トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

北京風雷京劇団公演を観る

2008-10-21 02:16:53 | 演劇・舞台
 やっと京劇が観られる。初めて観たのは、2年位前だ。席はいま一つ満足できなかった。おいらは、観劇の時はなるべく前で観たい。役者の息遣いが感じられるくらいの近さが良い。

 今回は、最前列の真ん中あたりに座れた。京劇公演の時は、舞台の両袖に電光掲示板式の字幕が出る。でも、かぶりつきの席では、それは見ることはできない。今回は、パンフレットに台本が載っていたので、あらかじめそれを頭に入れて、役者の演技に集中しようと思った。

 最初の演目は、「扈家荘」(こかそう)。水滸伝の女傑、扈三娘と梁山泊の林中との立ち回り。この戦いで負けてから梁山泊の一員となる。京劇の音楽はいいな。

 次は「覇王別姫」。有名な「四面楚歌」のお話。項羽と虞美人の悲しい別れ。この劇をモチーフにした映画があった。今回のパンフレットには、明大教授の加藤徹氏の分かりやすい解説が載っていた。おかげで、観劇に大いに力を貸してくれた。虞美人の剣舞が見ものだった。加藤先生のおもしろい指摘があった。現在、我々が「漢民族」「漢字」などの名称を使うのは、漢の劉邦が楚の項羽に勝ったからで、もし項羽の方が勝っていたら、「楚民族」「楚語」になっていただろうと。

 最後の演目は、ご存じ「孫悟空大暴れ」。団長の岩松(ソン・イエン)さんが孫悟空を演じる。今回の公演では、竜宮城、地獄、天界の三か所での大暴れを一挙に上演した。この演目が一番の楽しみだった。アクロバットのような立ち回りの連続。妖怪や、鬼や、神様や、竜王などが登場してワクワクする話の展開。衣装も美しかった。ここで、又、加藤先生のお話。孫悟空のアイテムの筋斗雲(きんとうん)とは、本来は孫悟空が使う術の名前で、白い小さな雲に乗るシーンは本来は間違いだそうだ。一回トンボ返り(筋斗)を打つと、一瞬にして十万八千里の距離を進める術。そのトンボを切って進むのが本来の筋斗雲だそうだ。

 今日は、たっぷりと京劇を堪能できた。人間の表現力の可能性にいつも感心させられるのが、演劇の世界である。
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4 コメント

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高尚な芸術鑑賞ですねぇ~♪ (小町)
2008-10-21 17:40:30
観たことないのですが、凄い迫力なのでしょうか??

いいですねっ(^^)
また、機会を見つけて~楽しんでくださいねっ♪
楽しかったです (トッペイ)
2008-10-21 23:37:14
 庶民が楽しめるような演出を目指すのが、この劇団の方針です。元々は、庶民が支えてきた芸術ですから、高尚にしてはいけないようです。気軽に鑑賞すればよいと思います。
扈三娘も、林中も、花栄も (まろん)
2008-10-22 00:18:33
「水滸伝」は昔、民放でみました。
昔は為になるテレビが多かった気がします。
今はどうなのでしょうか?テレビを余り観ないので分かりません。
「孫悟空」はやはり、テレビ漫画でみました。

「水滸伝」は大好きなので、私も観てみたいです。
懐かしい (トッペイ)
2008-10-22 00:42:44
水滸伝は中村敦夫が主演していた番組だったような気がします。
 最近のテレビは、つまらない番組が多いです。

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