無駄記

徒然なるままにモニタに向かひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくれば死ねばいいのに。

5月分

2017年06月02日 15時15分43秒 | 感想
5月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:3913
ナイス数:78

耳袋秘帖 蔵前姑獲鳥殺人事件 (文春文庫)耳袋秘帖 蔵前姑獲鳥殺人事件 (文春文庫)
読了日:05月01日 著者:風野 真知雄
眠りの森 (講談社文庫)眠りの森 (講談社文庫)感想
元から警察官になった加賀なりの正義観ってのはあったんだろうけど、この事件によって多分加害者への配慮みたいなのをより確固たるものにしたんだろうなと思った。この作中では語られないけど、その後の自分の進退をかけてまでとなると、どちらかというとこの時の自分の想いに殉じてるというロマンチックな面もあるのかなw 事件解決への単独捜査やねちっこいさみたいなのはまだないね。若いというか青いのかw
読了日:05月02日 著者:東野 圭吾
太公望〈上〉 (文春文庫)太公望〈上〉 (文春文庫)感想
三国志演義、水滸伝なんかも基本フィクションで、成立した時代の雰囲気で書かれているために物語上の出来事と事実は大幅に変わってるってのは当然として、藤崎版の漫画は論外としても、安能版にしても原典にそれなりに忠実だったにせよ、ほぼ二次創作と化してたのは内容的に当たり前だっとしても、宮城谷版も実は時代考証なりは正確にしていたとしても、実際の資料が乏し過ぎるが故に、やっぱり二次創作的になってるのはともかく、色々当時の実際面が知れるのはさすがという感じ。
読了日:05月04日 著者:宮城谷 昌光
町奉行内与力奮闘記二 他人の懐 (幻冬舎時代小説文庫)町奉行内与力奮闘記二 他人の懐 (幻冬舎時代小説文庫)感想
んーコレ一冊かけてやる話かなぁ?w 富くじのシノギのカスリをめぐっての寺社と町方の腐った権益争いは、まぁいつもの上田さんらしい話だけど、いつもながら冗長且つ実際話の流れに関係なくね?って体の迂遠な状況説明に終始ってのがなぁ。富くじ当選者の殺人事件をいつもながらのお使い主人公が見事に解決て辺りは、多少ウザかった大阪娘との掛け合いも楽しく見れてよかったけども。よくある捕物の与力・同心でなく、敢えて内与力にしたって視点はいいけど、キャラはテンプレだし、展開も結局幕府の権力絡みじゃなぁという。
読了日:05月12日 著者:上田 秀人
長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖1 憧憬 (小学館文庫)長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖1 憧憬 (小学館文庫)感想
やや地味な話やキャラを「長谷川平蔵」という看板に負ってるって感じが否めない。話自体やキャラに不満はないんだけど、ピンで立てるには売りにならない集客性を「鬼平」に便乗してるというか。言い方悪いけど。こうNHKの大河ドラマの前後に同じ人物使った小説やら実用書みたいなのがパーッと出ちゃうアレ。逆に言うと、ソレが残念ではある分、もう少しキャッチーさが練れてればそんな看板はいらなかったんじゃ?とも言えるワケで。自分もソレで手に取っただけに作者というよりは、編集か営業判断なんだろうけど、難しいね。
読了日:05月13日 著者:千野 隆司
太公望〈中〉 (文春文庫)太公望〈中〉 (文春文庫)感想
主人公超人すぎるけど、史実のスキマが多いだけにソコを埋めるとなるとどうしてもそうならざるを得ないのかなぁと思う反面、この朴念仁ぶりはラブコメかwとかも思ったり。妲己の「らしさ」を王の悪辣さの一端としての演出にするというのはいい解釈だけど、宮城谷女キャラは結構テンプレだよねとかもあったかなぁw
読了日:05月15日 著者:宮城谷 昌光
太公望〈下〉 (文春文庫)太公望〈下〉 (文春文庫)感想
神の時代の幕を引いたって感じなのはよかったなぁ。政治形態の大きな変化かー。商のこういう政治形態が後に「後世の歴史糊塗」によって、大きな悪として語られるのはやっぱり儒教の影響が一番大きくて、その大元にこの「革命」があってなんだろうけど、ソコから周公旦を経て中国的価値観みたいな流れになると、ちょっと望の思い描いたソレとは違って来ちゃうのは歴史の皮肉なのかしらね。まぁ、斉の望の本筋が受け継がれなずとも、管仲や晏嬰の名宰相や、孫子・孫臏、孟嘗君なんかを生んだ土壌とか気風ってのは残ったのかなぁ。
読了日:05月17日 著者:宮城谷 昌光
書楼弔堂 炎昼書楼弔堂 炎昼感想
語り手は前作と違う女の主人公。高等遊民ということではないけど、まぁ高学歴でブラブラしてるのは前と一緒w ただ語り口が女性なのでまぁソコはアレだけど、本屋に通ううちに様々なひとと知り合って、本屋に説教されて何か未来への道を決めるって体は同じ。今作ではメインのサブキャラが柳田國男になる話。あとの各章のサブキャラは時代の著名人が本屋で覚醒パターンでそこも一緒。まぁ、あの時代のあの有名人の後ろに実はこんなエピソードがありましたってのは、歴史人物二次創作って感じよね。オタクが喜ぶ話w
読了日:05月18日 著者:京極 夏彦
柳生七星剣 (ハルキ文庫―時代小説文庫)柳生七星剣 (ハルキ文庫―時代小説文庫)感想
タイトルから柳生の剣士が主人公かと思ったら、逆だったw 山の者関係のシリーズと武士の捕物帖関係の作品との間、過渡期って感じのやつなのかなー。面白いし、キャラもいいんだけど、ちょっと地味な印象かなぁ。
読了日:05月25日 著者:長谷川 卓
柳生双龍剣 (時代小説文庫)柳生双龍剣 (時代小説文庫)感想
前巻バトった柳生が今回は相棒。不思議な関係よなー。主人公十四郎の人柄ゆえなのか。ちょっとこう悟空っぽい感じなのかなw
読了日:05月28日 著者:長谷川 卓
柳生神妙剣 (時代小説文庫)柳生神妙剣 (時代小説文庫)感想
んーこれはシリーズ打ち切りなのかなぁ。微妙にあだ討ちも果たせず、最後に巨大な打ち倒すべき壁・柳生兵庫助との因縁発生で伏線というか、これはヒキだよなぁというか。まぁ話のケリは着いてるからそんなに問題はないけど、続きが読めないのは残念・・・というね。現状長谷川さんは山の者シリーズがメインになっちゃってるんだろうし、これ三部作完結とかアオリついてるし、他にもまだ終わってないシリーズあるもんな。段々ノリがよくなってきたところで、惜しい。あと水木w
読了日:05月30日 著者:長谷川 卓

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