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【映画感想・サ行】 シンデレラマン ★★★☆

2005-09-24 | 【映画感想・サ行】
ストーリー:
家族と幸せに暮らすジミーは、前途有望な若手ボクサー。
右ストレートを武器に、次期チャンピオンになれると目されていた。
だが、右手を故障。勝利に見放された彼は、ライセンスを剥奪されてしまう。
失業者のひとりとなり、日雇いの肉体労働に就けることすら難しい日々。
困窮の中、彼が守りたかったのは愛する家族だけだった。
そんなとき、かつてのマネージャーから一夜限りの試合復帰を持ちかけられる。
(goo映画より引用)

出演:
ラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガー、ポール・ジアマッティ、
クレイグ・ビアーコ

監督:
ロン・ハワード

一度は栄光を掴んだ人々が、堕落と屈辱に耐え、復活する姿。
所謂、セカンドチャンスを得るために必死に戦う姿がとても清々しい。
その過程を丹念に描かれ、魅了される内容に仕上がってている。

主人公のブラドックは、強いボクサーとして活躍するも、
世界恐慌、自身の右手負傷も重なり、収入は激減してしまう。
妻メイと3人の子供達の暮らすこともままならない状況に陥る。
度重なるライフライン費用の滞納、食事はハム一枚がやっとという悲惨なもの。
ブラドックは、生活できるようにするため、東奔西走し、
ボロボロの状態でもリングに上がり、ファイトマネーを得ようとする。
薄給と知りつつも、港での仕事を得るため、毎日通い続ける日々。
そして、生活保護を得るために国からの施しを貰い、
更には、ボクシング協会に出向き、援助のために頭を下げる。
死に物狂いで、今の生活を何とか維持しようと努力する姿は直向そのもの。
当然のこととして、プライドが邪魔したはずだ。施しを得るなぞ、屈辱でしかない。
しかし、ブラドックにはプライドを蹴散らしてでも守りたいものがある。家族である。
彼にとってのプライドは家族を守ることであったはず。かけがえのない存在だからだ。
そのためならば、ブラドックは何だってできる。その姿に胸を打たれた。

そして、ブラドックの直向さが、苦しい時代化でヒーロー視されていく。
シンデレラマンという名前から分かるように、再生への希望であったのだ。
彼はミルクのために、妻と3人の子供のために戦う。
人々はブラドックを応援する。自分の希望を見出すために。
ブラドックが戦うファイトシーン、力強さと痛みが伝わってくる。
客席から応援する人々、ブラドックの勝利を願う多くアメリカ国民。
セコンドに付き、試合を取り付けてきたジョーもその1人だったと思う。
豪華なマンションに暮らすも、実は家財など何もない部屋で過ごしていた。
ジョーもブラドックに夢と希望を見出そうと、彼を必死にサポートする。
ブラドックを支えている人間も、境遇はブラドックと変わらなかった。
そんな人々の気持ちがあるからこそ、ファイトシーンはリアルに映ってくる。
ブラドックは、マックス・ベアとの壮絶な打ち合いにもあきらめることなく、
ただ家族を守りたいが故に、苦しみに打ち勝つことができたのだ。

ブラドックの直向さは、見習うべきである。真面目に生きる姿を直視すべきである。
そして、家族を守ることこそ、一番大切な誇りなのだということを知るに違いない。

※余談
ラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガーの演技も素晴らしいが、
ジョー役のポール・ジアマッティが本当にいい芝居をしている。
今度こそ、アカデミーに手が届くと嬉しいのだが。果たして??
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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBありがとうございます (ミチ)
2005-09-26 23:09:04
こんにちは。

記事を読ませていただいたらまた感動再びになりました。

私もポール・ジアマッティに一票です!

彼の演技はあちこちのブログでも評価高いですよね~。
TBありがとうございます (kazuki-kt)
2005-09-27 22:56:36
ミチさん、コメントありがとうございました。



手堅い作りの映画でしたが、

実に説得力ある感動作品でありました。



今度こそ、ポール・ジアマッティには、

アカデミー賞を獲ってほしいですね。
こんにちは! (mobeer)
2005-09-28 12:01:34
本当に王道中の王道って作品でしたよね。

いかにもアメリカらしい理想の父親像とサクセスストーリー、って気がしました。

ポール・ジアマッティ最高でしたね。彼の存在感でこの作品の雰囲気が締まったと思います。

コメントありがとうございます。 (kazuki-kt)
2005-09-28 22:29:00
mobeerさん、コメントありがとうございます。



王道の作品と言えますよね。実に手堅い…。

しかし、描かれるべきポイントは押さえている。

だから、素直に感動できるんでしょうね。



ポール・ジアマッティ、いい味出してました。

この映画でこそ、アカデミーと思ってるんですが…。
ジョー!! (しまりす)
2005-09-29 07:56:09
本当にジョーおじさんはいい人でしたよねえ!

ジョー(TOT)

こういういい人しか出てこないような映画、大好きですよ。ほんと。

ハッピーエンドでよかった。

コメントありがとうございます。 (kazuki-kt)
2005-09-29 22:47:09
しまりすさん、コメントありがとうございます。



優等生的映画ですよね。悪人1人もいないし。

あえて言えば、ベアくらいですかね。

描かれ方も丁寧ですし、

誰が見ても楽しめる映画だと思います。
コメントありがとうございます (zattchi)
2005-10-01 17:12:54
見た後の満足度、爽快感はすごくよかったです

家族のために、家族の想いに応える彼はかっこよかった

コメントありがとうございます。 (kazuki-kt)
2005-10-11 23:05:48
zattchiさん、コメントありがとうございます。



観た後の爽快感、ありますよね。納得できます。

父は、妻と子供のために死に物狂いで頑張る姿。

嫌でも涙腺を刺激されてしまいます。
TBありがとうございました (映画三昧)
2005-12-19 03:58:53
ラッセル・クロウとともに、ポール・ジアマッティがゴールデングローブ賞の助演男優賞候補に挙がっていました。オスカー候補も間違いないでしょうね。
コメントありがとうございます。 (kazuki-kt)
2006-02-14 00:01:41
映画三昧さん、遅い返事となりました。

大変申し訳ありません…。



ポール・ジアマッティ、

オスカーノミネートされましたね!!

受賞して欲しいけど、難しいですねぇ。

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