ばーばのケベック日記

ケベック在住、ばーばの気まぐれ日記、日常に関する雑文が主です。

交渉中断

2012年05月29日 | メデイア

昨夜10時まで続いた政府との交渉は中断し、今日、再会する。私はレオさんの考えに賛成。いいじゃないか折れても。政府が20さいそこそこのガキに負けたら面子にかかわるという面もあるだろうし、ここまできただけで十分と思う。一番怖れるのは、交渉が決裂し過激化して一般市民から孤立すること。そこで学生運動が壊滅状態となり一気に社会が右傾化すること。

今回の交渉でも学生は連帯を守った。「クラス」と一緒でなきゃヤダと。これは素晴らしいことと思う。仲間割れを画策する政府に最後まで抵抗。昔の学生運動と違う点とジャーナリストは語る。

昨夜の不法夜間デモに、100人を越える弁護士達が弁護士ルックで鍋を叩きながら参加、「特別法」の違法を訴えた。また、400人の弁護士がボランテイアで学生達のために働くと申し出たという。

ケベックのみならずカナダ全体がおかしくなってきている。次々とハーパー首相が「特別法案」を通し独裁化している。

7月に遊びに来る友達に日本でケベックのニュースあると聞いたらないとのこと。

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もうすぐ解決へ

2012年05月28日 | メデイア

ただいま学生リーダー3人と新文部大臣交渉中。レオさんは今週いっぱいで学生リーダー任期満了、新リーダーと交代する。彼は穏健派ゆえセジェップの半分が離れ過激な「クラス」に移った。その責任を取った形。

夫に、穏健なほうがいいじゃない。政府と妥協したって少しでも授業料値上がり率が下がればというと意外な意見を述べました。

 − これほど腐った政権に妥協して再生のチャンスを与えることはない。今までの苦労が何だったんだ。せっかく政府打倒のチャンスがそろったのに。

この意見に吃驚です。以前から夫は、レオさんは危ない、狼は弱った羊から食べると語っていたので。ワタシって何でも見方が甘い、そして無知すぎる.

昨日、モントリオールに行ってきましたが街は静かだった。ふと、パリコミューンで蜂起者が全員射殺され屍の山となったが綺麗にかたづけられ、後に華々しくパリ万博が開かれたことが浮かんだ。流した血が無益でなかったことはその後の社会改革への影響で知られる。この運動は、どのような結末を迎えるのだろう。

昨日、シモンというジャーナリストが、キャセロールデモについてこうコメントした。

 − 貧乏人のデモじゃないか。

この貧乏人も税金を払っている。その税金は大学長の年棒6000万円にも使われる。ジョークで次のような話があった。

 − ママ、僕ね、大きくなったら大学の学長になりたい

下記は過激派「クラス」作成の「シャレ首相出て行け」の宣伝

 http://youtu.be/jXdtZZ9nURA

 

 

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今夜も

2012年05月27日 | メデイア

 

デモの人気者アナルコパンダの正体がわかりました。セジェップの哲学の先生。毎日、夜のデモに参加してます。

レオさんが学費値上げを受け入れ政府と妥協するんではないかとニュースが流れました。疲れが出て一番弱気になってるとか。政府側からもお気に入りということは又、交渉しやすい相手と思われてるのかも。妥協点をみつけることも必要と思うけど、ここまできたのなら最後まで行くべきだとは夫の考え。今夜のデモは相変わらず「シャレ首相出て行け」の大合唱。以下、モントリオール下町のキャセロールデモ。

http://youtu.be/CSh16AWQrXk

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木を植えた

2012年05月25日 | 音楽

芝生だけの殺風景な裏庭に木を植えた。5年もすると5メートルくらいの高さになる。裏庭は畑にしようと、トマトやキューリを植えたこともあったが挫折。5年後、木陰に椅子を置き風に吹かれながらビールを飲むのが楽しみ。植物や木々の生長は目を瞠る。ぐんぐん大きくなる。メープルシロップの木も芽吹いたと思うや否や一週間そこそこで青々とした葉を繁らせてる。

