ケベックで信じられないような社会危機が起こってる。民主主義の盲点をみる。現政権は実質30パーセントに満たない支持率で選ばれた。だが、なにかというと民主主義にのっとって選ばれたという。
じき採択される「特別法案」とは、一言で言えば表現の自由、集会の自由への制限というよりは壊滅状態にするもの。大蔵大臣が、学生運動に対して、こいつらコミュニュストと憎憎しげに吐き出したのを思い出した。
ふと、この特別法案は数年前から仕組まれた罠ではないかと思った。自分なりにシナリオを書くと:
− 学費75パーセントアップを提出。いろいろな雑費含めると2倍になる。(いきなり2倍ということ自体がおかしい、挑発策?)
− 学生は立ち上がる(これは目にみえている)、連日のデモが続く。(行方を見てた。長い政府の沈黙について国民は疑っていたが状況判断してたんだ)
− 「壊しや」という専門のテロリストをマフィアを通じておくる。しばらく騒がせておく。
− 長引くデモに疲弊した国民を味方に、社会に平和と秩序をという名目で味方につけ警察国家にする。(これからデモの申請許可を受けなければならず、警察次第でOKをだすという学生運動を骨抜きにする法律)
この特別法案は、学生のみでなく教職員、他の組合にも適用される。(これこそが実は狙いだったのでは)
昨日、レオさんが泣きそうになったのがわかった。彼らの運動が扇動者として犯罪となり、罰金数百万を払うことになる法律。うわさで政府からのプレッシャーで彼が脱落するという話があった。
が、ついさっき、学生リーダー達がふるえる声で会見した。これは民主主義の危機であり、学生のみでなく国民への挑戦だと闘う姿勢をみせた。(その国民がね、、、)
親の会(お医者さん400人が署名)、弁護士会、その他様々な団体が、政府の横暴に抗議しているが、どうなるのだろう。
夫に、こうして学生運動が壊滅し、これから息苦しい社会になっていくのかしらというと、このような健全な若者を叩く社会はいずれ滅びるよという。歴史が語ってると。まあ、ワタシも含めて年齢的に完敗してるしな。若者は20歳そこそこ。老狸顔の老いた老獪なジイサンたちより未来がある。そのことが希望。先日、今の首相のようにカリスマたっぷりの前前首相がテレビに出たが、こんなにつまんない人だったのかと思った。それと反対に、その首相から追い出された文部大臣が輝いて見え再評価を受けている。今の首相だってそのうち、もうひっこめー、あんたはいらんて思われるかも。
カナダ学生総連合会がケベックの学生支持を表明。叩く奴ばかりだったら四面楚歌だけど、まだまだ応援してる人や団体がたくさん。
レオさん、島原の乱の天草四郎を思い出させる。レオさんは穏健で政府側の好みでもあり、いの一番に脱落だろうと噂されていたがなかなか。だれもが、これだけの学生を指揮するレオさんに賛嘆の声を上げる。
3人のリーダーたちの素顔が紹介されている。驚いたのは学生運動のロックスターと呼ばれる悪玉ガブリエルさんは名門コレージュ出のおぼっちゃま。将来は政治家でなく国際ジャーナリストになるのが夢。レオさんはご両親二人とも現代アーチスト。哲学の本が好きで小さい頃から読んでた。マルチンヌさんは2人に較べて庶民家庭出身。お母さん的なおおらかさがあり、いつも赤色を一点洋服にとりいれており華を添えてます。
そうだ、若者の強みは未来があるということ。これだけはいくらお金を積んでも、地位名誉があっても買えないもの。ああ、なんかうれしい。若者は挫折しても立ち直れる。人生の入り口の前にたったばかり。首相はじめ、ワタシもふくめて老人は出口がみえてます。
おまけはタローさんとケベック室内楽団との共演。ケベックの景色ちょこっとみれます。
http://youtu.be/6TE1vkIYZ88