この夏の影響。

あっという間に９月ですね。
まだすごく暑くなる日があるのかもしれませんが、
朝晩、秋の気配が。

それにしても、この夏は
特に気候的になんだかあまりにも
いつもの夏と違う感じがしていました。

暑すぎることもありましたが、
全国的に見ると
早すぎる時期での台風や
降りすぎる雨、
竜巻が起きたり、大きなひょうが降ったり。。。

言葉で並べるとそのようなことが理由ということになるのですが、
理屈ではなく体感的にずいぶんヘンな感じがしていました。

整体の仕事をさせてもらっていると
自分だけでなく心身に影響を受けられている方が
結構おられたことも実感として感じました。

そして、今年の夏は自分に取ってあまり馴染みのない体調の崩され方を
されてる方も多かったように感じました。

皆さん、特に整体などの知識がなくても
それぞれご自身の身体とは長く付き合ってこられているので、
マイナートラブル的なことであれば

「ああ、こういう時って、
自分はこういう風にしたら調子が戻りやすいんだよね」

と自然に対処して回復できていたり、
いつもの対処法というものを持っておられて
それでクリアできていたりすると思うのですが、
この夏はなんだか、その　“いつもの”　では
対処できない症状や、これまでに馴染みの無い症状
に少し戸惑われた方が多かったような気もします。

この夏の気候の特異さと
これまでとはちょっと違う
身体的な特異な感じというのは
きっと、いろんな意味でつながっているんだろうなと感じました。

自然と心身ってやっぱりひとつながりだなあと
そんなことを改めて実感した感じがします。

そんなこと当然やん！今さら！？
って自分でもツッコミ入れたくなりますが、
もちろんこれまでもそうだと思ってはいましたが、
ここまで強く“実感”という感じはなかったのかもしれません。

すごく当たり前のことなのですが、そのことを実感すると、
自分も地球上の他の生き物たちと同じその一種、動物なんだなぁ、
自然界の一部なんだなあ、とか、
更にもうちょっと深めていくと、
自分も小さい小さい粒子にまで分解して考えると
地球を作ってる成分と同じもので出来てるから
地球に起きてるのと同じような状態が
自分の心身に同じように起きてもおかしくないよねとか、
そんなことも感じたり…。

そして、それを感じると理屈ではなく
なんとなく深いところから嬉しいという感覚が湧いてきました。

特異な夏の影響でそんなことを実感するに至ってると考えると、
悠長なことを言ってる場合ではないのかもしれませんが、
自分も地球上の自然の一部、動物、生き物の一種なんだなぁ、
という実感はやはりなんだか嬉しい感じ、喜びがジワっとくる感じが。

嬉しい感じ、この喜びはどこからくるのかについてはあまり分析していませんが、
でも嬉しい、喜び、と感じるものはもっと強めていっていいはず。

そうはいっても、別に大したことをするわけではないのですが、
そう感じたときから、自分も自然の一部、他の生き物たちと同じその一種というかいう感覚を
ちょっと強めに意識するというか、
そのモードで居る時間をいつもより長めにしてる
という感じにしています。

ただ、それだけなのですが、
妙にいろんなものにちょっとした愛おしさが増してきている感じがします。

そして、いつもの街路樹や道端の草や、遠くに見える山並みや
足元の小さい虫や、家にいる小さい仲間たちにも、
差が無くちょっと鮮明さが増し、
ちょっと存在感が増し、
ちょっと素敵さが増し…
そんなことが起きてきています。

あと、自分も自然の一部、他の生き物たちと同じその一種
という感覚に浸っていくと
アレコレアレコレ考えるアタマがちょっとおとなしく静かになってきて、
周りのものの存在感が鮮明になってくる感じがします。

特異な夏に連動して起きた
身体の特異な変調ということを通じて
こんなことを感じる流れになるなんて思ってなかったのですが、
ありがたく今年の夏からのプレゼントとして受け取っておこうと思います。