Kazuko MISAWA World

三沢かずこの青の世界 ー 作品の周辺

オオイヌフグリ

2017-03-06 09:37:05 | アトリエから

オオイヌフグリを道端で見つけた。この小さな花はうつむき加減に歩いていないと見逃してしまう。アトリエからの帰り道、やはりうつむき加減な

のかしら。でも、この花が咲くと春が来たという弾んだ気持ちになる。ようやく春だ、今年はすごく寒かった...。

足元に爽やかな優しい青、小花の可愛らしさ。この花は私の青の原点かもしれない。生まれ故郷の北信濃、雪解けの濡れた土のそこかしこで青の

花が咲いている。側には解け残ったガリガリに固まった雪がプリズムのようなきらめきを放っている。青と白と、キラキラとした早春の陽光が原風

景のように、浮かんでくる。待ち遠しくて、待ち遠しくて、このオオイヌフグリを見つけた日は、子供心にとても嬉しかった。

青にこだわっているが、青を支える色としての白も不可欠な存在かもしれない。白に助けられていると常々感じている。

青にはもう一つ原点がある。摩周湖の青、あの神秘的な湖水。不意に、晴れ始めた霧に包まれた深い、近寄れない青。高校の修学旅行で訪れた摩周

湖の水の色はこころの中で生き続けてくれている。

こんな風に絵を描く仕事につくとは考えもしなかった。摩周湖から帰った私は、『摩周ブルー』という短文を書いて周りの人に見せたりしていた。

あの頃は文筆家志望だったから。

 

                   フォト  2017

 

                                                      

 

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