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Website『読書アクセス』の運営者カズノリによる業界・事業の動向まとめ

じゃがいも栽培事業

2017-04-25 08:30:44 | 一般
じゃがいもは、そのままふかしても美味しく、ポテトサラダやプライドポテトになれば料理の添え物として、さらにはポテトチップスなどお菓子としても活躍している。
広い庭のある方であれば、個人で栽培することもいるだろう。

農林水産省の統計によれば、じゃがいもの日本での畑の面積、生産量とも減少している。特徴は以下の通りだ。
(1ha=1万平方メートル)
・2007年の作付面積は約8万5千ha、2016年は約7万5千ha
・2007年の収穫は約280万トン、2016年は約215万トン
・2016年の北海道の作付面積は約5万ha、収穫は約170万トン。北海道が面積も広く、収穫の生産性も高い
・北海道の作付面積は2015年から2016年で微増に転じた

ここから分かることは、作付面積も収穫も減り続けていることと、北海道の生産性は際立っており生産が増える可能性すらあることだ。
じゃがいもの広い用途を考えたとき、人口の減少以上のペースで収穫が減少していることから、輸入コストのある海外作物を考えても、効率的に作ることさえ出来れば商機が見出だせるのは確実だ。

じゃがいも栽培事業のプロセスは
①種イモの仕入れ
②畑で育てる
③販売する
というもので、これらは規模の経済が効くという特徴を備えており、広い農地の確保しやすい北海道での事業に明らかに適していたことが分かる。
それでは、今後もじゃがいも栽培事業は北海道の比率を高めていく動きをするのだろうか。

機械の自動化、センサー技術の高まりを考慮すれば、考えられるシナリオは以下の通り。
・企業の参入が2009年に全面自由化されて進んでいるため、機械の自動化技術に理解の深い企業が北海道その他に進出して生産を増やす
・ネットによる効率的な耕作機械のシェアにより、企業以外の中規模の農家も生産性を高め、都市化により空き地の出る全国で生産が増える(都市化につき未来予測の投資論参照)
・海外の生産性の高まりに敗北し、輸入でまかなえない数量=収穫量となるまで減少傾向が継続する。
(ただし、海外も人件費が上がってきていることと農業の機械化を考慮すれば考えにくいシナリオ)

以上から、今後は耕作機械のシェアや自動化技術の進展により、北海道や全国の郊外地区における企業のじゃがいも栽培事業が増加するというのが僕の見解だ。
あわせて、自動化により人件費が問題とならなくなれば、輸送費を考慮すれば、およそ農業の国内への回帰が進むとも考えている。
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