山はしろがね

ロシア文学/スキー@稚内(~2017.3)

パーヴェル・ネルセシアン

2005-10-27 00:42:23 | アート・文化

 パーヴェル・ネルセシアン,行ってきました。プログラムは他の都市と同様,バッハとメンデルスゾーンとショパン。

 どんな人なのだろう,子供相手に音楽教室をやって金をかき集めるような人だったら嫌だなあ,と思って出かけてみると,あれ?ノーネクタイの黒いシャツに黒いジャケットというラフな格好で,黙々とピアノに向かっていらっしゃる。

 極東の田舎町でワルツを弾く痩せた姿は,まるで「戦場のピアニスト」。地味な演奏や渋い演奏では決してなく,幻想的な響きを作るのだけれど,しかし,派手にはなりきれないという印象。でも,アットホームな雰囲気の中,しっかりした音を聞くことができた,良い演奏会だったと思う。

 大都市のスノッブな演奏会と違って,生活感あふれる田舎の演奏会も良いものだよ。来週からは東京,北九州,防府で公演があるらしい。
http://matsunaga-piano.co.jp/concert/concert.html

 ところで,どうでも良いことだが,ラテン文字の綴りは「ネルセシアンnersessian」だけど,ロシア文字の綴りは「ネルセシヤンнерсесьян」みたいだね。

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私はパーヴェル・ネルセシアンの演奏会を今年も聞... (レーナ)
2005-11-01 22:41:38
私はパーヴェル・ネルセシアンの演奏会を今年も聞きました。2001年から毎年聞いているので、もう5回目です。2001年の9月に彼とモスクワのトゥベルスカヤ通りで会いました。日本から事前にメールを送り、モスクワで電話をしたら、会ってくれたのです。音楽院で学生達が自分のレッスンを待っているからというので、短い時間でしたが、私と娘にお茶とケーキをご馳走してくれました。彼にはロシア、アルメニア、ユダヤ、フィンランドの4つの血が流れているそうです。とても感じのいい人で、生活が大変だというようなことまで率直に話してくれました。離婚して今は音楽院の近くの住まいにネコちゃんたちと住んでいるとのこと。最近パーヴェルについて検索をしていたら、たまたまあなたのホームページにたどりつきました。演奏会での彼の姿をなかなか鋭く捉えていらっしゃると感心し、つい、お便りをしたくなりました。私はもう若くはないのですが、ロシア語をもっと正確に覚えたいと思い、この4月からロシア語学院の2年に編入し勉強しているいわばロシア語を「趣味」にしているといった者です。沢山の著書や訳書などの業績のある有望な若手研究者の今後に期待しています。
レーナさん,いろいろ教えていただきありがとうご... (kamchatka)
2005-11-01 23:34:07
レーナさん,いろいろ教えていただきありがとうございます。ネルセシアンさんの人柄についてのお話,興味深く読ませていただきました。2000年から2001年にかけては,8ヶ月ほどモスクワに暮らしておりましたので,その頃のことも懐かしく思い出しました。

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