ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Sticky Fingers (Spanish Vinyl Re-issue) / The Rolling Stones

2013年05月12日 | アナログ・レコード

Sticky

Sticky Fingers (Spanish Vinyl Re-issue) / The Rolling Stones (1971)

ローリング・ストーンズの名盤「スティッキー・フィンガーズ」。このアルバムのアナログ・ジャケットには2種類以上のバリエーションがある事は良く知られている。今回購入したのはスペイン盤でカラー・ビニール(オレンジ)。ちなみに一般的なジャケはこちら↓。

Rollingstonesstickyfingersfront

レコード・ジャケットに本物のジッパーが取り付けられており、下に下げると中のインナー(下)の下着姿がちらりと見られるようになっている(下のように全体が見られる訳ではない)。久しぶりに引っ張り出してきたが、凝ってるなぁ。

Stickyfingers2_2

のちにCDで復刻された時もこれを模したジッパー付きのタイプが出されたが、やっぱりこの傑作アートワークにおいてはアナログ・レコードの迫力にはどうしてもかなわない。

有名な話だが、スペイン盤はジッパー・ジャケと収録曲「Sister Morphine」が卑猥だという事でジャケが前出のものに、収録曲は「Let It Rock」のライヴ・ヴァージョンに変更された。ジッパー・ジャケの右のインナーは表からは見られないので、明らかに缶詰ジャケの方が「危ない」と思うんだが…(タイトル通りではあるが)。ちなみにこのジッパー・ジャケ、棚に入れておくと他のアルバムを傷つけるという厄介者で(笑)、自分は段ボールを切ってジッパーにあててある。

自分はアナログのアルバム・ジャケットをインテリアとして飾っているので  いつかは欲しいと思っていたこのジャケ。95年だったかオフィシャルでポスター(リトグラフ)として発売はされていたが購入出来ず、今回アナログ・レコードを購入して、めでたし、めでたしといくかと言えばそうはいきません。実はこれ再発盤。しかも80年代に再発されたものではなく、最近再発されたもの。オリジナルと直接比較した訳ではないが、ジャケは少し不鮮明だし、レーベルに「Let It Rock」の表記はあるものの、なんと「Sister Morphine」が収録されているというトンデモ盤! ストーンズ・レーベルのロゴは印刷されているがどうも怪しく、スペインかどうかは分からないがどこかの会社が勝手に再発したっぽい。それが何とつい最近までHMVで購入可だったのだ。

以前から海外の掲示板などでもこの盤については問題が指摘されていたので自分は当然分かっていて買いました。音源はすでに珍しいものではなくなっているし、トンデモ盤だろう事も覚悟の上。オリジナル盤や80年代再発盤は中古レコード屋で何度も見かけた事があるが、程度の良いものはお高くて…。邪道だろうが、どうしてもこのジャケを部屋に飾ってみたかった…。この値段ならインテリアとしては安いものだ…(←自分を納得させるため無理やり正当化している)。購入しようとしている方は要注意です(いないか…)。

オークションにて購入(¥2,448)

コメント
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