5月になると必ず聴く曲はおなじみの名曲ヘンデルの「オンブラ マイ フ」。アンドレアス ショルの声で。大好きな歌い手さんでCDコレクションしてます。タローさんが、時代にあった演奏というのがあると言いますが、時代にあった歌声というのもあると思います。また時代を超えて素晴らしいと思わせる演奏も歌声もありますね。

地震のことや学生運動のことなどで、いろいろ考えさせられることがあり、どうして子供の頃って、あんなに毎日が楽しかったんだろうと疑問だったのがうっすらわかってきました。

YOU TUBEはアンドレアスショルさんのオンブラマイフ。ドイツ人の銀行員てな感じですが、第一級の素晴らしい歌い手さんと思います。

http://youtu.be/N7XH-58eB8c

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キャセロールデモ

2012年05月25日 | メデイア

 

http://youtu.be/kICvGAOL6bM

これがキャセロールデモ。昨夜、ケベック州各市町村で行われた。盆踊り大会みたい。ジャーナリストは特別法の失敗と報じるが政府は取り下げないと表明。

度重なる汚職、権威をかさにきた一握りの、いわゆるインテリアマフィアに牛耳られる政界のみならず、教育界、文化界の腐敗に州民が怒りの声をあげた。

一番の政府の危機は州民との信頼関係の崩壊にあるという。どうなるのだろう。私も特別法反対の署名をした。これも時代を反映してネットで出来る。オルガナイザーなしの不法デモだが、あまりの人数に警察もなすすべが無い。

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31夜

2012年05月24日 | メデイア

31日目の夜間デモが昨日の逮捕にもかかわらず続行中。モントリオールだけで次から次と市民が合流し1万人を超えたと夫が教えに来た。キャセロールデモといってチリが起源だが、皆手に手に鍋やボールを叩きながら行進。子供からお年寄りまで全世代が参加し、この特別法に対する怒りを感じます。

ジャーナリストの「デモに参加しただけで6万円から10万円の罰金を払うんですよ」との質問にこう答えた方がいました。

 − 民主主義の危機を救うのなら10万円なんて安いものだ。

 − こうして公園に集まっただけで「不法行為」だなんてばかげてる法律だ。

政府と学生の交渉は来週月曜日に決まった。それまで戦略を考えていると思う。デモのマスコットとなったアナルコパンダは非暴力の象徴です。昨日逮捕されましたが釈放されました。

http://youtu.be/XoIc1x41R8E

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アナルコパンダ

2012年05月24日 | メデイア

おとといのデモが20万人を超えたとの発表があり、政府も動かざるを得なくなりました。明日、ガブリエルさんをのぞく学生運動リーダーとの交渉が再会する。新文部大臣から電話を受けたレオさんの返事は:

 − 今度こそ芝居はやめて、まともに交渉して欲しい。

マルチンヌさんの返事は:

 − 辞書持参で望む。政府の言葉の綾にだまされないように。

モントリオールでは毎晩8時半から夜間デモがはじまるが(一ヶ月も続いている)、不法デモゆえ昨夜は350人の逮捕者をだした。警官の尋問への答えがおかしくて:

 − 君の名前は

 − パンダ

 − そこの君の名前は

 − 名はミッキー、姓はマウス

平和のシンボルとしてあらゆるデモに登場する自称「アナルコパンダ」というマスコットがいますが、昨夜逮捕されました。以下はそのアナルコパンダの映像。

http://youtu.be/y-QWZQou4jE

 

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新展開

2012年05月22日 | メデイア

今日は、学生ストライキ突入100日記念デモがあった。政府の脅かしに屈しない、恐れないと。数千人だろうと予想していたのが、開けてびっくり玉手箱。モントリオールだけで10万人を超える参加。81歳のおばあちゃんまで赤いカーデイガンをはおり車椅子に乗っての参加。「政府の横暴に黙ってられなかった」と。一般市民が「特別法78」に民主主義の危機と立ち上がった。

