本当の戦いはここからだぜ

映画・特撮・アニメ・漫画などについて色々書いてます。気ままに更新中。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

俺が選んだ『2016年映画ベスト10』を発表するぜ!

2016-12-31 00:58:35 | 映画
こんにちは、かずひろ(@kazurex1215)です。

2016年もいよいよ残り1日、皆さんにとってこの一年はどうでしたか?少し私自身の事をお話しさせていただくと、色々ありましたが充実した一年となりました。
所属するサークルの運営を頑張ったり、バイト先の責任者として四苦八苦したり。インターネットにおいても、Twitterのフォロワーさんと実際にお会いしたり、仲良くしてもらっている方々が実は同い年だったり。色々振り返ってみて「一年ってあっという間だったなあ…」としみじみ。
今年の年始に少々お騒がせしたことは今でも申し訳なく思っています。ネットリテラシーに欠ける振る舞いでした。来年も今まで通り楽しくやっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!

さあ!こんな年の暮れに映画好きとしてやっておかねばならない事が残っている。一年間に劇場で鑑賞した映画のランキングを選定するという大事な仕事が!

今年はなんと劇場で35本もの映画を観ることが出来ました。ご存知の通り2016年は大作揃いで、観る映画がどれもこれも面白く、素晴らしい映画体験をさせてもらいました。
それではトップ10を発表しようと思います!
では参りましょう!


※以下ネタバレとは言わずとも物語の内容に触れる記述がありますのではご注意ください




















第10位『何者』


就活を通してギスギスした人間関係が描かれる内容かと思いきや、就活という舞台の上で「自分が何なのか」というアイデンティティに悩む若者たちが必死にもがく映画だった。淡々とした会話劇が続く展開なのに、飽きもせず見入ってしまうのは今を時めく若手俳優オールスターズの演技合戦の賜物だろう。どこか偏ったキャラクターを完璧に演じきる素晴らしいものだった。どこか上の空の佐藤健の視線の置き方、見ているこっちが辛くなるザ・意識高い系の二階堂ふみに、クリエイター気質で己の道を行こうとする岡田将生の鼻に付く態度、「うわぁ…」と目を覆いたくなったし何度背筋が痒くなったか。

物語終盤で佐藤健の裏アカがバレるシーン、それまでの呟きが演劇の形式で明らかになる演出が斬新で面白い。「この映画そのものが演劇のフィクションだったのか!?」と一瞬思えてしまった。
来年から就活を控える自分として、登場人物と同じ悩みにぶち当たるのだろうか。大学生の方にぜひ見てほしい作品。








9位『聲の形』


別冊少年マガジンで連載されていた「聲の形」を京都アニメーションが映画化した今作。セリフだけで説明し過ぎず表情の変化や仕草で心情を表したり、実写映画と遜色のない演出がとても印象的。美麗なイラストと登場人物の豊かな表情、劇中で手話が多用されるのでその細かな描き分け、さすが京アニだなと。

原作7巻を2時間弱にまとめた構成になっていて、改変も物語に沿った形だったので理想的だったし、石田と西宮メイン2人の人間ドラマは綺麗に仕上がっていたと思う。しかしそのメイン2人以外のキャラクターの心情変化が描ききれておらず、どこか尺不足な印象を受ける。特に植野(黒髪ロング)と川井(金髪メガネ)は、根本的な解決がなされていないし、「自分が何をしたのか分かってんのか!!!!」と聞きたい衝動に何度駆られたことか。

しかしこの映画が伝えたかったことや意図することはビシバシ伝わってきたし、明るく前向きなラストにはグッとくる。そして「聲の形」という作品を映画化したことに対して私は敬意を払いたい。“鑑賞する”行為を強いる映画館という空間で、目を背けずこの作品に触れられたことが自分にとって良かったかな。








8位『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマンVSゴースト&エグゼイドwithレジェンドライダー』


