風のBLOG

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『ジャンヌ・ダルク~ジャンヌと炎』西日本ツアー第8週目

2016-07-11 22:56:15 | トピックス
トップ写真は、フェリーから撮った隠岐の島です。

今週は

7月4日 大阪府 住吉中学校 同校講堂

7月6日 島根県 隠岐高校・隠岐水産高校 隠岐島文化会館

7月8日 大阪府 金剛高校 河内長野市立文化会館ラブリーホール

での公演でした。


住吉中学校

公演前日、道幅の関係で11トントラックが学校に近づけないということで、大阪南港フェリーターミナルでのトラック積み替え作業をしました!
炎天下の中、11トントラックから講堂の舞台設営に必要な道具を、3トントラック2台に積み替え、
住吉中学校に向かい、講堂(三階)に搬入!
汗だくになりながら、明日の公演への期待が燃え上がります!





公演当日、学校に到着すると、生徒さんたちが全体朝礼をしていました。その朝礼で、担当の先生が劇団風の紹介をしてくれていました。
仕込の時は、学校の廊下で偶然出会った生徒さんが『楽しみにしてます!本当に楽しみです。頑張って下さい。』と明るい笑顔で声をかけてくれました。

この日の公演は350人の生徒さんが見てくれました。
終演後のカーテンコールで、担当の先生が『ジャンヌが生きた時間、時代も違う、言葉も違う、汚い言葉も使うけど、本当に伝えたいことはなんだったのか考えて下さい。ひとりひとり答えは違うだろう、違くてもいいので探してみて下さい。』と生徒さんにおっしゃっていました。担当の先生の想いが伝わってきました。本当にありがとうございます。

終演後の座談会では、演劇部の生徒さんと有志で集まってくれた生徒さんが参加してくれました。住吉中学校の演劇部は大会でも勝ち進む強豪校だそうです。『自分たちも、風さんみたいにできたらなーと思うんだけど、どーしたらできますか』などなど熱心な質問をしてくれていました。『始まった時から、情景が浮かんでくるような劇でした!』と感想をいただきました。素敵な感性が輝く座談会でした。







座談会後には舞台撤去も演劇部の生徒さんたちが手伝ってくれました!


隠岐高校・隠岐水産高校

境港からフェリーに乗り、隠岐島に向かいました!風の旅公演では、11トントラックとマイクロバスで移動するので、島に行くときは必ずフェリーに乗ります。
天候にも恵まれ、次の日の公演に期待がふくらみます。

ジャンヌダルクのオープニングでは、生徒さんたちが、温かく迎え入れてくれたことが印象的でした。

この日の公演は終演後にバックステージツアーが行われました。いたるところで役者をつかまえて記念撮影が行われていました。元気な様子で、気さくに話しかけてくれて、『島に住んでいると、演劇を見る機会がないので、大変貴重な体験をさせてもらえて、嬉しい!興奮しています。』と感想を話してくれました。







終演後の舞台撤去の時から、トラックに積み込みが終わるまで座談会がありました。トラックに積み込みが終わると、トラックの周りで、サイン会と記念撮影が行われました。僕たちも楽しい時間を過ごせました。ありがとう!






金剛高校

800人近くの生徒さんたちが、ジャンヌダルクの舞台に対して、静かに視線を注ぐ姿が印象的でした。終演後のカーテンコールでは、舞台上に生徒さんが上がって、花束とお礼の言葉をいただきました。和やかな雰囲気が会場全体に広がりました!

終演後には座談会が行われ、そのなかで『他の役者さんにも会いたい!』ということで、舞台撤去後に短い時間ではありましたが、ツアーメンバー全員が生徒さんと交流し、記念撮影をしました。
『役作りについて、質問してもいいですか?』『あの登場人物の場面で、ジャンヌの世界観に引き込まれました。』『とても哀しい気持ちになりました。あの登場人物が大好きです。』などなど具体的な気持ちを伝えてくれました!
このような時間を作れたことは僕たちにとっても貴重な時間になりました。名残惜しそうに帰る生徒さんの姿が心に残りました。








そして、今週は公演とは別に
7月9日 立命館高校ワークショップ
がありました。

立命館高校は先月、6月6日に公演をした学校です。
今回のワークショップは、公演の担当の先生が、秋にある文化祭でクラス劇を行う生徒のみなさんに向けて企画されたものです。
生徒さんたちは3年生全クラス、2年生2クラスの各クラスからの代表3~4人、計30人ほど集まってくれました。
各クラスでオリジナルの台本をつくり、かなり熱心に取り組んでいる様子で、はじめは座談会形式で『ジャンヌ・ダルク』の公演の感想や
演劇をつくる上で大切にしていることなど、多くの質問が飛び交い盛り上がりました。
それだけでは面白くないと、座長の栗山と劇団員、そして生徒のみなさんと一緒に劇団で行っている体操をして体を動かしながら演劇に向かう
きっかけを体験し、はじめは恥ずかしがってはいたものの最後にはそれぞれに楽しんでくれていました。
この日話したこと、経験したことが各クラスでの演劇にさらにはみんなでつくる文化祭に活かされてくれたらと思います。



ワークショップのあとには、ダンス部のみなさんが演舞を披露してくれました。
というのも、彼女たちはダンスの大会で、風も上演している「ヘレン・ケラー」をテーマにしたダンスを発表したということで、
先生方がぜひ風のみなさんに見てほしい。と、わざわざ計画してくれたのです。
加えて、彼女たちは先日京都で行われた風のプレミアム公演の『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』を見に来てくれました。
ダンスは、躍動感と彼女たちひとりひとりの中にあるヘレンへの想いに溢れた素晴らしいものでした。
劇団員皆、驚きと喜びで胸がいっぱいになりました。
とても素敵なプレゼントをありがとう!


ジャンヌダルクの旅もいよいよ最終週を迎えます。
旅で燃え上がった炎を来週の子どもたちにつなげていきます!

ベッドフォード・死体泥棒役/車 宗洸

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