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Website『読書アクセス』の運営者カズノリによる業界・事業の動向まとめ

地域交流型飲食店事業

2017-04-29 18:01:58 | 対面型
都市化の進展は、高齢者の都市部への移動を含め急速に進んでいる。これは鉄道路線の利用者増加を見ると、都道府県よりミクロな世界で明らかだ。
実家近くでライフサイクルを完結しそうなマイルドヤンキーという層の増加を指摘する論者もいるが、実態は今もなお、「都市部への移行が多い」のではないかと思う。
しかし彼らの所得が十分に上がらないからイオンなどのモールが売上を伸ばし、地域密着の人が増えているかのように見えるのではないか。

・小樽~札幌間の路線利用者は、2014年度から2015年度にかけて2%増加
・仙台駅の一日平均乗車数は、2014年度の約8万3千人から2015年度は約8万5千人に増加
・大宮駅、新宿駅、横浜駅、船橋駅の一日平均乗車数も2012年度と2015年度を比べると全て増えており、年によって多少上下はあるが着実に増えてきている
それぞれJRのサイトからだが、他の駅の利用者も増加傾向だ。これは、大都市圏か地方都市であるかを問わず同じである。

つまり、駅から近いエリアに住み、通勤通学や買い物をするライフスタイルの人は増えているのだ。
移り住んだ人々はネットワークを持たない。高齢者であれば交流のあった人々も年々減少しているだろう。
ここに年齢層を問わずコミュニティ形成へのニーズを取り込む事業の潜在的可能性が見出だせる。

ここでは気軽に立ち寄り集まることのできる対面プラットフォームを検討したい。いつでも空いているサークルの部室のようなイメージだ。
基本業態を飲食店とすると、以下のようなビジネスモデルになるだろう。
①駅から近いエリアに店舗をもつ
②ネットや駅前でのPRによりコミュニティ参加者を集める
③イベント企画、実行、フォローによりコミュニティを強化拡大する
④飲食、イベントで利益を出す

利益を出すためには、例えば
・家賃水道光熱費が月に40万円
・自らの額面収入を40万円
・スタッフは全員パートで雇い月に合わせて10時間×30日×1000円=30万円

とすると、固定費だけで110万円。
飲食粗利、コミュニティサイトの広告費、イベントの粗利でこれを超えていかなければいけない。
各地域のニーズの特徴をとらえて収支プラスにできるか、腕の見せ所となるだろう。
ただ、飲食事業者が地域に根ざすことを今後も追求していけば、このような形態のビジネスにもいずれ到達するだろう。
近い将来に、コミュニティを形成し地域交流型のビジネスを行う飲食店が現れるというのが僕の見解である。

もしも運営にうまくいけば、社会の中の孤立の問題や、精神的不安につけこむような犯罪の防止など社会的意義も大きいのではないかとも思う。

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