泣こかい飛ぼかい

泣こよかひっ飛べ、って気合を入れたいんだけど

今は彼岸花が咲き

2016-09-18 | 短歌

今月の短歌 

 

朝採りの土付き枝豆玄関に友来たるらし地下足袋の跡

 

リンゴかと見紛うほどの木瓜の実の熟するごとに香りをませり

 

寒蝉の今をかぎりに啼く庭に日毎色付く早生柿ひとつ

 

風鈴の音ここちよき旅の宿水引草の小花こぼるる

 

 

湯の宿に秋の七草活けられて旅の疲れを暫しいやせり

 

父母の遺愛の田畑休耕に泡立ち草のきそいて茂る

 

茅茂る休耕田畑おちこちに寂しさつのる古里の景

 

 

 

御祖より継ぎたる家を見限りて一軒二軒と若者ら去る

 

 

清流の音になごめる古里は過疎化すすみて釣人も見ず

 

庭先に妣が愛でいし女郎花供花となせり三回忌の日に

 

 

体温を超える酷暑のきびしさに身体も心も枯渇寸前

 

健忘と記憶力低下おのずから老人力と共に受けとむ

 

 

一人居の友身罷りしマンションにグループホームの案内届く

 

物不足苦しき日々を生き抜きし友の遺品の始末ためらう

 

柿の木の木陰に茗荷のふたつみつ淡き月光のごとく灯りぬ

 

 

題詠 鯉のぼり

 

蒼空に群れて泳げる鯉のぼり出で湯の里の川面に映ゆる

 

四人目に男の子の生まれし農の家ひときわ高く鯉のぼり立つ

 

亡き父が釣り上げしとう大真鯉魚拓となりて今も泳げり

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