ウィザード~エグゼイドの5大ライダーが勢ぞろいする平成第二期を代表するお祭り映画。とはいえMOVIE大戦シリーズのお約束通りメインはエグゼイドとゴースト、この二作が共通とする「命」というテーマを根っこにドラマが進んでいく。TV本編よりタケルが男前になっていて「命、燃やすぜ!」のセリフが真の意味を果たしていたし、「変身できるかどうかなんて関係ない!」から満を持してゴーストへの変身はBGMと相まってめっちゃ燃えた。そして歴代ライダーの登場もリスペクトを込めた演出がされていたのはさすが坂本監督だ。仮面ライダードライブ=泊進之介の「変身できなくても俺は仮面ライダードライブだ!」と果敢に立ち向かう姿は胸がアツくなったし、寸での所でベルトさんを持って現れた仮面ライダー鎧武。(今回はベルトさん復活にちゃんとした理由がありました。)特にフラッと現れたウィザード=晴人の登場に懸念を示す声を多く見られたけど、本編最終回の「いつでも呼べ。必ず駆けつける。俺が最後の希望だ。」ってセリフがまさにこれだと思う。誰かが困っていれば、助けを求める声があれば必ず駆けつける。だからこそ永夢とタケルに対していったセリフ、「俺がお前たちの希望だ」なんだと。

メガホンを取った坂本監督の演出は好き嫌いが分かれやすいが、工夫で補っていたように思う。アクションばかりで飽きないようにカットが挟まれてたり、可能な限り展開に不都合が無いように気を配られた生身のアクションなどなど。怒涛のフォームチェンジラッシュにワイヤーアクション、ケレン味に溢れたド派手な画がたくさん観れて大満足だった。ゴーストとエグゼイドのタッグバトルを物語中盤にもってきたのは面白いけど、欲を言うならクライマックスで5大ライダーが協力しながら戦う展開が観たかった。せっかく集まったのに個人戦になっちゃったからね。でも久しぶりに、劇場公開されている仮面ライダーの映画を観に行ってリアルタイムに「面白かった!!」と思える体験が出来て良かった。








7位『ロストバケーション』


休暇中に訪れたビーチで人喰いサメに遭遇した医学生の決死のサバイバルを描いた作品。キャストも少なく全編がほとんどビーチのカットという低予算で制作された今作だが、シンプルなストーリー展開と海の美しさが活かされた映像美、そして鮫の恐怖が最大限に引き出された演出が実に魅力的だった。そこに確実にいるはずなのに姿がまるで見えない演出は「エイリアン」を思い出させる。サメが襲ってくるシーンでは叫び声が聞こえるも惨劇を目の当たりにする主人公の顔がアップにされたり、ビデオカメラで断片的に映るPOVの映像、物語は白昼堂々に展開するんだけど徹底的に“見えない”工夫がされていて恐怖心をどんどん煽ってくる。本当に怖い。

サーフィン中に鮫に襲われた主人公が、知能も高いサメに限られた道具で如何に立ち向かうのか。絶体絶命の状況と条件の中で知恵と勇気を振り絞る主人公がめちゃくちゃカッコいい。自分で傷を縫うシーンの痛々しさったらハンパじゃないけども。主演の医学生役を務めたブレイク・ライブリーは実生活では「デッドプール」主演のライアン・レイノルズの妻であり1児の母という事にも驚き。ほとんど彼女の一人芝居にも関わらず飽きがこなかったのは、彼女の演技力の賜物だと思う。予告編で「ジョーズ以来の鮫映画」という宣伝に恥じることのない21世紀を代表するパニック映画だったと思う。








6位『この世界の片隅に』


「観て良かった…」、心から感謝の気持ちに包まれる作品に初めて出逢った。戦時中の日本人の暮らしをすずさんという女性の半生を通して描いた作品なのだが、戦争を題材にした作品なのに湿っぽさがまるでない。戦争を描くうえで命のやり取りは避けて通れないし、当時の貧しい社会情勢、原爆、先に起こる出来事を我々は知っているからこそ、どうしても明るく突き抜けた作品に仕上げることは出来ない。しかし、この作品の凄い所はその悲しさよりも笑いや明るさ、観た人が元気になれる要素が強い部分にある。戦時中食べ物が少なければレシピを工夫して色々なアレンジを加えて料理したり、すずさんのどこか抜けた部分がありつつ優しくて穏やかな空気に癒されたり。ただただ生活の一部を切り取って画面に映し出しているだけなのに不思議とどんどん引き込まれていく。世代を超えて色んな人にぜひ見てほしい。








