夢色

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基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<のぼうの城>

2012-11-17 | Art

原作読んでから、ずっと楽しみにしていた 「のぼうの城」観てきました!

一言で言うと、面白い!
原作よりも大分端折っているから、原作読んでなかったらちょっとついて行けなかったり、人の名前が あだ名だったり本名だったり役職名だったり 一人の人を色んな名前で呼ぶから混乱するだろうし。
声を張るシーンがあるから、どうしても男性の声は少々聞き取りづらいのはあったのですが。
野村萬斎の演技を観る。
それだけで、この映画、観る意味があったと思います

本当に素晴らしい!
狂言役者さんなので、声も雰囲気も この時代の役がハマってた。
「のぼう」の わざとなのか天然なのか読めないキャラクター。
頼りなくて、なのに意味不明なくらい頑固で、 すべて演技なのかもしれないって思えるくらい まっすぐで 刀の切っ先を突き付けられるような気になる狂気のような目をする瞬間とか。
籠城しているときの酒を飲みながら唄うシーンとか、それだけで 価値があるって思えた。
すごくひょうきんなシーンとかもあって、真面目なのに 不真面目というか、劇場に笑いが起きる。笑。

船の上の踊りとか、確信犯な演技をするのぼうを 演じるという。
のぼうと 一体化してた。
三成と目が合った時は、こちらまで恐怖を感じました。

戦が始まった時の戦況報告を聞く時の「はいっ!」と、長束に対する「シャーッ!!」が お気に入りです。笑。


そして、のぼうを突っ込みながらも結局は振りまわされてる、常識人で 超かっこいい丹波役が、これまた佐藤浩一という素晴らしい配役で
渋くてぐっとくる 大人のどっしりした演技を堪能できました。
これだけカッコいいのに、のぼうといると、何故かまた笑いが起きるという。。。

ぐっさんの和泉も グリグリ眼が笑えるくらい はまってたし。
成宮くんの酒巻も 活躍するシーンは割愛されてしまったけど、若武者らしい あっけらかんとした演技がぴったりで。
個人的には、遊軍を命じられた時の「え~っ!!」がナイスタイミングで ツボです

上地くんも、なかなか健闘してたと思います。
どうして三成って・・・あんな人だったんだろうか・・・って辛くなるくらいのキャラクター。
その深みは、原作を読んでくれたらもっとよく理解できると思うけれど。。。

三成を支える大谷吉継役の山田孝之。
ちゃんと真面目に彼を意識して観たのは今回が初めてかもしれないけど、すっごく上手だった!
三成の弱点も分かった上で、それを好いて 傍に居て 支えてやりたいと思いながらも その気持ち届かず。
そんなもどかしい想いを抱えながら、戦場にでると、根っからの武将で。
その熱くまっすぐなキャラクターは、原作の時から好きだったのだけど、もっと好きになりました。

ヤなヤツ役の(笑)平さん・・・。
SPの時もそうだったけど、役者さんとして好きなのになー(笑)
何故かちょっとイケ好かない エリートっぽい役なんだよね
見事に嫌な雰囲気満載の小心者を演じてたと思います。

他にも、市村正親の秀吉も、西村雅彦の成田も、前田吟さんの たへえ、夏八木勲さんの和尚など。
いずれも実力派の俳優さんが、キャラクターに良く合ってて、どの人も憎めないというか、嫌な人なんだけど 嫌いになれないというか

甲斐姫については、、、、、、ノ―コメントでお願いします
だって、、、好きくないんだもん。。。
ていうか、のぼうと泥だらけになって笑ってる顔は、すっごく可愛くてキュートで!
どうしてこういう、男勝りな 同性が憧れるようなカッコいい女の子の役を選ぶのかなぁって・・・
もっと普通の、天真爛漫な感じの女の子の役をすれば、とってもかわいいのに、チョイスを間違えるから演技下手て言われてるような気がして。
変に勿体ないことしてる人やなぁって思うんだよね。
声も顔も可愛くて女の子っぽ過ぎるから、余計に下手に見える。

そして、全く意識せずに上手やな~って思ってた子役・・・・愛菜ちゃんだったのね!
そりゃ上手いわけだ!
もう一度観てみたくなりました。


水攻めのシーンが多かったから、正直私でさえ観ててとても辛かったから、東北の方は少し観辛いかもしれない。
でも、こういう風に 敵味方に分かれても 素晴らしい相手を尊敬し合える事が出来る精神を持った武将たちの時代は、潔いと思った。
現代の私たちの中に 少しでもこの心意気が消えずに残っていれば、とても嬉しい。
最後は結局、ほんわかするような、嫌な人は居ても 勢力を挙げてぶつかりあった 清々しさ みたいなのが残る、そういう映画です。
一服の清涼剤のような、そういうお話。

話しが分かりづらかった方は、ぜひ原作も読んでみて欲しい!
そういうお話。
とても楽しく観れました

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