泣こかい飛ぼかい

泣こよかひっ飛べ、って気合を入れたいんだけど

短歌 立春のころ

2017-02-13 | 短歌

春耕に息吹きかえす田園は朝日あまねく浴びて輝く
 


 
立春の間近となりし筑後川翡翠の声川面にひびく
 
翡翠の小魚を狩る早業にシャッターチャンス今朝もかなわず
 
 

 
 
翡翠の写真極むとうカメラマン迷彩服に身をつつみおり
 
 
はつかなる風に吹かれて寒菊は香りをふふむ雫をこぼす
 
堀りたての大根蕪青つやめきて今が旬とて農婦の持ち来
 
壺に挿すろう梅の花かがやきて甘き香りの居間にただよう
 
ろう梅の枯花ついばむ二羽の鵯空腹なるや氷雨の中に
 
 
温泉を共にめぐりし病む友に柚子を浮かべんホスピスの湯
 
子に孫に妣伝承の手鞠唄薩摩おごじょの訛いとしき
 
八十路越え主婦現役の喜びを姉は気負わずしみじみ語る
 
 
夕暮れの街頭かしまし椋鳥の塒もとめて右往左往す
 
街路樹を伐採されし椋鳥は寒夜さまよい塒求めん
 
男らは終電までのひと時を屋台のベンチに酒酌み交わす
 
夕暮をひとり角打ちすサラリーマン背にただようひと日の重み
 
 

今月の題詠   林 
 
亡き父の育てし森林売りに出し二束三文と村人は告ぐ
 
禿山に植林すれば補助ありと励みきし人ら皆老いずきぬ
 
林業を生業とせし兄外材におされ生計たたずなるとう



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