タラら々日記 漢方の薬眞堂

何故か学生時代のあだ名はタラ。
薬剤師として、国際中医専門員として日々の暮らしの中での事を書いています。

有胃気則生

2016-12-28 | 最近の話題

『胃気があれば則ち生きる』                           在りし日の父(八ヶ岳にて)                       

今年の一月に父が93歳で他界しました。                  

肺炎と心不全でした。

父は一人暮らしでしたが、食事も洗濯も自分でして、パソコンで書き物をしたり元気にしていました。

11月に八ヶ岳に行きましたが、「咳きがでるから病院に行って薬をもらってきたよ。」と電話で言っていました。

やはり調子は良くなかったので 少し山道を歩きましたが、苦しくなって途中で待っていました。

でも、温泉は何度も入りました。

帰って3日後に苦しくなってレントゲンをとると胸水が溜まって半分の大きさになった肺は心臓を圧迫していました。

お正月あけくらいにCRPが上がってきて肺炎が悪化し、“心不全がある為食事をとると安静に出来ず心臓に負担がかかるから、点滴のみにします”と医師からつげられました。

それから1週間食事がでませんでした。

そんなに長く食事をさせてもらえないとは考えていなかったので医師にかけあったりしましたが、心不全の悪化が懸念されると

出してもらえませんでした。

父はお煎餅を少しづつ食べたりしていました。胃気はあったのです。

でも父の身体をやせ病気と戦えるとはとても思えない状況になってきていました。

『有胃気則生 無胃気則死 』

重病になった時、胃気(食欲)があれば生きられる、胃気がなければ死ぬという意味です。

脾胃は気血生化の源です。

飲食物から気血を生む所です。また脾の働きで出来た気血は後天の精で腎精を補充します。

胃気が重要なのはその為です。

気は免疫力も気です。

西洋医学は臓器をピンポイントでしか見ません。

心臓にとって安静は重要でしょう。

西洋医なら皆それがベストと考えるのだと思うので仕方ない事なのでしょう。

でも身体全体を考える中医学を学んだ者としては、心臓も身体の一部と言いたいと思います。

胃気があっても水穀(飲食物)がなければ、もう気血をつくることはかないません。

しばらくブログをお休みしてしまいましたが、また書いていこうと思います。

もう少しで今年も終りです。

皆様方が健やかで、良い年を迎えられますように願っております。

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