コードトーン記憶術 R、9(2)、3、11(4)、5、13(6)、maj7が分かると その2

今までで、Root 9th(2nd) 3rd 11th(4th) 5th 13th(6th) maj7th を覚えて(思い出せるようになって)、メジャー・スケールナチュラル・マイナー・スケールが取り出せるようになりました。
コードトーン記憶術 R、9(2)、3、11(4)、5、13(6)、maj7が分かると その1

今回は、それぞれの音をルート音としてコードを作成してみましょう。

メジャー・コードXマイナー・コードXm とするとルール
Root    X
9th(2nd)  Xm
3rd    Xm
11th(4th) X
5th    X
13th(6th) Xm
maj7th   Xm(♭5)
です。


Rootを当てはめてコードを作ると、
Root    ドミソ
9th(2nd)  レファラ
3rd    ミソシ
11th(4th) ファラド
5th    ソシレ
13th(6th) ラドミ
maj7th   シレファ
 となりますね。


これをコードで表すと
Root     C
9th(2nd)  Dm
3rd    Em
11th(4th) F
5th    G
13th(6th) Am
maj7th   Bm(♭5)
となります。

これは、キーC の時のダイアトニック・コードで、そのキーで自然に聴こえるコードです。

これを覚えておくと、和音を聴いただけでその構成音が分かってしまうという、うらやましい能力がない場合でも、コードを探り当てる手助けとなりますので、コードの耳コピーをするときには、大変重宝しております。

このルールを覚えるには、メジャーのスリー・コードが分かっていれば簡単です。
(こういったものは、全てのキーで覚えようとしないで、キーCだけで覚えておいて、必要なときに応用すれば良いと思います。使っていれば自然と覚えることも多いですし)

キーCのスリー・コードは、C、F、G(7)ですね。

これさえ覚えていれば、それ以外は全てマイナー・コードということになりますから簡単ですね。

後は、最後のmaj7thの上に出来たコードだけ(♭5)をつけることになります。


キーに関係なく表現するときには、ローマ数字が使われます。
Ⅰ Ⅱm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶm(♭5) ですね。

これだと数字が一致するので理解しやすいと思います。

Root     Ⅰ
9th(2nd)  Ⅱm
3rd    Ⅲm
11th(4th) Ⅳ
5th    Ⅴ
13th(6th) Ⅵm
maj7th   Ⅶm(♭5)



ちなみに4和音にする場合は
Root    Ⅰmaj7
9th(2nd)  Ⅱm7
3rd    Ⅲm7
11th(4th) Ⅳmaj7
5th    X7
13th(6th) Ⅴm7
maj7th   Ⅶm7(♭5)
となります。


この方法で全てのキーについて対応することができます。

Rootにを当てはめてAコードを作ると、キーA の時のダイアトニック・コードは、
Root    Amaj7
9th(2nd)  B → Bm7
3rd    C# → C#m7
11th(4th) Dmaj7
5th    E7
13th(6th) F# → F#m7
maj7th   G# → G#m7(♭5)
という具合です。

で、これができるようになると...次回へ続く...。


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