ばーばのケベック日記

ケベック在住、ばーばの気まぐれ日記、日常に関する雑文が主です。

山本五十六と海の沈黙

2012年08月26日 | 暮らし

モントリオール国際映画祭がはじまったが猛暑がぶりかえし客足はいまひとつとか。アウトドア大好きな国民だから、キャンプや、カヤックや、プールのほうがいいみたい。コンペテイションから洩れた「山本五十六」を夫だけが観た。監督さんは北アメリカではじめての上映と話したそうです。アメリカでも上映したかったが今のとこ配給会社がみつからないと。心理映画で残酷な場面がないそうで、観ればよかったかなと後悔した。年と共に戦争映画がつらくなってきたからパスした。

夫の感想は10点中9点。「日本民族はどこか偉大なとこがある、僕達にはないものだ。」と賛美するから、「ケベックだってすばらしいとこいっぱいあるよ」と返答し、なんだか逆さま。客足は半分の入りで若い日本人女性が多かったとのこと。「日本女性は優しくて繊細で可愛いなー」とうっとり。内心「あのー、わたしも一応日本人なんですけど」。まっ、いっかー、たまに目の保養もしなくちゃね。

夫が鑑賞中、ひとりで古本屋めぐり。探したのは「海の沈黙」という第二次世界大戦時のレジスタンス作家ヴェルコールの原作。300円でみつけた。これは映画やテレビドラマにもなっており、はじめてドイツ将校と出会うジャンヌが弾いていた曲が、タローさんが子供のピアノ曲レッスンの最初の曲に選んだもの。

本を読んだり、音楽を聴いたりしながら、ふと男性の方がずっとずっと女性よりロマンチックじゃないのかしらと思った。私がそうだからかもしれないが、女性がそんなにロマンチストだと思えない。たまに夫が薔薇の花束買ってきても、うれしい反面、「これでひき肉が2KGは買える」とぴぴっと計算機が働いたりするから。花より団子は女性かも。

さて、「海の沈黙」のテレビドラマ、ロマンチストとは程遠い私もロマンチックでせつない物語にひかれました。ドラマは原作とは違いますが十分見ごたえあります。以下、二人の最初の出会いのピアノのシーンが見れます。

http://www.youtube.com/watch?v=EwvyCAhRbkw&feature=related


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