5位『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』


“2人のヒーローが対立する”という事に説得力のあるロジックと重みを持たせる事が出来るのは、MCUが積み重ねてきたシリーズ13作品の8年間があったからこそだ。トニーとスティーブ、2人の溝が後戻り出来ないほど深まる度に物語のエンタメ性が加速度的に増していく。空港でのヒーロー大乱戦は映像面での面白さがずば抜けていて各ヒーローの個性が爆発する。特に今作からMCU入りを果たしたスパイダーマンがスクリーン狭しと大活躍する姿は最高で、来年公開の「スパイダーマン ホームカミング」への期待が高まるばかり。フェイズ3の幕開けとなったMCU、これからどう展開していくにしても私は振り回されていくだろう。どうか「インフィニティ・ウォー」で見事に両者がアッセンブルしてくれることを願っている。

とはいえ、個人的にアイアンマン=トニー・スタークが好きで終盤の展開が非常に辛くて辛くてこんな記事を書いていました。
【感想】『シビル・ウォー』が浮き彫りにしたキャップの"エゴ"とトニーの"ヒロイズム"
スティーブ批判寄りの記事だったのでコメント欄が炎上まがいになったり、公開二カ月過ぎたころにトニー派の方々を中心にTwitterで凄く拡散されたおかげか、シビル・ウォーの感想記事として検索2位にまで浮上したこともありました。ありがたやありがたや。









4位『劇場版ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン!』


TVシリーズ「ウルトラマンX」の後日談であり完結編とも言える作品なんだけど、まあ泣きました。初代マンとティガへのリスペクトの捧げ方が素晴らしくって登場シーンとBGMに当時の思い出が呼び起こされた人も多いはず。そしてCGと特撮が見事に融合した"ハイブリッド"映像がこれまた見事で、ウルトラマン&防衛隊vs怪獣軍団がスクリーンに一堂に会した長回しのクライマックス夜戦は最高だった…。終盤、人の想いが奇跡を呼ぶ「まさにこれこそウルトラマン!!」な激アツ展開の数々に魂が震える。ウルトラマンと人間の関係性ってこうなんだなって再認識させられる。ウルトラシリーズの中でも随一の傑作なので、一見の価値アリです。

感想記事はこちら
【感想】「劇場版ウルトラマンX」が魅せたティガと初代の偉大なる"帰還"と怪獣特撮の"復活"








3位『GANTZ:O』


奥浩哉原作のSFサバイバルアクション漫画「GANTZ」を日本が誇る最新CG技術で、迫力と美麗な映像が押し寄せるフル3DCGアニメ映画として2016年に蘇った今作。何といっても見どころは、原作のうまみを最大限に引き出したクオリティで描かれる最高に素晴らしい映像美。GANTZスーツが持つ独特のレザーのような質感と黒光りする光沢感の素晴らしい再現度、背景から登場人物に至るまで2次元を3次元に極限まで近づけた実写と見紛うリアリティ、逆に実写では成し得ない斬新で大胆なカメラワークとアクションの数々、全編通して3DCGにしか出来ない唯一無二の演出に溢れていて、ただただ言葉に出来ないほど感動した。

と、映像表現の素晴らしさは言うまでもないが、それよりも「GANTZ」を全く知らない初見の方とこの映画を待ち侘びていた原作ファンの方、両者がどちらも楽しめる見事な脚本だった事に注目したい。話を進めるうえで上手く行われたキャラクターの取捨選択、主人公の加藤を"一般人"スタートにした改変によって、GANTZを全く知らない初見の観客と同じ視点にさせる。そして「大阪編」を一本の映画として成り立つために映画の軸となった加藤と杏のドラマ、「絶対に生きて還る」というどストレート過ぎるテーマが加藤の実直な性格とピッタリハマっていた。そしてGANTZヒロインたち、レイカと杏のエロさ(おっぱいが揺れまくる)と魅力が最高でした。CG映画の新しい可能性を開く作品になったと思うなあ。
続編を作ってほしい…。心から願っています…。








