ばーばのケベック日記

ケベック在住、ばーばの気まぐれ日記、日常に関する雑文が主です。

2017年04月27日 | お子ちゃま菜園

 芽芽芽の芽 あらめでたしや めめめのめ

競い合うように芽がでてる。今年はいろんな種類を植える。とうもろこし、インゲン豆、何でも植えてみよう。植えてみなきゃわからない。

 

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ほととぎす

2017年04月24日 | 暮らし

 我が屋前の花橘にほとぎす今こそ鳴かめ友に逢える時 (詠み人知らず)

珍しい知人の訪問や来客が相次いだ。ちょっと一息ついたと思ったら、明日からまた来客が続く。昨日あわててモントリオールに日本食材の買い出しに行ってきた。特に明日の夕食に見える熊男ことレジャンは私のお料理を楽しみにしてる。こちらの食生活はほんに質素でバラエテイーも少なく、だから日本の普段の家庭料理でも美味しいと喜んでいただけます。チャーハンとかとんかつとか。先日見えた夫のかつての同僚は私たちの生活にインスパイアされて早期退職を決めたという。4年早い退職でまだ56才。

忙しくなってきたがあえて忙しくなるよう手を出したともいえる、というのも、ふとした夫の言葉に何か目覚めることがあったから。それは

 - 君は進歩主義者のようで実はすごく頑固で保守的な人間だ

私は、5年あるいは10年ぐらいで精神的に行き詰まるが、それは自分の頑固な保守的世界が行き詰まってることとわかった。菜園をはじめてから新しい一歩を踏み出せたが、衣食住含め生活全般にわたってリニュアールをしなくちゃと気づかされた。家だけでなく、おつむも、社会生活も生活一般も、、、でないと心身共に廃屋のごとく腐り果ててゆくばかりかと。日本旅行でいたるところ目にした廃屋の姿は私の未来にも思え、最後は朽ちる身とはいえ手入れや改修をしないと死期が早まるよとの警告にも思えた。

以下、去年の日本旅行で撮った廃屋。

東京蒲田駅近辺。

 

 

 

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去年の種

2017年04月20日 | お子ちゃま菜園

 去年の種目覚めてひょっこり芽をもたげ

信じられない、去年種をとり保管してた青梗菜と白菜が芽を出した。信じてなかったから感激。ブロッコリーは市販の種、これも芽を出した。嬉しくて踊り出したい気分。すごいなー、こんなちっちゃな芽が立派な白菜や青梗菜に育つ。

 

今日の労働 pm4時30ー5時 30分のみ 前庭の掃除 朝寝坊した

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新芽

2017年04月19日 | お子ちゃま菜園

 にはとこの新芽を嗅げば青臭し 実にしみじみにはとこ臭し(木下利玄1939年39才没)

にはとこという言葉に胸キュン。母がいろんな薬草を混ぜて湿布薬をつくっていた。にはとこという名を聞いていたから。田舎の母から私は何も学ぼうとしなかった。薬用酒も漬物も縫物も菜園も、生活するということを学ばなかった。

今年は身内の入院が相次ぐ。日本の義兄が、ついで義弟が。こちらでは義妹の連れが腸壁に穴がみつかり緊急入院。昨夜手術を終えた。

私達夫婦も身体がガタついてきたのを実感。夫は心臓に異状なかったが首にヘルニア、胸骨がひしゃげてた。そこから痛みが出ていた。アメフトは激しいスポーツだそうで、学生時代のケガが今になって顔を出した。当時の仲間の一人は痛めた膝に月一回注射をするという。という私もお天気が良くなってきて右ひざが痛まないと思ったら今度は左足が痛む。これは旗振りおばさんしてた時の骨折の後遺症。ギブスはめながら仕事し、骨もくっつきましたと言われて安心していたのが今になって痛みが出てきた。右指も時々しびれると思ったらドアに指を挟んでケガしたのを思い出した。背中の痛みしかり、首の痛みしかり。子供の時怪我してた。起きてそろそろ動き始めると痛みも消えなんともないが最近夜とか朝おきがけに「後遺症の皆さん総出演ですよ」とばかりに痛みの合唱。

