効果も町の支えになっています。


利用者の早坂さんは べてるのとの出会いについて
「人生 もう終わりだ と思っていたら、そうでもなかった。生きている限りは 神様はちゃんと見ていてくれる。こういう べてる っていうところも与えてくれた」と話します。「生きてるといいことある。死んだらそれまで」



精神科医 斎藤環 氏
「世界の精神医療の潮流は、病棟をなくして、地域に移行していこうという流れ。べてるはその最先端の取り組みをしている。日本の精神科病床は32万床(世界一)。なかには何十年も入院していて社会では暮らせなくなっている 「社会的入院」と呼ばれるひとたちもいます」



【“べてる”式 その3 当事者研究】
幻聴や幻覚を持ちながら地域で暮らすために、べてるの家が編み出したのが 当事者研究。医者任せにするのではなく、自分で病気と向き合うやり方です。


利用者 木林さんは、自分の幻覚 妄想が仲間に相談しました。そして、仲間のアドバイスで、頭のなかで 幻覚 妄想とつきあっていくやり方(頭のなかで 幻覚“ミドリマン”と木林さんが結婚して、ミドリマンに優しい言葉をかけたりして、仲よくする)を試したところ、うまくいっているそうです。


このように、べてるの家では、幻覚 妄想を安心して話し合える雰囲気づくりを大切にしています。


利用者 山根さん「みんなで暮らしていて、病気の話題を気軽に出せるっていうのが よその地域との違い。よその地域だと、本当のことをしゃべっちゃうと 入院だとか薬増やせ とか って大変なことになっちゃうことが多いから、みんな黙ってる。でも、べてるでは 本当のことを言ったほうがいいことがある。ここでは、病気のことも正直にしゃべって、苦労を正直にしゃべっても、薬増やされたり 無理やり入院っていうのは ないから」


利用者 早坂さん「薬飲めば良くなるというわけではない。薬飲めば飲むほどおかしくなる。でも、必要な薬を飲まないとやっていけない僕たちなんだから、薬の力も借りて、人の力も借りて、仲間の力も借りるような、自分に正直にいられたら最高なんだ。自分でこう言ってるけど、自分でもできない。そこが無力」


利用者 佐藤さんは、 幻聴・幻覚をコントロールできず、多飲水、タバコ が止められません。そこで、みなで 佐藤さんの当事者研究をすることになりました。スタッフが司会役をして、みなで、どういうふうにしたら幻聴を抑えることができるか、具体的なアイデアを出し合い、実際にロールプレイで試してみます。


すぐには消えない幻覚や幻聴。
このように、仲間の力を借りて、折り合いをつけながら生きていく術を身につけていくのです。

利用者 佐藤さん「べてるの家に来て、考え方が変わってきた。気持ちが和んできて、気が紛れてよかった」




松本キック氏「べてるの家では、 ある意味、病気は治せない と まで言っているそうです。それは、病気を治そうとすることで かえってそれにとらわれて余計に悪化してしまうこともあるから。自分を知ること、そして知った自分を仲間の前で話すこと、仲間の力を借りて改善していこうというところが素晴らしいと思う」


精神科医 斎藤環氏
「普通の精神科医にとっては驚くことがふたつある。ひとつは、通常は 幻覚妄想はゼロにしなくちゃいけない、治るまで薬飲まなくちゃいけないと考える。そういう考え方だから、幻覚妄想があります、って言っちゃうと薬増やされちゃう。あるいはとっかえひっかえいろんな薬を渡されてしまうわけです。
ふたつめは、われわれ精神科医の常識として、幻覚妄想は詳しく聞いちゃいけない、詳しく聞くと 悪化するから、っていうふうにわれわれは習った。べてるでは、 そういう ダメだっていうことを全部やっていて、それでうまくいっている。それが驚きです。薬を使っても 幻聴が確実に取れるとは限らない。薬が必要な部分もちょっとはある。けれど、たくさん飲みすぎると生活の質が下がってくる。あたまがうまくまわらないとか 眠気が出てくるとかで、社会的に難しくなるっていうこともある。使わない方法を べてるが あのように開発したっていうのは、すごいことだと思います。べてるの家は、ドクターが共同生活に非常に理解があって、積極的にそれを進めようとしている。スタッフが支えているってことも大きい」


IVAN氏
「幻覚妄想を抑える方法は、薬以外にも、音楽とか、人それぞれいろんな方法があると思う。そういうことが病気のない人たちにも理解されるような場が 全国に あればいい思う」

玉木氏
「専門家とか支援者も発想を変えていく、一緒にこれから作っていくみたいな形にしないと、当事者だけでもしんどいと思う」


ーーーーーーー


文字に起こしながら見ると、いやでも頭に入りますね。
勉強になりました!



次回のバリバラも べてるの家特集 その2 だそうです。楽しみです。






































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