2位『シン・ゴジラ』


公開初日に大阪エキスポのレーザーIMAXという最高の環境でこの映画を鑑賞した。製作発表の段階からワクワクしていて今年一番の楽しみだった「シン・ゴジラ」。しかし、鑑賞後私が感じたのは「なんだこれ。つまらねえ…。」という感想だった。不必要なほど細かい字幕、長すぎるセリフを早口で一気に読み上げる役者たち、クセの強すぎるキャラ。そのどれもが今までのゴジラ映画ではあり得ないものばかり。恐らく私の中にある“ゴジラ映画とはこうあるもの”という概念は庵野秀明監督の考える“俺のゴジラ”によって真っ向から捻り潰されてしまった。その衝撃に耐えきれず、私はただただ圧倒されてしまったのだろう。

そんなこんなで色々考えるよりも2回目の鑑賞、めちゃくちゃ面白かった。縦割り行政の弊害、自衛隊が発砲できないジレンマ、そして与えられた場所で精いっぱいの限りを尽くし、絶対に諦めない日本人。我々日本人にしか撮れない、どれだけハリウッドがCGに優れていても真似することは出来ない唯一無二のゴジラ映画がそこにはあった。

私は結局この映画を3回も劇場で鑑賞した。もっとたくさん足を運んだ方も多いだろう。それほどにこの映画には、何度でも観たくなる面白さと発見に満ち溢れている。興行的な失敗もシリーズが途絶えた理由の一つに含むこのゴジラ映画が、つい今月の半ばまで劇場でロングランだったことが信じられない。本当にここまで話題になるなんて思わなかったなあ…。庵野秀明監督、スタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。

感想記事はこちら
【感想】全ての日本人に捧げたい「シン・ゴジラ」









1位『アイアムアヒーロー』
やっぱり今年観た映画の中ではこれがダントツに面白かった。全くのノーマークで期待も何も「なんか面白いらしいし観てみよ~~」という軽いノリで鑑賞するも、あまりに面白すぎて脳内処理が追い付かず興奮しっぱなし!ほんっとに!!めちゃくちゃ面白かったから!!皆見て!!!

具体的に言うと、街がパニックに陥って交通網が麻痺する高速道路のシーンは邦画とは思えない大規模なスケールで撮影されているし、思わず目をつむってしまう程の徹底的にグロさを追求した人体破壊描写と血しぶき、ゾンビのパニック映画=日本には相性が悪いイメージを払拭する素晴らしいカットの連続。

だけど一番の魅力は主人公の冴えない男、鈴木英雄が本当の"ヒーロー"になるまでを描いた正統派オリジンだった事。妄想癖で漫画家を目指すも未だにアシスタント止まり。実生活で何のとりえもない男が世界崩壊の危機に最後の希望として立ち上がる終盤の展開に燃えて燃えて燃えまくり。ヒーロー好きな私にはそれがツボで、もうテンションめちゃくちゃアガりました。ラスト30分に渡るゾンビ約100体vs英雄、この死闘は邦画の歴史に名を残すだろう。
この映画の感想は時間がかかっても必ずブログにアップしたいなと思っているので、その時はどうぞよろしくお願いします。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

というわけでこのような結果となりました。

1位『アイアムアヒーロー』
2位『シン・ゴジラ』
3位『GANTZ:O』
4位『劇場版ウルトラマンX』
5位『シビル・ウォー』
6位『この世界の片隅に』
7位『ロストバケーション』
8位『平成ジェネレーションズ』
9位『聲の形』
10位『何者』

本当にどの映画も面白い最高の1年でしたね。来年から私も就職活動が始まります。趣味もバイトも間違いなく時間は減るだろうし、ましてや映画館へもどれだけ足を運べるのか全く見当が付きません。とはいえ自分の時間も大切にしつつ、ブログもマイペースに更新していこうと思います。

それでは皆さん、良いお年を!!!
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 冬のライダー映画『MOVIE大戦... | トップ | 【告知】『進撃の巨人season2... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。