老いることのありがたさに、まだこうして身体が動くだけでありがたいみたいな、小さなことに感謝の気持ちが湧いてくる。今朝は夫が仕事で6時に家を出たので私も菜園に出た。菜園掃除してると昨日戻ってきた来客が出かけるところだった。お弁当箱を持っていた。世界中の人々が生きるためになにがかしか働いている、家族のために。そう思うとエネルギーが湧いてくる。小鳥のさえずりを聞きながら、新鮮な朝の空気を胸いっぱい吸いながら幸せな気持ちになる。

4月いっぱいは土地づくり。どこに何植えようかとあれこれ考える楽しみよ。

労働時間 6時10分ー7時30分 (1時間20分)これでなぜか汗ばみ息切れしてる

作業 菜園掃除 鉢などを出す

あちこちに芽が出ているが 去年どこに何を植え替えたかメモしておかないので花が咲くまでわからない。しかし、自然のパワーはすごい。マイナス30度にまで下がる土地でも春には芽吹く。左から枯れ葉やゴミが詰まった袋 鉢やバックポなど出す、桜の木、植え替えたけど何なのか記憶にない植物。

 

 

 

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百千鳥

2017年04月18日 | お子ちゃま菜園

 百千鳥いのちひしめく庭に降り

福岡正信さんは国民全員1日4時間の畑仕事で輸入に頼らず自給自足が可能と言っている。あとは自由時間と。まさかと思っていたが去年の菜園仕事で信じられるようになった。ときどき忘れるかもしれないが今年は菜園での労働時間や菜園の進み具合を記録しようと思う。

今朝は6時45分から8時10分まで 計 1時間25分 おおざっぱにして1時間30分としておこう。

仕事内容 :去年かぶせた藁をとりのける。 ゴミや枯れ葉を集める。

ニンニクの芽が出てて感激する。麦も芽が出てる。去年植えた灌木がしっかり根を張り芽が出ていた。リラの木も芽吹いていた。左からにんにく、麦、灌木、リラ

 

残雪があるところは日当たりが悪く、去年粘土団子をばらまいたが芽こそ出たが育つことができなかった。日陰なので今年はここにピクニックテーブルを移動しよう。

朝早く菜園にとりかかるのはお隣さんとなるたけ顔を合わせたくないから。会うたび、今度は何言われるんだろうとおっかないんだわ。なにしろパーフェクトおじさんゆえ。彼のお家の後ろに小さいお子さんがいるアラブ人が引っ越してきて、バスケットボールが芝生に飛んできて文句言ったという。芝生が傷むと。親切でなんでも知っており有り難いけれど、あのパーフェクト美を要求されてもねー。適当にだらしなくて人間と思ってるから。彼曰く 「あんたんちの菜園は汚い」。

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桜漬け

2017年04月17日 | 手仕事

 桜漬け白湯につかりて花開く

先日の編み物クラブで桜湯をお出ししますといって忘れてました。桜の塩漬けにお湯を注ぐと、桜の香り ああ桜餅が食べたい うぐいす餅が食べたい。日本のあんこが恋しい。

春のショールできました。ドライブ編みのテクニック+メリヤス、ゴム編みだけ。58目でスタートしたのに60目で終わってました。どうしてか一回目はいつもうまくいかない。たまってくる練習用の作品は家や畑仕事に着用します。あったかい。

今回のショールは100円ショップで買った150円のピンクの毛糸一玉+残り物のアクリルのグレー+モヘアのグレー。安物の細いアクリル毛糸は編んでると平にならなくてクルンと反り返るというのがわかりました。やはりモヘヤとか純毛とかは 肌触りから出来上がりから違います。腕をあげていつの日かお友達や家族へのプレゼント編めるようになるのが夢です。

