泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

第一回東北・みやぎ復興マラソン

2017-10-02 11:47:22 | マラソン

快晴。
宮城県の名取市、岩沼市、亘理町の海岸沿いを走るフルマラソン。第一回。
走る場所はすべて津波が来たところ。
前回の仙台ハーフは、慣れたこともあり楽しめたけど、今回は初めてでもあり、だいぶ緊張していました。
その緊張をほぐしてくれたのは、地元の人たちの援助。マラソン大会ではエイド(「aid」援助、助力、救援の意味)が設けられます。
18か所もあった。しかもそれぞれ名前があり、かつてその地域で暮らしていた人たちが集まり、水、スポーツドリンク、スポンジの他に地元特産品を提供してくれた。
こんなに充実したエイドは初めて。本当にエイドのお陰で完走できました。ありがとうございました。
亘理町の「はらこ飯」は食べづらかった。入れ物にご飯がくっついて。ほたての串焼きやセリ鍋、よくわからなかった豚の料理や笹かまなども。
中でも一番うれしかったのは「復興トマト」。計3個、でかいのをいただきました。
トマトを握りしめながら、かぶりつきながら走ったのももちろん初めて。ほんとにおいしかった。元気が出ました。
コースは平坦ではありましたが、後半ほど日差しがきつくなり、向かい風も出て、けっして楽ではなかった。
改めて楽な道はないと知った。
だからこそ、ゴールしたときはこみ上げるものがあった。フルを走り切って感極まるのは2回目。でも、今回ほどしみじみ成し遂げた感動を味わったのは初めて。
参加したみんながつらい思いをしてきたのは、語らずともわかっているから。
「走ってくれてありがとう」と声をかけてくれた人がいました。子供たちも、ほんとにうれしそうに手を差し出していた。
今思えば、もっと顔を見せて(サングラスを外す余裕もありませんでした)、手を合わせてくればよかったと思う。
でも、それはまた来年にとっておきます。
今回は、とにかくしっかり参加して、走り切ることが何より大事だったので。
記録は3時間47分21秒(ネットタイム。スタート地点を通ってからのタイム)。ベストタイムには3分32秒届きませんでした。
でも、暑く、向かい風の中、やはり35キロからは足に来て遅くなってしまったけど、地域の人たちに助けられて完走できたことが何より。
また自信を深めることができました。すばらしい思い出を作ることができました。
毎年出たいと思います。ありがとう。

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