泣こかい飛ぼかい

泣こよかひっ飛べ、って気合を入れたいんだけど

若葉映える季節の短歌

2017-05-14 | 短歌

今月の短歌集

 

白バラに止まり遊べる天道虫背のドットが朝日に光る
 
花大根むらさき匂う筑後路はいまだ花冷え朝の散歩に
 
海棠の花に南風吹き夕暮れを赤き小鈴を揺らして鳴らす
 
柿の木の若葉の蔭に早々と角ぐみ息吹く丸き蕾の
 
  
木瓜が咲き山吹散りて庭先に今は盛りの藤しだれ咲く
 
桜桃の熟れしつぶら実喰いつくす鵯に瞬時の敵意をいだく
 
野苺の白花咲ける里山に姉と連れ立ち山菜を摘む
 
 
春嵐楠の古葉を吹き散らしま青の空に若葉が映ゆる
 
長病みの兄を看取りし里の姉一周忌すぎ趣味を楽しむ
 
寝たきりの兄の介護に明けくれて老いたる姉に安らぎあれよ
 

 
望郷の思いは父母の在りてこそ世代変りて遠くなりゆく
 
古里にゆくりなく遇いし旧友に旧姓問うをしばしためらう
 
田舎より届きし草餅ふっくらと遠き記憶の春の香のたつ
 
藤の花ゆるる日陰に憩う時虫の羽音の耳にやさしも
 
 
今月の題詠   「 緑 」
 
緑陰の深くなりたる桜木の寡黙となりてはや夏はきぬ
 
水ぬるむ筑紫次郎の水草の緑ふくらみ鷺もいきづく
 
明日葉の緑の若葉おひたしに夕餉の膳に彩りそゆる


 

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