編み物はアンチデプレッションのお薬みたい。夫曰くペシミストでオタクな私にとって、編み物はペシミストから抜け出るウオーミングアップになります。ですから毎日 1段だけでも編むようにしてます。すると100段とか200段とかいう段数もいつのまにか編み進み完成します。Tさんは日本へのビジネス旅行から帰ってきたばかりなのに難易度の高いショールにチャレンジ中。私は別なことに集中が要り忙しくなったので 集中力を要しない簡単な作品を選ぼうと思ってます。

 

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残雪

2017年04月15日 | お子ちゃま菜園

 一枚の餅のごとくに雪残る  川端茅舎

菜園仕事始め。小鳥のさえずりを聞きながら今日は身体ならし。無理せず毎日少しづつ働こう。去年、開墾は終わってるので今年はだいぶ楽、野菜の成長サイクルを記録しようかな。実をいうとあれこれ植えながら、私に野菜作りなんかできるのかいと半信半疑なとこありました。でもわかったのは野菜って勝手に育つんですね。スイカやメロンまでできたのには噓みたーいでした。

今年は種から栽培始めましたが育つんだろうか、これも半信半疑。

これまで福岡正信さんの粘土団子の威力に驚かされたので今年は別な野菜も粘土団子で作ってみます。粘土団子で育つ野菜は丈夫。粘土団子にいろいろ種混ぜて入れないで 一種だけ入れて撒いてみます。これですべての野菜が育ったら 楽チーン。それこそ奇跡の粘土団子です。以下はこれまで成功した粘土団子。

 向日葵 大根 ケール ラデイッシュ

初スコップで土かき混ぜたらミミズ一匹確認 土の上を歩いたらふかふか 撒いた麦もちょびちょび生えてた。

まだ残雪があり氷河期から温暖期に入る光景に見えなくもない。菜園3年目だ。今年はどうなるかな。

 

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枯葎 かれむぐら

2017年04月14日 | 暮らし

 あたたかな雨がふるなり枯葎 正岡子規

我が庭も菜園も一雨ごとに雪がとけ枯草が顔を出し日に日に春めいてくる。正岡子規の句は2つ3つしかしらないが、あたたかな雨という表現に大地への慈雨を感じる。

復活祭のために客人が帰宅。来週また来ます。タオルやシーツの取り換えにお部屋に入ったら、まあなんて綺麗に滞在されたこと。見かけから あちこちだらしなく雑然としてるかと思ったら御覧の通り。受け入れ前と同じ。とっても嬉しかったのは「こんなに清潔で安いところはお目にかかったことない」というありがたいお言葉。左からベッドルーム、キッチン、バストイレ

この半地下の難点は洗濯機がないこと。それであわてて壊れた洗濯機修理しました。手洗いのために盥と物干し洗濯洗剤を用意してたのですが、まさか大の男が手洗いするわけないですよね。洗濯だけは上の階でするようお願いしましたがコインランドリーでするとのこと。

洗濯機なおして、さっそくシーツやバスマットを洗ってると夫が言いました。「手洗いがめんどうになったんだろう」 鋭いお言葉、 面倒なのは大きなもの。シーツも洗ってたけど疲れるんだわー。これから衣料品が痛まないように靴下とか下着とかシャツ等は手洗い、体力要るのは洗濯機と分けます。手洗いしながら、これからの買い物は 軽く薄く暖かく丈夫なものを選ぶようにしようと思いました。旅行するにもらくちん。

家の中からも入れますが入り口も別にある半地下、家計の足しに私はすぐにでも下宿人をとりたいのですが 夫が暮らせるうちはとりたくないというんです。人が住まないと何となく生気がなくなるようで残念。今年は私個人の楽しみのため思い切ってペンキを塗り替え 今風のインテリアに変え 若返らせるつもりです。

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梅の花

2017年04月12日 | 音楽

 梅の花夢に語らく風流びたる 花と我思う酒に浮かべこそ ( 万葉集 )

