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接種は原則1回=小学6年以下、免疫不全者は2回

2009-10-17 05:38:26 | 新型インフルエンザ
10月16日19時42分配信 時事通信

新型ワクチン、接種は原則1回=小学6年以下、免疫不全者は2回

 厚生労働省は16日、新型インフルエンザワクチンについての意見交換会を開き、出席した専門家らは、国産ワクチンの接種回数を原則1回とする方針で合意した。同省は長妻昭厚労相に報告し、近く最終決定する。
 意見交換会で国立病院機構は、国産ワクチンの臨床試験を行ったところ、1回の接種で十分な免疫が得られたとの中間報告を公表。専門家らはこれまでの2回接種の方針を改め、輸入ワクチンを打つとされていた中学・高校生らにも、国産ワクチンが割り当てられる可能性が出てきた。
 専門家らの合意によると、1回接種となるのは医療従事者と1歳未満の乳児の保護者、妊婦、中学・高校生、高齢者。持病のある人も基本的に1回接種だが、白血病やエイズウイルス(HIV)感染などで免疫状態が悪化している人は、医師の判断で2回接種もできる。1歳以上小学6年までの子どもは1回接種では効果が足りない可能性があり、原則的に2回接種とする。
 臨床試験は9月中旬に開始し、健康な成人200人に北里研究所の製造したワクチンを接種。うち血液を採取できた194人について分析したところ、通常の分量を1回接種した96人のうち、75%に当たる72人が十分な抗体を獲得していた。98人には分量を2倍に増やしたワクチンを接種したところ、抗体の保有率は87.8%に上昇したという。

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国産ワクチン、13歳以上は1回接種に
10月16日14時38分配信 読売新聞

 新型インフルエンザの国産ワクチンについて、厚生労働省は16日、これまで2回接種としていた方針を見直し、優先接種対象者のうち13歳以上は、原則1回接種とすることを決めた。

 専門家らの意見交換会が同日開かれ、健康な成人に実施した臨床試験の結果、1回の接種で有効性が確認されたとする報告があり、合意に至った。

 厚労省は来週にも接種計画を見直す。対象者のうち、優先順位が低かったグループの接種スケジュールが前倒しになるほか、輸入ワクチンを使用することが前提だった中高生などの接種対象者にも国産ワクチンが使える見込み。

 国産ワクチンの臨床試験は、9月17日から国立病院機構で、20歳以上の健康な成人を対象に実施。通常量のワクチンを接種した96人中72人(75%)で新型インフルに対する免疫物質(抗体)が増加した。

 一方、副作用は接種者全体のうち45・9%に見られ、多くは局所の腫れや痛みだったが、ショック症状など重い副作用が2人に出た。

 1回接種となるのは医療従事者のほか、▽妊婦▽持病のある人▽1歳未満の乳児の保護者▽13歳以上の中高生▽65歳以上の高齢者。

 持病のある人で免疫力が低下している人などは、主治医らの判断で2回接種できる方向で検討している。13歳未満の小児は、通常の季節性インフルエンザワクチンと同様、2回接種を維持する。
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