ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

At Newport 1960 / Muddy Waters

2016年12月24日 | ブルース

At Newport 1960 / Muddy Waters (1960)

御大マディ・ウォータース(Muddy Waters)の名ライヴ盤。1960年のロードアイランド州で開催された「Newport Jazz Festival」でのライヴ録音。ちなみにマディが抱えているギターはセミアコだが、自分のフェンダーをステージに置いてきてしまったので、ジョン・リー(John Lee Hooker)のを借りて撮影したのだとか。この時のラインナップは以下の通り。

Otis Spann (piano,vocals)
Pat Hare (guitar)
James Cotton (harmonica)
Andrew Stevens (bass)
Francis Clay (drums)

ライヴは7月に開催され、同年11月に8曲入りで発売されているのだから、かなり素早いプロダクションだ。このCDでは音源がリマスターされ、曲数も増やされての登場。1960年と言えばマディの年齢は47歳。この頃の映像を見ると後年の聖人然としたどっしり感はまだ出ていないものの、逆に(女性ファンを)ブイブイ言わせていた頃だろう勢いの良さがある。バックの面々もそれぞれが単発でいけるほどのメンバーだから文句無しにいい。どちらかと言うとカントリー・ブルース色の強いマディが、完全にエレクトリック・シカゴ・ブルースの頂点として君臨している様子を捉えた記念すべきライヴ盤だ。

とはいえ、実際にはアメリカ本国での彼らブルース・マンの扱いは今ひとつで、1963年にストーンズ(The Rolling Stones)の連中がアメリカに渡ってチェス・スタジオで録音した時も、マディは建物のペンキ塗りをしていたっていう逸話が残っているくらいだからヒドイものだ。後年のインタビューでも「イギリスの若い連中に曲を盗まれて悔しくないか」という質問に、彼らが発掘してくれなかったらアメリカでは無視されたままだった旨の発言を残している。だからマディはストーンズの連中との共演でも、彼らホワイト・ボーイを「Son(息子)」と呼んだのだろう。

中古店にて購入(¥540)

  • CD (2001/2/27)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Original recording remastered, Import, Live
  • Label : Chess
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