ジャーナリストは「特別法78」はまったく効果なし、むしろ市民が政治的に目覚める役割をしたとコメント。ある参加者は、「夢も萎えあきらめ眠り込んでいたのが目が醒めた」、「どこにつかわれてるかわからないまま消えてゆく税金、いいかげん騙されるのはいやんなった」と政府打倒を口にする。

警官は、この人数をまえに、マスクしてようが(罰金もん)、デモ路線を変えようが(罰金もん)、お手上げで一切手出しなし。又、多くの市民が暴力行為を犯さない限り不正義な法への不服従とデモは許されると発言し権力への挑戦がはじまった。

ガブリエルさん率いる「クラス」は、権力の前に屈しない、罰するなら罰しろ覚悟はできてると宣言。

レオさんは、弁護士会や知識人と特別法を仔細に検討し訴訟に持っていく。15万人の署名を集めた。彼は信念ある穏健派で現実的な考えをする。

人の洪水と評される壮観な光景で、興奮しているのはジャーナリスト。義母もこの運動の行方を追っかけておりメールで様々な情報を送ってきます。

どのような時でもユーモアある国民性なので、だからこそ表現の自由は弾圧しちゃいけないと思います。ユーモアも言えなくなるような社会なんて怖いよ。

  − 100円ショップで顔隠しマスクは売り切れです。

  − 皆さんお鍋を持ち寄ってください。思いっきり叩いてやりましょう。

  − 手品師にケベック首相を消してもらいましょう。

地球も変動期にはいり、地震、火山噴火、竜巻、洪水が続くといわれてますが、世界中で大きな社会変革が始まっているのでしょうか。

今日のデモの様子です

http://youtu.be/A_9Gbc090rQ

 

 

 

 

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火に油を

2012年05月22日 | メデイア

昨晩の不法デモは4000人。特別法は平和どころか火に油を注ぐ結果になった。学生運動から市民運動に発展しつつある。

面白いと思った意見:

 − 半世紀続いた体制そのものが古くなり、腐敗し、現実にそぐわなくなっている。学生運動は発火点にすぎず、これまで溜まっていた国民の怒りが噴出した。

 − 特別法は裏目に出て、学費値上げ問題から社会問題にまで拡がった。

 − 今回の危機に自民党は賭けに打って出た。強い政府のアピール。

 − 国民が二つに割れ、一票、二票の差がフランスのように当選を左右することになるだろう。

さて、他州がこの「特別法」をどうみているかの劇画風ビデオに、三人のリーダーが捕獲された場面や、ベンチでくつろぐガブリエルさんと仲間のジャンヌさんが映ってます。「最後に必要のないパワー」と締めくくってます。

http://youtu.be/ziyLfAVxOh8

 

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怖い

2012年05月20日 | メデイア

今夜も2500人を越える不法デモがモントリオールで行われている。鎮圧のため政府は軍隊を出動させるかもしれない。それこそ市民運動の壊滅状態をめざして。

政治批評家達の討論で、全てが政府の仕組んだシナリオと分析した一人の批評家がいた。

レオさん、値上げ率を減らせば(2倍ではなく、せめて10パーセント、20パーセントなり)学生は受け入れると提案したという。が、政府は断固拒否。また、辞任した文部大臣は首相の右腕だが、いくらなんでも「特別法案」には反対で自ら辞任したのではという噂がある。自民党議員の一人が投票を棄権した。

夫に、なんであんなに首相が傲慢なのと聞くと、後ろに大財閥(パワーコーポレーション)がついているという。この大財閥は前フランス大統領サルコジのバックボーンでもあり、現ケベック首相の後ろ盾でもある。北のプロジェクトをはじめ、ケベックを思うとおりに動かすために、組合および市民団体の活動をつぶすというシナリオ。

