夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<「天地明察」 試写会>

2012-08-21 | Art

天地明察 試写会で観てきました!
始まる前から、どきどき・・・


最初始まった時から、岡田君演じる算哲が アホな子全開で あいたた・・・って感じで(笑)
「ぅあっ!」「おぉ〜!」「っあぁーっ!」みたいに、ホールドアップダウンの再来
走り方も いまにもこけそうな下手な走りで、おいおい・・・って、ひやひやしてしまったよ

岡田君は、数学や天文が大好きな 純真な碁打ちを演じてました。
最初の初手を打つシーンは、息を呑むような 澄んで ぴんと張った空気感があって、岡田君のまっすぐな眼がぴったり。
しかも、碁石を持つ指がキレイで・・・(以下略。笑)
刀を頂いても、まず、差し方や持ち方が分からないし、旅に持っていっても忘れて出発するし
つっこみどころ満載

でも、色んな物事に素直に感動して。
人と出会ったときに、素直に相手の言葉を受け入れることのできる。
そんな柔らかな感性の持ち主で、「純粋」という事が 一番の武器になる。
算哲は そんな素敵な人でした。
「一生懸命」という言葉がよく似合う、そんな算哲だから、皆 守り 教え 導き 支え 希望を託したくなる。
そういう人なんだなって。
一緒に旅をした 笹野さんや岸部さんの掛け合いがとっても面白くて、そこに 一層子供みたいな 位のちょっと低い算哲が絡むと漫才みたいで かなり爆笑でした

途中、朝廷の陰陽師たちに暦の改編を邪魔されて、大事なもの 大切な人をたくさん失って。
何度も「きーっ!こいつら麻呂のくせに 嫌なヤツ!ヤなヤツ!」ってイライラしちゃった
そんな中、笠原秀幸さん演じる昔馴染みの陰陽師は、気弱だけど味方になってくれて、ほっとした。
貴一さん演じる 過激で西洋かぶれの黄門様(笑)や、松本幸四郎さんの保科正之は 貫禄があって、さすが違うなぁ。。。と感心。

師匠を失ったり、失敗したり、くじけたり。
横山君に素ムシされちゃった後の、やや茫然とした 切なそうな顔とか。
全力で泣く算哲は、岡田君なんだけど岡田君じゃなくて。
でもなんていうか、岡田君じゃないと演じられない、オリジナルな算哲になってるなと思うし、こっちまで胸が詰まって 悔しくて 悲しくて 何度も泣いてしまったよ。

黄門様を怒鳴りつけたり、叫んだりするときは、いつも全力投球で。
最後、失敗したら切腹するっていうシーンは、本当に息が止まって ドキドキする心臓が口から出てきそうで、もぅ 「早く早く 太陽隠れてよーっ!!!」って。
あぁ ダメだったんだなっていう 算哲の表情は、なんとも言葉で表すことができない複雑な表情で、今も思い出すと もやもやってなる。。。
でも最後まで眼の光は失わない。
そんな強い眼が 好きでした。


宮崎あおいちゃんも 演技が素直で、優しいながらも武家の娘としてきりっとした面もあったり。
観てて嫌みなく観ることができました。


そして、登場人物だけじゃなくて、科学というか そういうことにも感動したなー。
改暦は気が遠くなるくらいの情報収集と検討が繰り返されていて、それをめげずに頑張った人が 昔本当に居たんだっていう事に、感激した。
しかも、地球が丸いってことや時差を知らないのに 今、これだけパソコンや科学が発達して簡単にできる計算なんかも、全部ヒトの手でやるなんて。
日本人も すごいもんだって思った。
小さい頃、理科でいつも「何で地軸は傾いてるの!傾いてるから 月の満ち欠けが意味分からんコトになるんじゃーっ!」と、自分が頭悪いことそっちのけで逆切れしてたのを思い出した。笑。
でもきっと あれだけ天体観測してた人たちは、晩年 目を傷めてしまったに違いないと思うと 勝手に哀しくなる。。。


それぞれの登場人物も個性的で、涙や感動もあるんだけど 笑いがいっぱいで、観た後には絶対 空を見上げて 長い悠久の時間や その間の先人たちの努力 そしてそれだけでは賄いきれない宇宙の広さ。
そんなのを ぼーっと眺めていたくなる。
そんな映画だと思います。
この天体イヤーのこの2012年に公開されるのは、ホント 運命だなって。

落ち着いて原作も読みたいし、何より公開されたら また観に行くんだー
岡田君の表情を あますとこなく 観に行きたいです。笑。
でも俳優として、演技や表情が とても上手で、惹きこまれる。
一生懸命で素直でまろやかな 算哲というキャラクターにぴったりだと思います。
マイペースな所とか、好きなものには熱中しちゃう所とか。絶対そっくりなハズ。笑。
笑うのも びっくりするのも 感動するのも 泣くのも、すべてが全力な感じ。 
そんな岡田准一を堪能できます
公開は9月15日!
オススメです

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