 「私は風雅な花だと思いますよ、どうか酒に浮かべて下さい」大岡信訳

知人の息子さんがただいま日本旅行中で桜の写真を送ってくれる。日本にめろめろ。感激しっぱなし。

ここんとこ忙しくなってきた。先週の金曜日のコンサートについての感想をおもいつくままに。

世界トップスターの一人 カウンターテナー フィリップジャルスキー(PHILIPPE JAROUSSKY)はおっちゃんになってた。初々しい少年の面影今何処 いつしか39才になってた。ふと小屋暮らしの皆さんや「だるい」が口癖のPHAさんなどが浮かんだ。30代後半もいろいろだなと。

さてジャルスキーちゃん 生気がなくオーラなく存在感なく いまにも消えそうな 吹けば飛びそうな儚さ。あれれれと思った。声にも色艶なくどうも調子が出ないよう。けど指揮者のMATHIEU LUSSIERが大スターの指揮とあってか張り切り度200パーセント 熱演を通り越し 漫才師が指揮の真似をしてるような 派手で表情たっぷりの役者ぶり。ジャルちゃんもそれにつられてかだんだん調子が出てきた。でも幕間に隣のご婦人は帰った。つまらなかったみたい。が 第2部からやっとCDで馴染んだジャルスキーの声になり一安心と共に何か寂しい音色を感じた。めったにない切符完売コンサート故 後半で盛り返し観客を満足させたジャルちゃんに総立ちのブラボーがやまず なんと4回のアンコール曲を披露してくれました。4回目のアンコールでも拍手がやまず これが最後とばかりにバイバイと手を振りながら立ち去ったその仕草がデビュー当時の初々しさを思い出させました。

ここ数年彼のCDを買ってない。これまでのCDをひっぱりだして聴きながら1番好きなのはOPIUMオピアム。春の香と初夏のみずみずしい光景が浮かぶ。

 

 

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春風

2017年04月10日 | 暮らし

 春風に打ち解け語る猛者男

今日からお客様滞在。夫の知人の知人で当市での講習会を受けに来ました。殺風景なお部屋をすこし明るくしようと造花のお花や絵を飾ってお迎えしたらやってきたのは山奥から降りてきたような熊さんのようながっちりした猛者男。首にはじゃらじゃらネックレスをたくさんつけてる。土建業関係の講習会とのこと。普段は未使用の来客用の半地下1DK  お代は要りませんと話してもどうしても滞在費を払いたいとのこと。それではキッチンやバスルームの蛇口を直したりシーツを買ったり内装に少し投資した分1日20ドル(2000円)でいかがですかとはなすと30ドル(3000円)払いますとのこと。ホテルに滞在するより有り難いと喜ばれました。見かけはもっさり怖いお兄さん風。でもお話しすると一時代昔の人のような実直な方。来客は気になっているところを修理したり内装をリニュアールするに良いチャンスと思います。でないと重い腰あげません。最近、農家の方や山暮らしの人達と知り合うようになり夏になったら農園など見に行くつもりです。

 昨日一目ぼれで買った造花。造花でも飾るとお部屋がぱーっと明るくなります。おまけに閉店セールで70パーセント割引でした。

 

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ぼたん雪

2017年04月05日 | 読書

 ぼたん雪足跡のこし歌人逝く

朝起きたらぼたん雪が降っていた。その上に新聞屋さんの足音がくっきり残ってた。ぼたん雪はピンクに染めたら桜が散ってるかとおもうような速度。今日、大岡信さんの死をニュースで知った。昨夜、彼の「芭蕉について立派だと思うこと」という講演(1999年2月)を読み、もし大岡信さんに出会わなければ芭蕉の偉さが一生わからなかったんだろうなと思ってたばかりなので感謝します。生前に1度だけ彼の講演会を聴いたことがあります。でも記憶に残っているのは、ご自身も小柄故、小さなお相撲さんが大きなお相撲さんを倒すのは爽快だというエピソードから講演が始まったことのみ。最初に買った本は27才の時で「青き麦萌ゆ」というAmazonで調べてもみつからない本。題名まちがってるのかも。27才とはっきり覚えているのは、当時何かに行き詰まり、大岡さんの本がかなり衝撃的だったから。初老になり、去年の日本旅行のおり古本で5冊ほど買い毎日のように読んでます。