今夜の番組で、北のプロジェクトについての討論がなされている。このプロジェクトで世界最後の処女の河が汚染されるという。生物学者が、いったい人間にとって経済発展が安全な水と空気より大切なのかと問うた。

政府は民衆操作にたけている。まさかケベックで、このような底知れない恐怖を感じる日がくるなどと夢にも思わなかった。

無知のままに政府に操作される国民はそのつけを払わされる。ジョークで大蔵大臣が若者をいじめるのは楽しいと洩らした。

カールシュミッツという作家が、ラジオで、どうしてドイツのように高い文化を誇る国民がナチス支持にいったのか深い疑問だったと語っていた。裏覚えで確証はできないが恐怖だったという。朝おきると、道路に反ナチ者の死体が転がっていたと。信頼と尊敬からでなく、恐怖で国民を統治する社会になりませんように。

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頭脳戦争

2012年05月20日 | メデイア

暴力大嫌い。暴力行為が学生に不利なのはわかっているのに起きるということに、逆に政府の裏工作をみる。ある新聞は、首相がマフィアと食事しても学生とは話し合わないのかと攻撃した。

長引くストライキで警官の超過勤務給金など、とうに学費値上げ分予算を超えているという。特別法でデモが終わりどころか昨日もあった。オルガナイザーなしの不法デモ。2千人を超えた。学生のみならず市民も多数参加。政府の詭弁に対抗するに学生側も詭弁を使いデモを続ける。例えばこんな風。

 − 何月何日何時にどこそこでデモが予定されているが、法律に反するが故、皆さんに参加しないように呼びかける。逆メッセージで、こうしてデモの日時を伝える)

法律でデモのさい顔を隠す(アンチマスク)のを禁じたが、あまりの人数に警官も取り押さえることができない。また、顔を隠す代わりに、顔中いろんな色を塗りまくってる。たしかにマスクはしてない。昨日のデモで警官は取り締まるすべもなくほっといた。が、後半は、カオス。

もう一つ、女性参加者は赤い口紅を塗るようにとの呼びかけ。

一般市民は、とくにモントリオールはこの法律に賛成。イメージダウンで観光産業がめちゃめちゃになりつつある。

メデイアでの争点は「悪法でも法律に従わなければならないのか」という点。民主主義社会であれば次回選挙で反対表示すればいいので従うべきだと思うのだけれど、若者や市民の怒りは収まらない。

ある学生に、法律に逆らったら不法デモに参加したかどで罰金を払うのよとインタヴューすると、払う金もないし、破産する金もないから好きにすればいいとの返事。これこそがこのストライキを長引かせた原因だったのでは。大人は、自分達も苦労して大学を卒業したというが、景気が良い時代でアルバイトがいくらでもあった。ケベックも不景気で、どんな仕事でもいいからという、その仕事がない。甥は農場で芋ほりのアルバイトしてるが、あるだけラッキー。

私がもう一つ、もしかするとと思ったのは、この法律はケベック独立運動の再燃を阻止する意図があるのではと思った。というのも、カナダ政府、前自民党首がケベックの独立は必然と発言しスキャンダルになったから。学生の多くは独立派だ。ナショナリスムは世界的動向。

夫の家族で面白いのは各人意見がばらばら、独立派、反独立派、学費値上げ賛成派、反対派、特別法賛成派、反対派、、、このことは、一方的な見方で判断しないがために有難い。

ところで、ある女性がこう語った。政府はレオさんを怖れてると。学生分断政策に最後まで抵抗した。彼一人が政府と裏取引をするという噂が何度もあったから。3人のリーダーのなかで一番やつれがひどく、それだけプレッシャーが強かったんだろうな。彼の笑顔が好き。

