ベートーヴェンは当時の売れっ子ピアニストであったことが知られていますが、ヴァイオリンを弾けたのかどうか疑問に思っていました。多少は弾けたかも知れませんが、ヴァイオリニストの助言を貰って作曲と言う話はよくありますので、そのような事かとも思っていました。
先輩のモーツァルトは父親がヴァイオリニストだったので、父親が教えたのではないかと思いますし、彼が使用したヴァイオリンも現存していますので、それこそモーツァルトのコンチェルトくらいは弾けたかも知れません。
先日６月２７日の「らららクラシック」を録画しておいたら、ベートーヴェンは当時の著名なヴァイオリニスト、シュヴァンツィヒ（1776－1830）に習っていて、かなり弾けたと言うことが分かりました。ただ、別の情報によればその時２４歳だったらしく、大人になってから習っている事になりますから、多少マイナスイメージはありますが。
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の習作（練習のための作品）として知られる二つのロマンスのうち、第一番ト長調の方にはソロヴァイオリンが無伴奏で弾く重音の部分があり、ヴァイオリンをかなり弾ける人が書いたのではと言う気がします。
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