森かずとしのワイワイ談話室

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議会基本条例制定特別委員会視察

2012-02-01 23:35:58 | 議会活動
 新潟以北の日本海側に大雪を降らせる寒波がやってきた。この寒波まっだたなかに、私たち金沢市議会議会基本条例制定特別委員会は、先進自治体である東京の多摩市議会と横須賀市議会の議会改革を視察した。行きの乗り継ぎ駅越後湯沢は、1.5メートぐらいの屋根雪降ろしが行われていた。新潟県津南町では、屋根雪降ろし中の高齢者が誤って落下するという痛ましい事故も起こっている。私たち一行は、雪の影響で今日の来沢が遅れることを懸念し、米原回りに列車を変更し、夕方無事戻ってくることができた。

 さて、多摩市、横須賀市それぞれの議会は、議会改革の延長として、さらに、議会改革の飛躍的進展を期して議会基本条例を制定していた。ともに、議会、議員の責務を明らかにし、住民自治と民主主義を担保する二元代表制を成り立たせるための議会の権能の強化を目指している。住民に開かれた議会、住民の意思がより直接繁栄する議会、言論の府としての自由闊達な議会、政策立案能力の向上と市長への提案などに具体的に取り組みを始めている。
 多摩市議会の議会基本条例では、請願・陳情に加えて、市民の政策提言書というしくみを構想し、議会での意見反映の機会を確保するとりくみを行っているのが特徴的だ。論点を明確にする一問一答方式は、条例制定以前からとっくに議会改革の一環で取り入れていた。多摩ニュータウンに象徴される多様な住民が自治を通じて多様な価値観を共有する。住民運動が盛んな土地柄が反映していると思った。話題の反問権の付与だが、条例制定の中心となった議員に対して、市長が(敬意を表してかな・・)一度だけ反問権を行使したそうだ。多摩市議会では文字通りの反問権を認めている。
 一報、横須賀市議会の議会基本条例は、具体的な記述による丁寧な条文で構成されていた。反問権は議論があったが、最終的には議会と執行部の二元的役割りの違いを意識して、質問趣旨の確認にとどめている。また、議長の立候補制も採用していない。市民と議会との関係では、請願陳情を市民による政策提言と位置づけ直している点は共通していた。
 横須賀市議会で力を入れてきたのは、議会報告会だ。所沢市議会の議会報告会に視察にはいるほどの熱の入れようだ。議会としての統一的対応、各会場毎の報告内容の平準化のための共通資料づくり、質問対応のマニュアルまでもが、議会報告会準備委員会によって作成されていた。昨年7月にはじめて市内五カ所での議会報告会を実施した際には、議員自らが幟旗を持ってまちかどに立って、報告会への参加を呼びかけたそうだ。その反省に立ってこの4月に第二回目の実施を決定している。その反省とは、テーマの絞り込みであり、市長部局の市政報告会とは違った内容を持った報告会だ。これは、言うが易く行うが難しだ。議会での議決までのプロセスを重視する。議決した内容であっても問題が残れば、それを指摘しておく必要もある。ここに、党派、会派の考え方の違いが介在する。議会ならば当然だ。これをどう調整し、議会としての統一的な問題提起にできるのかが現実的な難しい課題だと私は考えている。
 横須賀市議会は、これらを議員自らが汗をかいてつくり出していこうととりくんできている。議会基本条例を制定することの一番のポイントとは、実はこのことなのかもしれない。

 こういった論点から、私たちの基本条例素案がこれから厳しい議論を重ねていくことになる。有意義な視察だった。
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議会基本条例 特別委員会 多摩ニュータウン
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