これから、以前ざっと読んで面白いと思ってた加藤周一の日本美術史をじっくり読もうと思う。このように日本美術をみるんだと新鮮な驚きがあったから。

レオさんに聴かせたい井上陽水の「少年時代」、レオさんはもう少年じゃないけれど。

http://youtu.be/fxomsDAbjkU

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終わりじゃない

2012年05月18日 | メデイア

「特別法」が採択された。例えば、デモで不法行為を働く人が一人でもいれば、オルガナイザーの責任としてリーダーが厳しく罰せられるという法律。罰金学が100万円を越える。その他いろいろ。

ついさっき学生リーダーの記者会見があった。学生のすばらしさに泣けた。

レオさんがこう答えた。法律は法律、守らなければならない。だが、自分は今回の運動で、思った以上の同胞学生の信念に打たれた。それは自分を勇気付けた。いつか現政府が、小細工を使い、自分達の利益のためにだけ権力と権威だけを頼みとし、このようなファッショな法律でしか対応できなかった態度を恥ずかしく思う日が来るだろう。自分達は、人間らしいバランスのとれた社会を目指して闘う。法律を尊重しながら、これからもっともっと闘う。終わりではない。

今日、知人の紹介で。ある内輪のお茶会に招かれた。ワタシを含めて6人。話が学生運動になって、一人の女性が、この法律が通ることによる恐怖社政治が怖いと語った。そして参加者全員が、この法律をファシズムの始まりと見た。

レオさんにしろ、マルチンヌさんにしろ、ガブリエルさんにしろ、なにもこんなに身を削り、将来をふいにするかもしれない運動に燃えることはないと思うだろう。3人とも優秀な学生であれば、将来はいくらでも保障されている。でも、3人は青臭い正義に燃えた。裏取引をし、寝返ることもできただろうに。金と社会的名誉のために寝返った人間を身近に何人か見ているので。

このような人間がいるということはなんて素晴らしい贈り物。

季節は5月で、一年で一番好きな月。リラの花が芳香をはなちバラが蕾をつけた。小鳥はうるさいくらいに楽しげに歌ってる。政府のファッショな法律にもかかわらず、不思議なことに心の底から明るい喜びが湧き起こる。この世に信頼にたる人間がいるということ、これほどの贈り物があるだろうか。夫が、僕だけじゃ足りないのかとブータレてるけど、身内以外の人間が必要なの。身内が身内を守るのは当たり前だから。

余計なお世話ながら、今日のおまけは18世紀ポピュラー音楽、「薔薇よ永遠に vivre |a rose」。軽快な歌ながら内容は結構残酷。

愛人が薔薇の私を捨ててお金持ちのリラの花にいっちゃった。でもリラは病気になるの、死ぬわ、ほらお葬式が。そして愛人が私のもとに帰ってくるの。でも私はあんたなんかもうしらない。という内容のもの。

民衆音楽で作者不明。これを、マイク真木の「バラが咲いた」と二曲、生徒達に聞かせたら、全員、ふるーーーい。お爺さんおばあさんの時代の歌を感じるとか。

http://youtu.be/Ql-8EWCp-0Q

 

 

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危機

2012年05月18日 | メデイア

ケベックで信じられないような社会危機が起こってる。民主主義の盲点をみる。現政権は実質30パーセントに満たない支持率で選ばれた。だが、なにかというと民主主義にのっとって選ばれたという。

じき採択される「特別法案」とは、一言で言えば表現の自由、集会の自由への制限というよりは壊滅状態にするもの。大蔵大臣が、学生運動に対して、こいつらコミュニュストと憎憎しげに吐き出したのを思い出した。

ふと、この特別法案は数年前から仕組まれた罠ではないかと思った。自分なりにシナリオを書くと:

 − 学費75パーセントアップを提出。いろいろな雑費含めると2倍になる。(いきなり2倍ということ自体がおかしい、挑発策?)