芭蕉について以前からどうしてぴんとこないんだろう、わからないんだろう、なんとか少しでもわかりたいという思いがありました。大岡さんのおかげで目がひらかれつつあるので書きたいことはたくさんあるけど、4月は泊りがけのお客様の予定があり(10日ほど)、また復活祭のお祝いや誕生日と家族の集まりが多く、お掃除、お料理と忙しくなりました。今週の金曜日、去年9月に切符を買っておいたフィリップジャルスキーのコンサートがあります。完売というだけあり多くの人が楽しみにしていると思います。疲れても好きなことには疲れを感じない。これって何だろう。気の持ちようというのかな。

気がついたんだけど、前は義務というか習慣で洗ってたお手洗い掃除が楽しい。好きな人の顔を拭いてあげる感じ。気持ちひとつ切り替えるだけで180度ひっくりかえる、これって面白い。

 

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イドメネオ

2017年03月29日 | 音楽

 北はまだ雪であろうぞ春のかり  (江左尚白 芭蕉門の俳人)

北に渡ろうとする雁に、あっちはまだ冬だよもう少しゆっくりしてなという意味。

今朝の裏庭は冬景色そのもの。零下の日々がつづいてますが日が長くなり外で働く日が待ち遠しい。

先週の土曜日観たMETシネマ「イドメネオ」についておもいつくままに。

有名なオペラじゃないので観客席は4分の1も埋まっただろうか。がらがらだった。私も行こうかどうかためらったがモーツアルトゆえ行ってきた。素晴らしい舞台とは思わなかったが色々なことが浮かんだ。

モーツアルト24才の時の作品で、彼の夢、パリにイタリアにウイーンにと、かつてのヨーロッパの寵児にふさわしい良いポストを見つけるべく職探しの旅がことごとく失敗に終わった時期に作曲された。

この曲を聴いたとき、モーツアルトは職を得たかったんだなーと思った。後のオペラ作品とはあきらかに違ういかにも貴族好みのバロック調を感じた。宮廷に職を得るに彼らに気に入られなければならない。根回しの才もなければ空気も読めない彼は過去の栄光と作品のパワーのみで手に入れると思ったのだろうか。

安定したポストを探しあちこちの戸を叩いても次々とはじき出された。恋にも破れ、かつて神童として名を馳せ、オーストリア、パリの宮廷で王侯貴族に愛された青年モーツアルトを迎えたのは屈辱的でみじめな無関心、あなたはもう過去の人よという冷たい応対だった。

彼はそれからフリーター、個人事業主になる。ピアノを教え、仕事の話があれば何でも引き受ける。結婚し子供をもうけ家族を養うためにも働かなくちゃ。お金に無頓着で、あればあるだけ浪費するタイプなので作品がヒットしお金が入れば使い果たし、借金を重ね、借りては返しの自転車操業。10年後の死まで働きづくめ。

が、彼の作品に世俗的な恨みつらみの片りんすら聴きとれない。恋に破れても、落ちぶれても、美しい作品に昇華される。どうしてなんだろうと思いながら、ふと彼は華やかなロココ時代の雅な世界を知っているからかもと思った。彼の中にある美的倫理みたいなものが俗に堕するのを禁じる矜持があったのかも。彼が魅かれ研究したのはバッハ、彼が父親のように尊敬していたのはハイドン。秩序、調和、平和、、、私はハイドンの曲にいつも嘘のない人格者たる大人の音楽を感じる。ハイドンはモーツアルトの死に涙した。うんち話大好きな落ち着きのないモーツアルトが愛したのは意外にもバロック音楽。

時代はいつだって動く、10年ひと昔、あっという間に流行は移り変わり、あっというまに時代遅れになる。私も最近すっかり時代遅れになったなと感じさせられることが多くなった。モーツアルトは20代ですでに自分の最盛期が過ぎたのを身につまされ、時代の新しい波にさらされる。今回、彼の音楽にモーツアルトは美しき良き啓蒙時代の人(18世紀を生きたことのない人間は人生の喜びをしらない)だったんだなと思った。

