Gute Reise!!

今年の冬は寒さがこたえます。梅の開花はもう少し先になりそうですね。

明治の女性(女流)作家に触れて

2008年12月15日 | Weblog
 以前このブログでご紹介しました、明治の女性(女流)作家、三宅花圃ですが、アメリカ人の研究者の本がやっと届きました。



 中古市場経由ですので、一部はアンダーラインがところどころに入っていて驚きました(書き込みがあると我が家の近所の古本屋では引き取ってくれないのですが、ここが日本とは異なります。それとも、貴重なものなので、多少難ありも市場に流通するのでしょうか?)。

 それはともかく、見知らぬアメリカ人と一冊の本を共有することになりました。再度売りに出す予定はないので、思いっきりアンダーラインを引いたり、マーカーで印をつけながら読んでいます。

 Rebecca Copelandという研究者は、明治の女性作家を、紫式部の再来(?)と捉えているようで
“The Modern Murasaki”という呼び方をしています。

 わたしは日本人ですが、樋口一葉以外は全く知らず、これから折をみて本を読んでいくつもりです。それにしても三宅花圃という女性は、和漢洋の学問を身に付けた傑出した才媛であったようです(紫式部も学者の家庭に育った女性だったようですね)。

 樋口一葉の母親と三宅花圃の違いは、育った環境も大きく違いますが、母親が女子に学問を身につけさせる必要性について、大きく考えが異なっていたことが書かれています。

 それから、三宅花圃の母親は英語教育にもとても熱心だったようです。

 (恵まれた境遇にあった)近代の女性が(今の私たちが)思っている以上に、現代の女性に近い感覚でいたことは驚きですが、時代を超えて何か普遍的なものがあるのでしょうね。

 文学は門外漢なので、詳しくわかりませんが、素人なりに少しでもパイオニア精神に触れることができればと思います。

 樋口一葉の研究者はたくさんいらっしゃるようですが、別の女性作家についても研究者がでてくれると助かります(何人かいても、私が多分知らないだけなのでしょう)。

 それにしても、何故アメリカ人の研究者が三宅花圃に焦点を当てたのでしょうか?紫式部に興味を持ったことがきっかけなのでしょうか?知りたいところです。

 瀬戸内寂聴訳『源氏物語』を通読した今年は、思いがけない「出会い」があったようです。

 講演会に招待してくれた知人に感謝、感謝です。

 追記
最近は女性作家も「作家」と呼ばれていますね。私が若い頃までは「女流」という言葉が作家の前についていたような気がします。
ジャンル:
文化
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