東村山・福田かづこのビックリ報告

日常の中のさまざまなことについて、驚き、怒り、共感などとにかくなんでも発信しています。

「もう辞めるから」 ブラックな株式会社の保育園で5年

2017-05-17 14:18:16 | 政治
昨日は平日なのに、娘から買物に付き合ってと電話。
「いいよ」とアッシー君になる。
その車の中での会話

「今日は年休取ったの」
「年休なんか取れるわけないじゃん。土休の代替。
(保育士)5人しかいないのに休めない。」

「お母さんが杉並区に電話してやろうか。森友の保育園だけじゃないよ。
あんたんとこでも保育士不足している認証園があるよって」
「もう今年度が終わったら辞めるつもりだからいいけどね」

「保育士が不足していたんじゃ良い保育できないじゃない」
「とにかく危険を避けることだけ。一人ひとりに合った保育なんて無理。」

総合すると以下のようである。
例えば散歩、体調がすぐれない子がいれば
全員の散歩を取りやめ、部屋遊びになるという。
一人担任だから
無資格のパートさんに保育を頼むわけにはいかず、
有資格だからとパートさん一人に任せるわけにもいかない。

正職の保育士増やしてくれと言っても一向に変わらない。
早番で7時前に出勤しても帰れるのは夜8時。
等々怒りは収まらない。
これまでも「うちはブラック企業だから」と怒ってはいたが
いよいよ限界に来たらしい。

5月15日の東京新聞のくらし欄に
『保育士サービス残業常態化』という記事があった。
誕生会や発表会やクリスマス会など
時間外の準備となり、持ち帰りも多いと書いてある。
娘も全く同じだ。
発表会の衣装を家で夜遅くまで作っていた。
お母さんたちは作る時間がないからだと。
卒園式の前には、
歌う曲のピアノ伴奏を練習するために里帰りをしてくる。
土日の休みの日や夜間の練習である。
これに残業手当はつかない。

なぜそうなるかについて記事は、
保育士の仕事は保育をしていることに対する補助金だが、
時代と共に、連絡帳の記入や育児相談も重要な業務になってきたのに
補助金の増額がされてこなかったからだと書いている。
そればかりか
保育単価も幼稚園に倣って設計されているという。
幼稚園に子どもがいるのは4~6時間、開園日は200日
保育園は毎日11時間以上、土曜日も保育する。開園日は300日。
なのに
国は保育園の人件費を幼稚園とほぼ同じと見積もっている
と専門家が指摘している。

それでも取材を受けた保育園は
経営者も保育士の処遇を何とかしたいと思っていることが分かる。
ところが娘の保育園の経営者は
パートの人の賃金を上げるためと言って
正職員の基本給を下げたのである。

幼稚園は、子どもが帰った後、1日に2~3時間を準備や研修にあてられる。
預かり保育は別の職員が担当することが制度で保証されているらしい。
記事に登場する専門家はこれを手本にすべきという。
私もその通りだと思う。

しかし、そもそも
保育などの福祉の現場に株式会社の参入を許し
福祉に事業で利益を上げることを良しとした時点で、
また、公立保育園を限りなく減らし、
社会福祉法人も含め民間中心に制度を変えることにした時点で、
民間の保育士や福祉の職員の処遇が後退することは目に見えていたのである。

歴代の自民党政権が推し進めてきたこうしたやり方に
議員時代反対を表明してきたのだが
やっぱりそうなったと今思っている。

国は給料を上げると言っている。
が、それだけではダメである。
保育士の確保には、
研修の時間も、保育の準備の時間も、年休も保障される人の配置が求められているのである。
そして、非常勤でも無資格でも可とする職員の配置基準を変えるべきである。

娘の決意は固そうである。
今までは、子どもたちのために辞めたくないと言っていたのに・・・。
そして処遇の悪化に反対の意見も表明してきたのに・・・。
私は 娘の決断を応援する。
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