いつ買ったか記憶にないがモーツアルトの歌曲から「絶望したヒロインたち」という様々なタイプの女性の絶望を歌ったCDを引っ張り出して聴いた。そのなかにイドメネオから一曲みつけた。どの曲も透き通るような声で陰影ある女心を切々と歌う。歌い手さんは、現代の女の歌でもあると語る。

 

 

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MOISES NAIM2 花種

2017年03月23日 | 読書

 つぎつぎと花種店に並ぶかな

スーパーにお花や野菜の種が続々入荷。日の光は春だが裏庭はベランダが隠れるほどに雪が積もってる。毎回プールに行きたくなーい、散歩したくなーい、でも寝たきり生活になりたくないのではっぱかけて泳いだり歩いたりしてます。水泳も散歩も1時間ですむのに冬のコートにブーツにと装備がめんどくさくてつい怠け心が。運動した後は血行も良く爽快で運動しないと気持ち悪いと思うようにしないと。骨折して車椅子生活になったら1番悲しいのは自分だし誰が車椅子押すのよ。

さて、ほっといた記事「パワーの終焉」の続きの感想を。

MOISES NAIMは小さな物語を大きな歴史に結び付け、小さな出来事をマクロ経済に関連づける研究をするそうです。つまり日々の小さなニュースから大きな歴史の動きを予測する。

では彼が見聞した小さな出来事とは何で、何故それがパワーの終焉を予見するのか?

例としてチェスのマイスターについてあげてます。全く知らない世界なのですが、これまで主にロシア、アメリカの白人で独占されてたエリートエスタブリッシュメントの世界だそうです。だがこの世界で、黒人でブルーカラー出身の12歳の男の子が77000人いるメンバーのうち2パーセントしか選ばれないチェスマイスターの資格を獲得しました。これはステイタスあるサークルを揺るがす事件。

さらに、この男の子へのインタヴュー「何が君のモチヴェーションなの」に答えるに「僕は他の人たちにどうすればよいのか教えてあげたいのさ」 彼はもったいぶらずに自分の知識を分かち合おうと思っており閉ざされたエスタブリッシュメントパワーの象徴であったチェスの世界が一般的な普通のパワーになりつつあるそうです。もっと門戸が広がり わかちあい ときには批判されるようになってるとも。確かにいろいろ権威ある賞なども昔ほどにステイタスがなくなりつつあるのを感じます。それとも、そのようなことに興味なくしてるのかも。ノーベル文学賞なんかいい例、ボブデイランが文学賞だよ。

あらゆる国であらゆる分野で スポーツから戦争 ビジネスから科学にまで どこの馬の骨ともしらぬ無名の小さな役者が巨人を追い出したり彼らの覇権を揺るがす現象がみられる。フェースブックやネットフリックス、アルカイダ、イスラム国がそのよい例だ。

権威が色褪せて行ってるというのは新しい世代と接するたび私も感じますね。 もちろんパワーというのはなくならないと思いますが 少なくとも盲目的にあげ奉るという意識はなくなりつつあるのを感じます。また、どこそこのアカデミックな教育を受けたという王道から外れた人たちから面白いキャラクターが生まれており お利口に賢くなりすぎた人間と一味違うのを感じます。

音楽の分野でも、たとえば一流のピアニストになるには4,5歳から練習を始め 血のにじむような努力をしなければというジンクスがあるじゃないですか ところが、こういった伝説というか教条というかを揺るがすピアニストが話題になってます。

