アクセスVISION

Website『読書アクセス』の運営者カズノリによる業界・事業の動向まとめ

目薬市場

2017-07-16 00:16:20 | 一般
日毎にスクリーンを見る時間が増え、目の疲れを感じる人が多いのではないかと思う。
そうなると投資家が気になるのは、これからの目薬製造事業は成長するのだろうか?ということだ。
目薬の日本市場でのリーダー企業の業績をみると、どの会社もここ数年の業績は増収増益か横ばいである。

①市場の必要とする効能を調べる
②材料を仕入れる
③効能のある目薬を製造する

という業務プロセスのなかで、目薬製造事業の競争ポイントを考える。高齢化などは特に影響しないため(目が疲れるのはどの世代も同じ)、技術動向から考える。
すると、
・②につき既にドラッグストアで安価に買えるから、コスト改革が劇的に進んで価格競争のイノベーションが起こることもなさそうだ。
医療用も同様にジェネリック薬品が多いと思われるので、変わらない筈だ。
・①③につき、効能は消費者ごとに目の疲れ等の要素を数値化し、ピンポイントに効く薬を処方する時代が来る可能性がある。
測定できるものは、全てセンサーの技術向上と低価格化で個人に適用されると思われる。例えば心臓の動きを見える化する装置の低価格化は、五月の日経新聞記事で紹介された。
これが眼球の動きまで測定できるようになると、症状は細かいレベルで分類されるようになり、合わせて薬を細かいレベルで開発するようにもなるだろう。
このとき競争力は製品の能力が数値化される分、シビアに問われるはずだ。
消費者はドラッグストアで気軽に薬剤師か看護士に目の疲れの数値化をしてもらえて、そこでは病気の兆候も早めに察知できるかもしれない。
細かい数値化の利用者は多いと思われるから、今後の主な競争ポイントは細やかさになるだろう。

・①③につき、もちろん音声インターフェースが増えれば家でAmazonエコーのようなものを使い目の疲れは幾分改善される。
しかし仕事は媒体を問わず記録や参考資料として書面を使うから、これが続くとすれば日中の疲れは残るし、遊びもVRのアトラクション等が広範囲に流行りだしたら、ますます目を使う機会が増えるだろう。市場規模は変わらないと言える。

よって、今後の事業動向を決めるのは①③の消費者の目の疲れ等の細やかな把握能力、薬剤開発による細やかな対応能力だ。
いつ頃その変化が劇的に起こるのかは分からないし、これは完全に推測だがセンサーの有力な研究者は、需要の見込まれる心臓や脳といった分野の研究に当分集中すると思う。
しかし数値化技術と対応目薬が出始めたら、市場の形は変わる。

以上から、目薬製造事業は今後、
・消費者ごとの細やかなニーズの把握が主な競争ポイントとなり、
・市場規模は仕事の自動化が進んで書面の利用局面が減らない限り、横ばいである
というのが僕の見解だ。

21世紀の投資
これからの個人投資家の在り方を考えた本
未来予測の投資論
投資に関連する未来予測の技術について述べている本

トピックVISION
諸々のトピックについて僕が情報を整理しているサイト
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« プログラミング教室市場 | トップ | 高齢者向けVR事業 »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。