ぼくの耳コピー法10 2つの音の音程差で判断する方法4

続いて、全音2個
「ドミ」「ファラ」「ソシ」ですが、
これは、メジャー・コードのrootと3rdの音の関係と同じです。

「ドミ」は、C(構成音は「ド、ミ、ソ」=「root、3rd、5th」)
「ファラ」は、F(構成音は「ファ、ラ、ド↑」=「root、3rd、5th」)
「ソシ」は、G(構成音は「ソ、シ、レ↑」=「root、3rd、5th」) となります。

有名なメジャー・キーのスリー・コードですね。(Gは通常G7が多いです)

前回との違いをCCmで考えて見ましょう。

C (構成音は「ド、、ソ」=「root、3rd、5th」)
Cm (構成音は「ド、、ソ」=「root、m3rd、5th」)

違いは、3rdm3rdだけですね。
この音が、メジャー・コードかマイナー・コードかを決定する大事な音になるということです。

で、このように聴こえるのに、(その通りだったとして)、確かめたら音が違った場合は、
「デファ」「レサ」「メソ」「ミス」「サリ」「スド↑」「ラデ↑」「リレ↑」「シメ↑」の可能性があります。

これを繋げると
「ドミス」
「デファラ」
「レサリ」
「メソシ」

4種類となり、オーギュメント・コード(3和音)となります。

に読むと
「ドデレメ」「ミファサソ」「スラリシ」と並んでいますね。

分からなくなったときは、縦に4つずつ書き出してから、横に読んでみてください。


どの音でもrootになるので、この4種類だけ覚えておけば便利です。

「ドミス」を覚えていれば3種類のaug(構成音は「root、3rd、#5th」4和音の場合は♭7thを追加してaug7とします)コードの構成音が分かります。

「ドミス」Caug
「ミスド↑」Eaug
「スド↑ミ↑」G#aug
なので、 Caug=Eaug=G#aug となります。

残りは同様に、
C#aug=Faug=Aaug
Daug=G♭aug=B♭aug
E♭aug=G aug=Baug
ですね。

ちなみに、♭7thを見つけるときには、 rootの全音1個下なので、前々回のホール・トーン・スケールが役に立ちます。

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