 − 学生は立ち上がる(これは目にみえている)、連日のデモが続く。(行方を見てた。長い政府の沈黙について国民は疑っていたが状況判断してたんだ)

 − 「壊しや」という専門のテロリストをマフィアを通じておくる。しばらく騒がせておく。

 − 長引くデモに疲弊した国民を味方に、社会に平和と秩序をという名目で味方につけ警察国家にする。(これからデモの申請許可を受けなければならず、警察次第でOKをだすという学生運動を骨抜きにする法律)

この特別法案は、学生のみでなく教職員、他の組合にも適用される。(これこそが実は狙いだったのでは)

昨日、レオさんが泣きそうになったのがわかった。彼らの運動が扇動者として犯罪となり、罰金数百万を払うことになる法律。うわさで政府からのプレッシャーで彼が脱落するという話があった。

が、ついさっき、学生リーダー達がふるえる声で会見した。これは民主主義の危機であり、学生のみでなく国民への挑戦だと闘う姿勢をみせた。(その国民がね、、、)

親の会(お医者さん400人が署名)、弁護士会、その他様々な団体が、政府の横暴に抗議しているが、どうなるのだろう。

夫に、こうして学生運動が壊滅し、これから息苦しい社会になっていくのかしらというと、このような健全な若者を叩く社会はいずれ滅びるよという。歴史が語ってると。まあ、ワタシも含めて年齢的に完敗してるしな。若者は20歳そこそこ。老狸顔の老いた老獪なジイサンたちより未来がある。そのことが希望。先日、今の首相のようにカリスマたっぷりの前前首相がテレビに出たが、こんなにつまんない人だったのかと思った。それと反対に、その首相から追い出された文部大臣が輝いて見え再評価を受けている。今の首相だってそのうち、もうひっこめー、あんたはいらんて思われるかも。

カナダ学生総連合会がケベックの学生支持を表明。叩く奴ばかりだったら四面楚歌だけど、まだまだ応援してる人や団体がたくさん。

レオさん、島原の乱の天草四郎を思い出させる。レオさんは穏健で政府側の好みでもあり、いの一番に脱落だろうと噂されていたがなかなか。だれもが、これだけの学生を指揮するレオさんに賛嘆の声を上げる。

3人のリーダーたちの素顔が紹介されている。驚いたのは学生運動のロックスターと呼ばれる悪玉ガブリエルさんは名門コレージュ出のおぼっちゃま。将来は政治家でなく国際ジャーナリストになるのが夢。レオさんはご両親二人とも現代アーチスト。哲学の本が好きで小さい頃から読んでた。マルチンヌさんは2人に較べて庶民家庭出身。お母さん的なおおらかさがあり、いつも赤色を一点洋服にとりいれており華を添えてます。

そうだ、若者の強みは未来があるということ。これだけはいくらお金を積んでも、地位名誉があっても買えないもの。ああ、なんかうれしい。若者は挫折しても立ち直れる。人生の入り口の前にたったばかり。首相はじめ、ワタシもふくめて老人は出口がみえてます。

おまけはタローさんとケベック室内楽団との共演。ケベックの景色ちょこっとみれます。

 http://youtu.be/6TE1vkIYZ88

 

 

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敗北

2012年05月17日 | メデイア

今、ケベック首相が学生運動にトドメをさす「特別法」を発表した。こうして、ケベックも少しづつ右傾化していく。夫が、この闘争で誰が一番得するのか考えなければならないという。それは右翼だと。なにもかもが仕組まれたシナリオに感じられるのはどういうわけだろう。文部大臣が辞任表明したときの首相の冷酷さに驚いた。政治はまるで劇場。役者がくるくる変わる、が、だれが台本を書き、演技指導し、真のオーナーは誰なのかわからない。

レオさんが、「お願いだから、特別法だけはやめて欲しい、暴力沙汰が増えるばかりだから」と骸骨みたいにやせ細った顔で記者会見に臨みお願いした。その声は胸を打つものだが、若者は権力の恐ろしさをしらない。権力に、人間性なんていったって通じない。

