ばーばのケベック日記

ケベック在住、ばーばの気まぐれ日記、日常に関する雑文が主です。

冬支度

2016年10月20日 | 暮らし

 幼子の冬支度にと帽子編む

ちいちゃんは11か月の女の子。はいはいなんかお手の物。はいはい競争に参加したらベスト3に入るかも。ちいちゃんは狭い隙間が大好き。柱とテレビの間にみつけた狭い隙間を早速見つけてはひょいと入り込む。ちいちゃんはゴミ拾いも得意。絨毯に落ちてる糸の先っぽも素早く見つけて拾い上げる。ちいちゃんが今興味津々なのは障子。人差し指でつついたら人差し指大の穴が開いて、そこから覗くとお隣のお部屋が見えた。もう少し障子を破いたらどんどん穴が大きくなり、もっと大きくお隣のお部屋が見えた。

べりべりべり一、一生懸命にちいちゃんは障子を破る。すると突然お父さんの声がした。「こらっ、何してるんだ」ついで、歩く時に杖を離せないおじちゃんの声がした「あれれれ、だめだよそんなことしちゃ」生まれて初めて会った栗色の髪の毛の後ろの頭の禿げた男の人の声もした「めっ、だめだよ、そんなことしちゃ」ちいちゃんは3人の大きな男に叱られてうえーんと大きな声で泣いた。すると、ひいおばあちゃんや、おばさん達が「まあ、悪いことして叱られてるってわかってるのね」と感心してた。

ちいちゃんは、しょぼんとしておとなしくなった。でも、障子を破る誘惑には勝てない。おじちゃんやおばちゃんやお父さんお母さん達がお話に夢中になってる隙をみはからって障子破りを始めた。二つの桟に囲まれた障子を奇麗に破いてしまった。と、一斉に皆の目がちいちゃんに振り向いた。ちいちゃんはびくっとした。きっと前よりも大きく叱られるんだろうと。でも、大きな笑い声がおこった。おじちゃんもおばちゃんも笑い転げてた。ちいちゃんは、それをみてなんだか得意な気持ちになってえへつと笑った。

少子高齢化社会は統計みなくても自分ちの周りをみるだけで明らか。圧倒的に少子高齢化社会の縮図そのもの。甥も姪も、独身か、あるいは子供が欲しくないのかできないのか、14歳の中学生の女の子以外いない。で、14年ぶりに出現した甥の子供はアイドル。みんなかわいくてしょうがない。どうしてもプレゼント買ってしまう。が、甥のお嫁さん、律儀というか気を使うというか必ずお返しする人でカナダまでお返しの品を送ってくる。それはこちらにとって心苦しい。ひとこと「ありがとう」のメールで済んで欲しい。お嫁さん、しっかり者で洋服は職場の人たちと古着交換してると聞いた。それで姉に「古着送ったら気使わせないかしら、でも古着おくるなんて失礼かしら」と電話すると、問題なし、気を使わせなくて喜ばれると思うよとのことで今日送りました。7点で1000円もしない。今夏からメイドインカナダを探し集めたもの。しかし中古品は信じられないくらい安い。1番高いもこもこのあったかいベストで200円。後のクリスマスプレゼントは手編みの帽子のつもり。孫いないけど孫がいるってこんなかな。ちいちゃんかわいい。孫みたい。

 


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