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ラグビーと野球とバスケとサッカーが好きな主に暇人観戦記です。お暇なときにどうぞ。

日本シリーズ第5戦

2007-11-02 00:28:06 | 野球
決まりましたね。中日ドラゴンズが日本一で。地元名古屋で決めました。

8回まで先発山井が完全試合ペース。でも落合監督はあくまで「勝負」にこだわって岩瀬を投入。2人で完全試合ですから驚きです。この交代に関してはいろいろな意見があるでしょうが、日本シリーズはたった一つのミスで流れが変わる事が多いので磐石なリレーで勝ちを求めた落合采配はOKだと思います。シーズン中ならまだしも日本シリーズはあくまで勝敗がすべてですから。

ファイターズも先発ダルビッシュが力投。しかし打線が中日の計算された守備もあって完全に押さえ込まれました。2戦目以降中日の前に完敗でしたが、パリーグを制覇したことには変わりないわけですから、十分胸張っていいとは思います。残念だったのは田中幸雄がこれで引退する事でしょうか。

そんな日本シリーズのMVPには中村紀洋が選ばれました。

オリックスを事実上の解雇をされどの球団からも声がかからなかった彼に落合監督が練習生として招きました。練習生から契約し年俸は600万円。今思うと開幕のスワローズ戦。右打ちを心掛けて逆転勝ちに貢献するタイムリーを打った時すでに今シーズンの彼が出来上がっていたのかもしれませんね。スワローズも古田監督が中村獲得に動いたのですが、イメージダウンを気にするフロントが「無能」だったため獲得できませんでした。ただ古田監督が中村を操縦できたかは謎ですけどね。中村の腰の状態は最悪だったみたいですが休むことなくチームバッテングを1年間通してやってきました。スワローズも大事な場面でことごとくやられました。その度に「獲るべきだったよね」と思ってしまいましたね。

お立ち台で彼は人目もはばからず号泣。チームメイトにファンに感謝の挨拶をしてる姿に人間って追い詰められた時に逃げずに努力すると良い意味で変われるんだなと思いましたね。本当に勉強になりました。今シーズンの中村紀洋はある意味「奇跡」のシーズンだったような気がします。完全試合で抑えた中日投手陣もある意味「奇跡」。でも中日の日本一だけは改めて振り返ると「必然」だったような気がしますね。その象徴の一つが「中村獲得」だったと思います。

「ドラゴンズさん感謝しています。」

中村紀洋がお立ち台で泣きながら発した一言。思わず泣いてしまいました。日本の野球も捨てたもんじゃないですよ。彼みたいなプレーヤーがいるのですから。

福岡ソフトバンクの破壊力に対抗して千葉ロッテや北海道日本ハムが出てきた事で活気ついたシーズンが続いている。セリーグはようやく中日を軸にシーズンが進みそうである。中日のバランス取れた野球をセリーグの5球団がどのようなチームを作って攻略するか、それとも中日の時代を作られてしまうか・・・・・セリーグもようやく活気溢れるシーズンが来シーズン以降始まりそうである。

来シーズンが待ち遠しいなぁ・・・・・。

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