新生津市は5年前に、10市町村という県内最多の市町村が合併してスタートしましたが、未だ求心力不足の半面、旧市町村間格差が顕在化し、一方でゴミの最終処分場問題、中心市街地活性化問題など、速やかに解決しなければならない課題が山積しています。
低い行政サービスに合わせる悪しき平等化が進み、ハローワークには職を求める人であふれています。多くの市民は、行き場のない失望感と焦燥感に覆われ、努力や能力が一向に報われない社会を憂いています。
合併を見直し、功罪を整理して集中・効率化と地域の分権化を促進し、新たな飛躍への再スタートを切る時です。努力が報われ、能力が正当に評価される、そして子どもからお年寄りまで豊かな心で暮らせる質の高いまちづくりを実現しなければなりません。私の、県職員、市長、民間企業、市議会議員で培った経験を最大限に活かし「改革と安定」を図ります。
私は、そのために愛する津市を県都にふさわしいまちに組み立てる「スーパーグリーン都市・津」の構築を提案し、身を賭して切り開く決意で、一党一派に偏らない「市民党」の立場をもって処します。
以下に、「3つの重要政策」を示して、公約とします。
1、日本一の「スーパーグリーン都市・津」にします。
地球温暖化問題は、今後50年、100年と続く世界の最重要課題です。新生津市の恵まれた自然環境を活かし、「環境」をキーワードに新たなまちづくりを行い、全国に先駆けて低炭素社会づくりに取り組み、日本をリードしていきます。
・投資効果を計り、市中心部に環境にやさしい次世代型路面電車(低床で自転車や車椅子でも乗車可)を導入します。
・太陽光発電、風力発電、バイオマス発電、マイクロ水力発電など、クリーンエネルギーの推進を図ります。
・グリーン・ビジネス、リサイクル・ビジネスの奨励と関連企業、研究所、公共施設を誘致し、雇用機会を創出します。
・公共施設、アーケード、河川敷等の空間に太陽光発電を設置します。
・自治会林、学校林を設定して東西地域の交流と森林の保全、活用を図ります。
・道路緑化、建物緑化、校庭の芝生化により、まちのグリーン化を進めます。
・崩壊の危機にある地域社会、農山漁村の復興を図ります。
・日本最大規模の「道の駅」を設置して、地元産品の販路拡大、イベント開催の場所を提供します。
・インターネット社会に応じた商工観光の情報、行政情報を発信します。
2、人件費総額を20%削減します。
津市歳出の26.4%を占める人件費を見直し、徹底的無駄の排除と職員の効率的配置で行政改革を進め、健全な財政運営と効果的投資機会の確保を目指します。
・総合支所の機能を強化し、市民に密着した市政を展開します。
・市政の窓口の一元化や定期的な市民ニーズ調査などで、市民サービスを徹底します。
・職員の社会人採用枠設定などで市役所を活性化させ、併せて雇用機会創出のモデル事業として民間をリードします。
・不公平で時代にそぐわない都市計画税を廃止し、時代を見据えた新たな財源を求めます。
・地元事業者の支援を目的とする入札制度に改善します。
・市民の意向が反映する市民公募型公共事業を進めます。
3、活気があり暮らしやすいまちを創ります。
幼児からお年寄りまで、すべての津市民が豊かな心で、明るく、そして尊厳を持って、安心・安全に暮らしていける、より良い未来につながる市民生活の基盤を支え、応援し、人と人との息づかいが感じられる地域社会、誇りある郷土意識、文化風土が継承されていく、人にやさしい政策を実現します。
・小学校30人学級、中学校35人学級を完全実施します。
・小学校給食を無料化します。
・義務教育終了時まで医療費を無料化します
・保育園の入園待機児童を解消します。
・ボランティアによる育児家庭訪問を実施します。
・歴史、文化、住環境の整備・保存を目指した景観条例を制定します。
・病気予防の予防医療施設「健康院」開設します。
・高齢者、障害者、妊産婦に対するタクシー、ミニ・フリーバス(自由に乗降できるバス)の利用を支援します。
・セーフティネット(生活の安全網)として衣・食・住・働で生活支援をします。
・津城と一体となった城下町の復興を目指します。
・伝統芸能、地域の行事を保存し、文化遺産、歴史的偉人を尊ぶまちづくりを推進します。
・保育所、小学校、中学校の給食に地元産の食材を使います。
・若者の活気、元気があふれる街中をよみがえらせます。
・三重短期大学に、環境、歴史・文化、マスコミュニケーションの各分野におけるローカル・アカデミックなコースを開設します。