kazzdokkのひとりごと

酒呑みの翁の日常の出来事

北陸紀行(其の弐)

2017年02月24日 | Weblog

科学的根拠はないが爺は晴れ男である。

旅行に行って、雨が降って困ったことがない。
自称雨女の娘3号と、天気予報が雨時々曇りの時に、木更津のアウトレットに行ったことがあり、その時も買い物が終わるまで雨は降らず、娘3号の運転する車で帰る途中、アクアラインのトンネルを抜けるともの凄い集中豪雨となったが、家に着くと雨は止んでいた。
まあ、こんな調子で、雨に祟られて困ったことがほとんど無い。

今回の旅行はツアーなので、天気が悪いからとキャンセルは出来ない。数日前から天気が気になり、天気予報を見ていたのだが、雨時々曇り、曇のち雪、こんな予報が続いていた。
晴れ男であるが、もしもの時のために、念のため傘を持参した。
が、前日は金沢駅に着いて少し経った時に小雨がパラついたが、傘をさすほどではなかった。

朝起きてホテルの窓を開けてみると、明け方に雪が降ったのだろう、屋根や車に少しばかりの雪が積もっていた。
食事を摂るためホテルの本館に向かう時に、チラホラと雪が舞っていたが、天を見上げれば雲の切れ目から青空が覗いている。



ホテルの朝食はお決まりのバイキング形式。
このところ、めっきり胃が小さくなったので、コロッケ1、ウインナー3、小ぶりの焼き魚1、漬物、サラダ、これで十分。本当はビールを飲みたいところだったが、「まさか朝からは呑まないよね」と婆に牽制され、止む無く我慢した。



本日最初の観光地は、何度か来ている兼六園。
しかし、今日は今までとは違い、ガイドさんが付いている。
元ホテルマンで、ホテルが老人ホームになったことを機に葬儀屋に早変わり。定年退職後に兼六園のガイドを始めた67歳の元気なおじさんは、身振り手振りに加え、ギャグを織り交ぜ、我々団体客を盛り上げてくれる。



〈根上松〉

〈明治記念之標〉

〈霞ケ池〉

〈蓬莱島〉

〈唐崎松〉

〈徽軫灯篭〉


ガイドさんのテキパキした案内と軽妙な語り口で、効率的に分かりやすく園内を回ることができた。が、その後、バスを駐車したお土産屋さんに戻ると・・・
元ホテルマン・葬儀屋で、現兼六園のガイドさんの正体は、何とお土産屋さんの店員であったのだ。

次に向かったのは、古い街並みのひがし茶屋街。
時間が早かったのか、平日だったからか、ほとんどの店は閉まっていた。
金沢と言えば金箔。金箔商品を扱う店の奥には、何と金箔の蔵があり、外も中も黄金に輝いていた。







女房殿と伯母さんが喰いついたのが、昨日買ったお土産のきんつばと麩菓子の本店?がここにあったこと。
ひがし茶屋に店があったんだ、やっぱり有名どころのお菓子なんだね、買っておいて良かった~。
まあ、良しとしましょう。





次は、今回の旅行で、女房が一番楽しみにしていた永平寺へと向かう。
聞く人、聞く人、みんなが、永平寺は荘厳でとてつもなく大きい、と言うので気になっていたらしいが、実は永平寺御用達の胡麻豆腐が好きなだけというのを爺は知っている。

永平寺はやはり荘厳ででかい。こんなところで修行をすればりっぱなお坊さんになれるでしょうね。

〈永平寺入り口〉

〈参道〉

〈一葉観音〉

〈傘松閣絵天井〉

〈大すりこぎ棒〉


永平寺参拝を終え、女房殿が本当に楽しみにしていた昼食会場へ。
オプションの昼食は、おろし蕎麦、焼き鯖寿司に、何と胡麻豆腐が付いているのだ。
胡麻豆腐を口にした女房殿はご満悦。
爺は日本酒を注文してご満悦。





この後、ツアー工程表には書いてなかったが、東尋坊へ向かう途中に”竹人形の里”という竹細工工房に立ち寄った。
細かい作業が好きな女房殿は、竹の繊維を極細に切り裂いた人形の毛に感動。
「あ~、ここが家の近くにあったら、絶対に竹細工教室に通ったのに~」
・・・近くになくて良かった~。
爺は、真に竹から生まれた”かや姫”の素晴らしさに心を奪われた。







さ~、いよいよ本日最後の観光地である東尋坊へ。
日本海の荒波が刻んだ断崖絶壁は、迫力満点。
爺と婆は、下の方まで下りて行ったが、84歳の伯母は自ら辞退。





9年前に東尋坊に来た時、娘1号に写真付きメールを送信したところ、おもろい返信があった。
📤 今、東尋坊と言う断崖絶壁に来てます。
📥 船越、いる?

今回は下の写真を添付してメールを送信した。
📤 今回は船越を見つけた!
📥 本当にいたの?
てなわけないよね~。



お土産が立ち並ぶ通りに面白いCAFEがあった。
スタバじゃなく、IWABA CAFE。



雨が降ることもなく、本日の観光はすべて完了。バスに揺られて加賀温泉郷の宿まで行く。
後は、風呂に入って、飯食って、寝るだけ。
バスに乗り込み、右のポケットからでワンカップを取り出し、チビチビとやり始めたが、バスの揺れで零れそうになるので、ついついゴクゴクと呑んでしまい、あっと言う間に一本空っぽに。でも、ご安心あれ、左のポッケにもう一本入ってますから。



加賀八汐はいかにも温泉街のホテルといった感じ。一行、浴衣に丹前で揃って夕食。
刺身やカニ、焼き魚に蓮根揚げ等沢山のおかずと、若くて美人を目の前にしての夕食はとても良いもんです。これに熱燗2本が加わり、爺の顔はおのずとだらしなくなる。



酒もなくなり、美人も夕食を食べ終え部屋に戻ってしまったので、爺もお土産に買っておいた”黒龍吟のとびら”を自室で呑みながら、スマホで天気予報を見る。
よし、明日も天気は良いようだ。
晴れ男の面目躍如。持参した傘は一度も開く必要がないようだ。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北陸紀行(其の壱) | トップ | 北陸紀行(其の参) »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
永平寺&東尋坊 (ゴッチのスープレックス)
2017-02-27 20:57:51
行ったことありません。行きたくなりました。
福井 (kazzdokk)
2017-02-27 21:36:44
どちらも、今回が2度目になりますが、冬の方が良いと感じました。でも、雪を見慣れているゴッチさんは別の季節の方が良いでしょうか。

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事