荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

三浦しをんの巻、ふたたび。

2014年10月07日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを
GyaO!にて映画【まほろ駅前多田便利軒】を観ました。

原作者・三浦しをんはこの作品で直木賞を受賞。

この、小説【まほろ駅前】はシリーズ化され、第三弾の【まほろ駅前狂騒曲】がもうすぐ映画化されます。

原作は一回しか読んでいないのですが、かなり忠実に映画化されている印象。

僕は瑛太も松田龍平も好きな役者さんなので、それだけでまぁまぁ面白く観劇出来ました。

作品トーンは、セリフをそこそこ削って、BGM挿入も少な目、妙な間を設ける、といった近年よく観るパターンです。

主題歌が、くるりってのもセオリー通りですなぁ。

それなりにアクションもあるので、もうちょっとテンポ良くしたらいいのに。

もちろん、原作とは雰囲気が違っては来ると思いますけど。



さて、原作では松田龍平演じる行天は寝てばっかりなんですが、これが映画【探偵はBARにいる】で松田龍平演じた高田とキャラがカブるんです。

しかしながら、映画を観てみますと行天はそんなに寝てばかりってわけでもないんですね。

風貌もこざっぱりした高田に比べると、行天のそれはホームレスすれすれ。

キャラの差別化に成功していると思います。

お父さんも役作りを徹底的にしましたからねぇ・・・・・・・・・・、っと遠い眼をしてしまいました。



お父さんネタが挿入されていたのには笑いました。

瑛太『なんじゃ~こりゃ~!』

松田龍平『誰?全然似てない』

もっとも、お若い方にゃ分からんでしょうが。



さて、松田龍平は【まほろ】では瑛太、【探BAR】では大泉洋とバディを組んでいます。

んで、瑛太と大泉洋は【ラッキーセブン】で探偵をやってます。

便利屋も探偵みたいなもの。

探偵キャラなんですな。

ま、お父さんも探偵でしたし。



最後に

『持ってないふりして、お前は全部持ってる(中略)なのに何も持っていないと思ってるお前は傲慢で無神経だ!』

瑛太が松田龍平に放った言葉です。

シンプル生活を推進する身として、なかなか深い言葉だと感じました。





若き日のお父さんと風吹ジュン。バックでパコパコ中、お父さんは飲み食い、風吹ジュンは喫煙。

小学6年生にとって衝撃のファッ○シーンでした。



過去の記事。

三浦しをんの巻。


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