森かずとしのワイワイ談話室

平和・人権・地球・子育て・教育・くらし・そしてまちを語る

シンタテ大学

2010-03-14 23:15:21 | 議員活動
 知事選投票日の14日日曜日、県民をソーシャルデザイナーにと、市民団体が主催するシンタテ大学が、新竪町小学校体育館で開かれました。ソーシャルデザインとは耳慣れない言葉でしょうが、市民連帯のための社会像を描くことです。市民ひとり一人が主権者として社会の有り様を構想し、市民的討議によって政策化し、それを政治に提言していくこと。
 シンタテ大学は、エコ(持続可能)な社会、オルタナティブとしての非営利経済、地球と社会破壊に預貯金を回さないNPOバンク によって市民社会に乗り出していこうというコンセプトが鮮明です。私は午後の4、5時間目の授業に参加しました。広告メディアクリエイティヴで著名なマエキタミヤコさんのコメントは、歴史的社会的視座が定まったものでした。曰く、日本のメディアが国際関係について、外務省情報に頼り、自前の情報を持たないが故に弱いこと、その基礎には、歴史学、社会学、哲学が教育の中で学ばれていないことが問題として根深くある。民主主義の発展方向を認識したメディア、ジャーナリズムの勃興は、市民の自覚した発信が必要と強調されました。
 ただ、100万人のキャンドルナイトの仕掛け人として、背景にある反原発運動と原発推進の対立から融和の成果を自己評価しましたが、CO2温暖化説が、現実として原発推進に傾斜してきた現実を総括できません。キャンドルナイトはどこへ向かうのでしょうか。ここは疑問です。

 議会での代表質問で、連帯経済を採り上げ、NPOバンク「ピースバンクいしかわ」設立を行政に認知を求めましたが、準備運営委員の方が傍聴に来られていたようです。市のまちづくり施策との接点を模索したいと思っています。

 さて、県知事選は谷本さんの圧勝に終わりました。この選挙ほど正直悩ましいものはありませんでした。私の近しい方々が、谷本、桑原両陣営に分かれ、股裂き状態でした。浅野川水害、辰巳ダム、志賀原発、教育行政、この面では私はアンチ谷本です。しかし、県政の幅広い分野、バランスでは、意見がまた違ってきます。それが選挙戦の結果です。
 多数を制する民意はどこにあるのか。民意にどれだけ食い込んでいけるのか、思案を繰り返します。選挙の年2010年。次は参院選です。


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2 コメント

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Unknown (旅カフェ ほしのあき)
2010-03-15 10:52:44
森さん、こんにちは。
昨日の選挙ほどつまらないなぁと思った選挙はありませんでした。
今の石川にとって「ピースバンクいしかわ」は希望の光ですね!
旅カフェは (森 かずとし)
2010-03-16 00:22:12
 あきさん、投稿ありがとう。旅カフェは、NPOバンクとの連携は考えられますか。

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