あぁ とりあえず 黒沢健一のこと文字にしよう

こんなに凄いミュージシャンの世界があったこと、恥ずかしながら知らなかった。健ちゃんの世界への船出の記録です。

最終章

2017-01-26 01:20:18 | 音楽
最終章
はじめのおわり。

(って、なに気取ってるんだ。)


ずっとお休みしていた健ちゃんへの想いを綴ったつたないブログ。
再開そして終わる。
はじめのおわり。
こんな日がくるなんて。

1月23日

献花の日、家にいても落ち着かない。13時に買い物もあったので早めに家をでる。





空は抜けるような青空に冬の雲。
「そんなに悲しそうな顔しなくても。いやー、歌っちゃったよ。凄い盛り上がり。
今日はこっちにこいって言われてたから戻ってきたけど、あっちもCDはいっぱいあるし、音楽じゃんじゃん流れてるし。
あっち行ったらさ、いきなりみんなに歌ってくれって頼まれたので、今ギター持ってないし、って言ったら、お得意のアカペラでいいからって言われてさ、
さっそく歌っちゃったよ、久々だったけど凄い盛り上がり!」

って、興奮しながらジェスチャー交えて話す健ちゃんの姿が空に浮かんで思わず吹く。



花屋

渋谷で友達と合流して献花のお花を探す。花一本、晒布にまかずラッピング。
それにしても一本と言われると迷う。
お店のちょっとイケてるおにーさんが親切にしてくれるので、
今日はお花一本って人多いですかってお訊ねしたら、いきなりL⇔Rですかと言われて、わ、嬉しビックリ(*´ω`*)。
秀樹さんのつぶやきで後で知ったけど献花した人2000人。
お花屋さんお疲れ様です。

選ばれるのは君だ、ってやつがあると思っていったけど、花の方が君には選ばれたくないと思っているのだろうか、なかなか決まらず。
レインボーカラーのカーネーションにちょっと惹かれたけど、変化球すぎだろ。違うお店で無難に中がちょっとピンクの白いバラを買う。
その場で花言葉を調べようと、携帯に「はな」って打ち込んだら鼻水っていうのが最初にでて、調べる気が失せる。


タワレコ
タワレコで別の友達と待ち合わせ。健ちゃんがうろうろしてる気がする。
健ちゃんが帽子被ってバッグ肩からかけてCDの棚の周りをうろうろしてるの見かけても、全く違和感がなく、
「あれ健ちゃんじゃない」とか友達に小声で伝えて、みんなで密かにガン見する図、
を思い描く。そうであったらどんなにいいだろう。



偵察

他の友達が来るまでに時間があったので会場の偵察。
渋谷のカルカルは初だったので、場所はどこだ、献花の列はどのくらいだ、どんな感じだ、
で、そわそわ16時過ぎに一旦偵察で会場の東京カルチャーカルチャーに向かう。

タワレコの脇のガードをくぐって突き当りのビルの4階。
14時にアップされていた写真みたら明治通りのワンブロック先の歩道橋まで並んでた。その列の半分くらい。30分位の待ちかな。
タワレコの脇を入ったガード下は、以前健ちゃんのタワレコのインストアライブを観るために夜中から並んだ懐かしい場所。
違う目的で同じ場所に存在する悲しさ、ヒシヒシ。
でも泣かないぞって決めてきたから泣かない。



献花

18時過ぎに再度カルカルに。
お仕事終わってからくる人で並ぶかなと思ったけど、すんなり入れた。

健ちゃんのギター、健ちゃんの作品、健ちゃん画伯の絵、いろいろ展示してあって、映像が流れてた。
花で埋め尽くされた祭壇に向かって献花。
お骨があるのかどうか、アイドントノー。
お骨があれば、健ちゃん益々小さくなっちゃって、って脳内冗談言って、泣かずに笑うぞ、って決意していったけど、

でもな、健ちゃんから滴る汗があのギター伝わって床に垂れてたな、とか、
健ちゃんがカポしたまま演奏しようとして、横に並んだローディーの人のマジックのようなカポ取りあったエレアコだよなとか、
ギターをみていろんなシーンを思い出して、さらに一緒に行った友達の目に涙いっぱいなのをみてしまったら、駄目だったね。

以前マネージャーやっていらした栗山さんがいらして、少しお話させて頂いた。
悲しかったけど、和んだ。ほんとに楽しい良い時期を過ごさせて頂けたことを心から感謝した。



鬱上げじゃなくて打ち上げ

献杯。しばらく騒いで時計をみたらいつもと違って全然早い時間だった。
そっか、ライブ後ではないもんね、と悲しかった。
いろいろな所から、東京、渋谷、カルカル、健ちゃんを目指して集まって、またそれぞれの帰路に。

健ちゃんを通じて、音楽を楽しみ、音楽を通じて楽しい仲間も出来、楽しい時間をずっと過ごしてきた。
うはうはだったね。

健ちゃんが居なくなってしまった。
でも健ちゃんを通じて、音楽を楽しみ、音楽を通じて楽しい仲間と、楽しい時間を過ごす。
何も変わらない。
健ちゃんの曲は不滅だから。
健ちゃんは私達の心の中に生き続けるから。



ちょっと駄目な日もある

ちょっと駄目な日もあるけど、こっちにいた健ちゃんは、背イッパイ、それじゃ少ない、精一杯音楽やってた。
だから自分も精一杯生きねば。←予定ですが。
あっちで健ちゃんに再会した時、恥ずかしくない感じには成長したい。←予定ですが。


ブログ
4年くらいお休みした脳筋ブログ、でも見にきてくださる人もいてハッピーでした。
ほんとうにありがとうございました。
私はモタワからの歴の短いヤシなので、読んでくださっている方と、悲しみは日本海溝と水たまりほどの差があるのかもしれない。

早く皆様の心が癒えますように。
ついでにmeのもね。

両手でみんなを指差し(←ダブルゲッツ)、
手を振る健ちゃんが、
舞台の袖に、
そして光の中に消えていく。

健ちゃん、ありがとう!!!
                                    kazezishi
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