LUCAS DEBARGUEといって11歳からピアノを学び中毒になるぐらいのめりこんだけど5年後に文学のほうに興味が移ってやめる。20歳の時アルバイトでジャズの伴奏してたのが ある人に真面目に勉強してみたらとすすめられコンセルヴァトワールで学ぶ。 が、 この学校大嫌い。彼の欠点ばかりをあげつらう先生たち、嫉妬が渦巻く生徒同士の熾烈なライヴァル意識。うんざりしてるとき 彼にアナーキーな演奏から自分の弾く音を良く聴くようにと指導する素直になれる先生に出会い演奏の喜びに目覚める。 2015年 25歳でいきなりチャイコフスキーコンクール4位入賞 が、4位にかかわらず3位までの入賞者を圧倒する演奏で聴衆をノックアウト。ソニーからCD2枚発売。

哲学の世界知らないけれど学会とかあってそこで認められないと哲学者じゃないというのあるのかしら。 けど小屋暮らし毎日寝太郎さんは哲学勉強して 春はそこらへんに生えてるあぶらなをチャーハンに混ぜて食べて暮らしてる。彼は好き勝手に暮らしてるだけなのに今の社会に生きにくい人たちにこんな生き方もあるよと実践してみせてる。彼だって出版社がブログに目をつけなければどこぞの馬の骨みたいなもんじゃないでしょうか。韓国語訳もでて その影響はひろがってる。

自分でも何かいてるんだかわけわかんなくなってきた。書きながら感じるのは 今の時代のパラダイムではやってゆけなくなったし 疲れたし あきあきしたというのがあるんじゃないかな。新しい自然で健康な生命をのぞんでるような。

 

 

 

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若草

2017年03月19日 | 手仕事

 やわらかに芽吹く若草まだ遠き

悪戦苦闘したセーターが編みあがった。でこぼこぼこの完成。どこがまずいのか、どこがよくわからないのか、そういう箇所がよくわかった。次回は、新作に取り掛かる前に、割り稽古のように苦手なテクニックや個所だけを小さく編んで練習するといいかも。引き返し編みを何回も練習したように。春らしくパステル系の余り毛糸をつぎ足しての作品だが、着れば暖かく春気分になった。

 

 

 

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水ぬるむ

2017年03月17日 | 暮らし

 水ぬるむ骨もゆるんで一眠り

検査の結果がでて病院からお電話があり行ってきました。やはり骨粗鬆だった。これから7年間週一度、朝、骨の密度を高めるお薬を飲み、毎日夜はカルシウムとビタミンDを摂取します。身から出た錆、40代に兆候があり早くに手当してればよかった。カナダは予防医学がすすんでおり、何回か検診の連絡があったのにぐーたらでほっといてたのがこの結果。40過ぎたら検診に行きましょう。骨折して車椅子生活になりたくないので、これからきちんとお医者様のゆうこと聞きます。筋力をつけるように運動をすすめられました。転んでも筋力がついてると身を守るとのこと。骨とは別の関節リューマチの治療を兼ねて週3回泳いでますが、これに週3回の散歩を加えようと思ってます。お勤めに行く感覚で月曜から土曜日まで真面目に働こうじゃなくて運動しよう。姉はスキーにテニスと年中スポーツしており20代の骨と太鼓判おされたそうですが、私は小さい時からけがや病気が連れ合いのようなもの。これから骨の強化合宿じゃなかった、骨粗鬆撃退作戦、真面目に取り組みます。

左側の胸に小さなしこりがみつかり来週再検査。ミリ単位のしこりとのこと。こちらは何故か心配してません。

カナダは世界でもトップクラスの高税国ですが、いざ病気になったときのシステムがすばらしく感謝してます。シンシアは8回の癌手術を受けてますがすべて無料です。夫も来週、心臓の検査でドームに入ります。義母は手術後の胸に水がたまり検査です。こうして衰えてゆくんですね。オカルトの世界では、私達の身体が御霊が宿るお宮なので、奇麗に大事にしなさいという教えがありますが、私はずいぶん手荒にあつかい粗末にしてきたと思います。これから労をねぎらって少し手入れをし労わろうと思います。まだまだ朽ちるには早い。

今日は骨粗鬆記念日かな。左が7年間お世話になるアンチ骨粗鬆、右がカルシウムとビタミンD。

 

 

 

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