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遺品整理屋は見た”天国へのお引越しのお手伝い” 孤独死 自殺 遺品整理 不用品 遺言 ・・キーパーズ




6年ほど前の引越センター時代の話になります。

その日は仕事が終わるのが遅くなり、21:00ごろラーメン屋でスタッフと食事をしていました。
丁度、そのとき知り合いの引越センターから電話が有りました。

「今から引越をしてほしいと言う電話が有ったんですが、当社では対応できないので御社で対応してくれませんか?」というものです。


私はとりあえず電話をしてみますと答え電話を置きました。

「今からかぁ・・・・明日も早いしどうしよう・・・・」

と私が考えていると、スタッフの1人が

「今からですか?!僕はいいですよ今から行きましょうよ!」

私はスタッフの言葉に後押しされ請ける事にしました。

「もしもし○○引越センターのものですが、○○様ですか?」
「今から準備をして、向かいますがお部屋の状況をお知らせ下さい。」
「何階で間取りは何DKでしょうか?」
「料金は現金で○○位はかかりますけどお支払いは大丈夫ですか?」

お客さまは質問に答えるよりも慌てた声で。

「お金はありますのですぐに来てくれますか?」
「ト・・トラックには名前の入ってない無地で来て下さい、お願いします。」

結構慌てている様子。

それから詳細をお聞きし、出発!

現場に着きしばらく待っていると、うつむき加減の若者がやってきました。

実は、顔があまりはっきり見えなかったのですが、何か見たことありそうな気配がしてました。

とりあえず、部屋まで言って鍵を開けてもらおうとすると

「ちょっと待ってくれませんか、鍵をなくしたので鍵屋さんを呼んでいますので」

と言う事でした。

しばらく待っているうちに鍵屋が来て鍵を開けてくれました、部屋は2DK夜逃げなので全てを持って行く必用はありません、ゆっくりと作業をする間もないので最低限の必用な荷物に絞って頂き作業を開始しました。


このときに照明をつけてお客さんの顔がはっきり分りました、

「あっ!○○さんじゃないですか!?」

私の予感は当たってました、前回も夜逃げをお手伝いしたお客さんだったのです。

「なんで知らない顔をするのですか?」

と私が言いますと。

「すみません、まさか御社が来るとは思わなくてびっくりしてたのと、もしかして人違いかも知れないので・・・・なんせ恥ずかしい事ですし。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

変なもので作業が始まると私たちもお客さんの立場になってきて、いかに見つからないようにすばやく出発できるかを意識するようになります。
足音や車のライトなどは特に敏感になります。


順調に運び出しも進み作業も最終段階にきてトラックに荷物を運び込もうとした瞬間でした、黒塗りのプレジデントが近づいて来たのです!
スタッフ全員動きが止まります・・・・・

「しまった!見つかってしまった?・?・?」

息を凍らせてしばらくは、車に視線は釘付けです。
駐車場に車が止まり、私は「もう駄目だ!アウト!」と半分諦めていましたがまだ分りません、しばらくし車のドアが開いて男性が降りて来ました。

体中に力が入ります、一歩ずつ男性が近づいてきます。。。。

そのときですお客さんがエレベーターから降りてきたのです!

お客さんは、その人の顔を見た瞬間にエレベーターを締め部屋に戻って鍵をかけて閉じこもってしまいました。

男性は階段で部屋まで行ってからしばらくして降りてきました。

私はお客さんの携帯に電話をしましたが電話には出てくれません、困どうしたものかと困っていると。

「引越屋さん、今日彼に引越されるとまずいんですわ!今日の料金はいくらですか?費用は払うから帰ってくれまへんか?」

一見、やくざっぽい男性がそう言って近づいてきました。

私たちは、仕方なく荷物を部屋の前まで運び料金を貰って帰りました。


・・・・・・・・・・その後彼はどうなったかはわかりません。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ここ数年は夜逃げ依頼は全く無くなりましたが、バブル崩壊後には、毎日のように夜逃げの電話が鳴っていたことも有りました。
夜逃げのリピート、夜逃げの紹介、昼逃げ、強制執行・・・・・
関係の無い私もやくざに追いかけられたり、連れて行かれそうになった事も有りますが、私の知らないところではまだ有るのかも知れません。


どちらが正しいのか?分りませんが夜逃げをしなくてはならない状況になった方には申し訳ないけど、責任が無いとは言えませんね。

中には真面目に働いていたのに保証人になってしまい、やむ終えず夜逃げをした方もおられます、このときは辛いお話しをお聞きしてあげる事もありました。

世の中は何が突然起こるかわかりませんね。


※彼は鍵を無くしたと言っていましたが実は、家賃を滞納して家主に鍵を換えられていたのです。







コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
トラックバックありがとございます。 (purimiya)
2006-01-20 09:47:11
なんだかホントに夜逃げだったのかもしれません。
うちのマンションは挨拶しても俯いたままの人が意外と多かったんですよ。挨拶は基本だろ!って思うんですけどね。もしかしたら色んな事情を抱えた人が多いのかもしれませんね、いまの世の中は。
 
 
 
ありがとうございます (管理人)
2006-01-20 15:14:39
コメントどうもありがとうございます       今後とも宜しくお願いします。
 
 
 
トラックバックありがとうございます。 (stricky)
2006-01-20 19:52:22
 正直トラックバックって何なのかが判らないでやっているのですが、ここに来てみたらトラックバックありがとうございます。ってコメントがあったのでトラックバックされたらお礼のコメントを入れるもんなんだな〜くらいの感じでコメント書いております。
 わたくし秋田県民なのですが秋田では夜逃げはあまりありません。生活苦による犯罪というのが少ないです。(夜逃げを犯罪と言っているわけではなく、窃盗・強盗のこと)
 なぜなら秋田県民はなんかあったらまず自殺するからです。それがきっとその地域では美徳なんだと思います。多少悪いことをしてても生き延びようとするバイタリティが欠けているのでもあるのでしょうが。
 
 
 
トラバありがとうございます (みー)
2006-02-02 02:12:29
最初、なぜ私のブログにトラバしてくださったのかちょっと疑問でしたが、以前葬儀屋で働いていたとこもあり、かなり興味深く読ませていただきました。。。

とてもステキな仕事をされていますね。
大変な事も多いと思いますが、これからも頑張ってください!
 
 
 
スミマセン・・・ (みー)
2006-02-02 02:13:20
URL入れ忘れました・・・
 
 
 
Unknown (ここ)
2007-05-24 13:42:00
こんにちは。
お久しぶりです。
夜逃げを繰り返す方もいるのですね。逃げ回る人生は嫌ですが、そういう人生を送ってらっしゃる方もいるんだな・・と。
なんだか悲しい話でした。
 
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