芦原やすえの気まぐれ便り

原発のない町つくりなど、芦原やすえの日々の活動をご紹介します。

安全保障関連法案に反対!島根県内女性議員アピール

2015-09-08 01:22:22 | 平和
 安全保障関連法案が参議院で審議が行われていますが、政府与党は16日に委員会採決、そのまま本会議にかけると息まいています。
しかし、もはや多くの国民が強く反対し、マスコミによる世論調査においても65.6%の人が反対しているのが現状です。この民意を無視しての採決の意向表明は、もはや民主主義すらかなぐり捨てている状態です。ただ、ひたすらアメリカの思うがままに突き進もうとしているように見えます。
 そもそも、この法案が憲法違反であることは明白で、こんな法案を通すことは立憲主義に反します。なにより、アメリカの行う世界中での戦争に加担する行為は、日本の若者の命を脅かすことになります。それだけではなく、多くの子供たちや女性、老人たちも犠牲にしてきたのが過去の戦争の実態です。安倍政権は、この法案に「平和」という名前を付けますが、国際紛争を武力で解決しようとして、平和になったことはありません。命を奪えば奪うほどに憎しみが返ってくるのが戦争です。
 私たち女性議員は、それぞれの自治体において、命と人権を守り、平和な社会が続くよう努力してきました。その努力が水泡のごとくかき消されようとする現状を断じて許すことはできません。今日は、島根県内31人の現職・元職の女性議員連盟で安倍政権に対して、この法案に対する反対のアピールを出しました。また、記者会見を開き、このアピールについて説明し、お昼休みには県庁前にて該当アピールも行いました。状況は厳しいのですが、私たちは決してあきらめません。

「安全保障関連法案」に反対するアピール

                   
島根県女性議員・元議員有志

島根県内の女性議員・元議員は、次世代を育て守る発言を、政治の場で行ってきました。いま、「命を戦場へ送るわけにはいかない、声を上げなければいけない」と強い危機感を抱き、超党派でアピール致します。
「安全保障関連法案」は7月15日に衆議院において強行採決され、現在は参議院での審議が行われています。しかしながら、憲法9条第1項には「武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」とあります。  
かつて、私たちの国は二度の大戦を経験し、出兵した若者はもちろんのこと、爆撃を受けた子どもや女性、高齢者、そして周辺諸国を含む多くの人々が犠牲となりました。だからこそ、二度と戦争をしないことを決意し、平和憲法の下、戦争しない国として国際社会に貢献してきました。
「集団的自衛権行使容認」とその具体化による「安全保障関連法案」は、他国の軍事行動に加担し、戦後70年間、守り続けてきた平和な日本社会を根底から覆すものであって、平和憲法と対極に位置するものです。元内閣法制局長官ほか憲法学者など様々な人々が「安全保障関連法案」を違憲と声を上げるゆえんもここにあります。
この法案は大切な人の命を戦場に送ることに道を開くものです。政府は「集団的自衛権行使容認」の解釈改憲をやめ、「安全保障関連法案」を廃案にすること、憲法に則り、国家間紛争の解決手段として武力の行使以外の解決手段を持つこと、一国のみならず世界の平和を追求し命を守ることを政府に求めます。

2015年9月7日

呼びかけ人 島根県議会議員 白石恵子 角智子 松江市議会議員 芦原康江 吉儀敬子
賛同人
現職議員  原田貴与子(安来市) 大和磨美(邑南町) 寺戸昌子(津和野町) 安達美津子(益田市) 大垣照子(奥出雲) 福田佳代子(大田市)
      京村まゆみ(津和野) 弥重節子(益田) 
元職議員  萬代弘美(県議会)  田村節美(県議会) 光谷由紀子(雲南市)下寺共子(益田市)   太田 薫(松江市)  勝部加代(松江市)
      安達久美子(鹿島町) 小笹和子(東出雲町)飯塚悌子(松江市) 福間紀代子(宍道町) 山下倫代(川本町) 山根里美(横田町)
      川上テル子(江津市) 岡堂美恵子(金城町)井上愛子(八雲村) 杉山郁子(木次町)  森脇弘子(江津市)  上代和美(大東町) 
      竹内志津子(津和野町)