以下に堀田善衛の「ミシェル城館の人」から抜粋する。政治の正体があると思うから。

「われわれの日常のもろもろの行為のうちで、本当にわれわれに関係のあるものは千に一つもない。ご覧のように、ある者は、猛然と我を忘れて、雨霰と降る銃火をおかして、崩れかけた城壁をよじ登るかと思うと、ある者は、これを迎え撃って、傷だらけになり、飢えのために死んだように蒼ざめながらも、城門を開くよりは死んだ方がましだとばかり、必死の抵抗をつづける。だが、果たして、彼らは自分のためにそうしているのだろうか。おそらく、彼等が一度もみたことのない、彼等のことなど少しも意に介せず、現にその時にも無為と安逸にふけっている人間のために、そうしているのである。」(第一部 争乱の世界 p384)

今夜、又、下着デモがある。私達学生は何の隠し立てしてないと。若さのナイーブさ。

夫によると、これから大きな社会問題に発展するという。つまり法律改正が始まったと。

しかし、この首相は口が立ち、押し出しも立派で、頼もしくみえるカリスマがある。言っていることの矛盾さえも帳消しにする面の皮の厚さよ。一人の義弟は首相をりっぱという。内心、それで後で苦しむのはあなたよと言っても理が通じなくなってる。後で泣いたって騒いだって、自分の無知と相手を無邪気に信じたおめでたさが招いたこと。つけは払わなければならない。誰が、私は悪魔よと正体さらしてよってくるバカがいるもんですか。

泣けてくる。

おまけはタローさんのサテイ、サテイってオタクの人だった。ピアノとピアノ調律と人間の指だけで作り上げたエリックサテイの世界。

 http://youtu.be/lgDPl6J3lIY

 

 

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よかった

2012年05月15日 | 読書

ついさっき読書会のためのレポートを送信。この読書会参加してとても良かった。

当たり前のことといいながら、今回の一番の収穫は、あらためて西洋の学問は西洋の学問と認識したこと。

そして16世紀来日し日本の風俗を書き残したルイス フロイスが日本の知識人についてコメントした言葉が何度も浮かんだ。

われわれは書物から多くの技術や知識を学ぶ。彼らは全生涯をかけて文字の意味を理解することに費やす。(ルイス フロイス ヨーロッパ文化と日本文化 p139)

外国文化を学ぶ人は、外国の視点にのみ囚われず、日本の現実に目をむけ日本を再発見する、例えば今読みすすめている加藤周一の「日本美術の心とかたち」のような視点をもつことが求められるのではないかしら。相対的な視点をもつために。

自分は感情的な人間なので、理性的に考える知の緻密さを要求される読書は正直言ってとてもとても疲れる。西洋の学問は社会変革まで行く。今回の読書会は学生運動と平行し、時代が大きく変わった18世紀と現在とダブった。ケベック人の知識人が、どのように、この運動とリンクし、どのような立場をとるか、どのような解決策を提起するか見せられた。個人的に、社会危機に出会ったときこそが知識人の見解が求められると思う。それは一般人にとって、自分の立場を選ぶ助けになるから。

美学についての読書は初めてで、ヒュームのエッセーから美学の社会における役割を問うてみた。他に2冊の本を副読本として読んだ。先生推薦の最新の美学関係本。「美学は18世紀に生まれたのか」という本と、新しい視点から美学の歴史を書いた「美学入門」。

私個人は、人間の偉大な芸術作品よりも自然の美しさを上に置いているので、芸術作品を自然より上に置く西洋美学との違いが明確になったかな。

夫から、その年で苦労して端からみてると惨めに映るよと言われた。これは他の人からも言われた。おばちゃんの四苦八苦はあわれに映るらしい。当の本人は面白かったの一言。だからいいの、他人の目なんて。

ちなみに学生運動リーダーレオさんも、大学生になったJちゃんも、18世紀の哲学者に影響を受けたと語った。私も、自称万年学生だから彼らの仲間よ。

 

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