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~なべて世はこともなし~
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真剣者 第25話印象

2009-08-17 22:54:07 | 特撮雑感:真剣者
ようやく見ましたシンケンジャー第25話…悲しいかな、電波状態は涙が出るほど悪く、ノイズだらけの音声と映像でした(泣)。
中には聞き取れないセリフも多数ありましたよ…それでも録画できてるだけまだマシです。
というわけで、簡単に印象のみにて参ります。

剣の稽古に精を出す殿、脳裏には殿を歪だと言った十臓の言葉が響きます。
そこへやってきた流ノ介と千明、2人は殿が本気で十臓と戦うつもりなのかと問いただし、止めようとするのですが…殿には今ひとつ響いていない模様。
さて、そのころ…ことはは十臓が外道に落ちた理由に動揺して茉子ちゃんにご相談。
で、なぜそこで料理になるかな茉子ちゃん!?
焦りまくる黒子さんたちが印象的ですよ!

さて、茉子ちゃんの料理が出され、男性陣は愕然!
まさかこんなところで…と油断した自分を責める流ノ介、そして、じいと黒子が薬を用意した隣で「覚悟はできている」と悲壮な殿…!
殿は前回…茉子ちゃんの料理を食べた後、一晩腹痛に苦しんだのだそうです。
何でそうなるんだよ、こんなの勢いで食っちまおうぜ!という千明…が見たのは、お盆を手にした茉子ちゃん…!!
「そうなんだ」とショックを隠しきれない茉子ちゃんに、流ノ介が必死で言い訳し、殿と千明が必死で食べようとするおにぎりを頬張る茉子ちゃん。
それを見て何が起こったのかわからないことは。
いや…やっぱり茉子ちゃんの料理の腕は全く上がってなかったんですねえ…。
男性陣、覚悟は良いけど…せめて茉子ちゃんのためになることをもう少し考えようよ。
だってねえ、本当のことがわかったときのショックの方が残酷ですよ。

そのころの三途の川…太夫はドウコクに責められて、それなら斬れと強い口調で反抗します。
その太夫の三味線を燃やすドウコク、そして、太夫は早く三味線を塞がなければ…と人間界へ…。
太夫のことを取りなしていたシタリに、ドウコクはアヤカシを呼ぶように命じます。
太夫はやすやすと成仏などできないとうそぶくドウコク。
外道衆の名に恥じないですよドウコク…。

「やっぱり自分流じゃダメか…」と料理の本を物色する茉子ちゃん、ようやく料理本を手にしているところを見ると…これまでは何も参考にしなかったと…!?
茉子ちゃんのご両親は、侍修行はさせても最低限の料理は教えなかったと言うことでしょうか。
ところが、店を出た茉子ちゃんが目にしたのは、人間を襲う薄皮太夫!?
さらにそこへドウコクの命を受けたアヤカシが現れ…えーと、夢なんたら…名前が思い出せないのでバクアヤカシ(仮)と呼ぶことをお許し下さい。

殿たちが駆けつけ、アヤカシと戦闘になりますが、薄皮太夫の動きに気付いたピンクが後を追おうとしてアヤカシの攻撃にさらされます。
それを助けたイエローをさらに殿がかばう!
いや、この流れに思わず拍手しましたねえ。
そこに源太が助っ人に登場!
頼りになると思ったのに、なんと源太はバクアヤカシ(仮)の攻撃で眠ってしまう!?
こう来ますか!!

薄皮太夫が男性を連れて逃げるのを追いかけるピンク。
殿はことはに茉子を頼み、アヤカシと戦いますが、なんとアヤカシは夢の世界へと逃亡!
じいから情報を得た殿は、アヤカシが夢を見ている人を食うと聞いて、流ノ介と千明にモヂカラで夢の世界への入り口を開けてアヤカシの殲滅を命じます。
2人が源太の夢の世界へとは言ったのを見て崩れる殿、どうやら相当なモヂカラを使うようです。

一方、薄皮太夫を追ったピンクは、薄皮太夫ともどもアヤカシの術にかかって夢の世界へ…。
そこで茉子ちゃんが見たのは、薄雪という女性が、恋しい男を祝言の席で焼き殺す凄惨な場面。
「シンさん…」と自分を選ばなかった男の名を呼ぶ薄雪、しかし、まだ息のある男は、新妻となるべき娘に手を伸ばす…。
それにさらに狂乱する薄雪…まあ、男が薄雪を選ばなかった理由もわかる気がしますねえ…。
いや、待っていろといっておきながら別の女性に走った男はやっぱりダメだと思いますが…。
朝7時30分からとは思えない修羅場にくらくらしました。

夢の世界に行った流ノ介と千明が見た源太は…ミシュランの三つ星を獲得したと大喜び中。
「おまえの寿司は普通だ!」と目を覚まさせようとする流ノ介は源太とつかみ合いに…。
そんなのどうでもいいから、という千明の気持ちがわかります(苦笑)。
そこに現れたバクアヤカシ(仮)、いきなり女性を食べようとするのを見て、千明と流ノ介がこれを防ぐ!
ところが、夢の世界なのでバクアヤカシ(仮)が世界を自在に操ってしまう。
そんなのアリか!?と思ったら、なんと千明は「何でもありなら」といきなり巨大化!
さすが、常識にとらわれない千明の感覚は良いですねえ。
ついにバクアヤカシ(仮)の左手を切り落としたブルー&グリーン!
どうやらこれが夢の世界を操っていたようで、夢を見ていた人たちは元通りに!

源太も目を覚まし、殿はホッとした顔でへたり込みます。
いや、源太と一緒の殿は、ホントに普通の若者の顔をしてくれますねえ。
ところが、その様子を見ていたのが骨のシタリ!
なんと志葉家当主抹殺の好機と見てナナシ連中を繰り出してくる!
殿をかばう源太ですが、とても相手しきれる数ではありません。
で、殿、源太にダイカイシンケンオーで行くぞ!ときますか!!
こんな時のためのインロウマルって…やってくれますよ。
ダイカイシンケンオーで、たった2人で戦う殿と源太!
時間がかかれば不利になる、一気に行くぞ!で、「限界を超えろ!」と来ますか殿!
モヂカラを振り絞ってようやく大ナナシ連中を殲滅することに成功!
しかし、疲労困憊の2人の前に…姿を現したのは腑破十臓!!

目を覚ました茉子ちゃんが見たのは、薄皮太夫!
夢で見た薄雪は、薄皮太夫その人…!
驚く茉子ちゃんは、薄皮太夫に人間に戻る気はないのかと尋ねます。
「ぬるい!」と仕込み刀を抜く薄皮太夫に、絶体絶命の茉子ちゃん!
茉子ちゃんをかばったのはことは!
しかし、ことはも薄皮太夫の刀に傷つき…文字通り絶体絶命!!
というわけで、待て次回!

あまりにも映像が悪くてくらくらしました。
にもかかわらず濃い内容に、さらにくらくら。
緊迫の展開のまま待て次回…こう来ますかシンケンジャー!
で、次回予告を見て…やっぱり陣羽織は使い回すのね!!
いや、陣羽織なのを見てボウケン同様の使い回しを想像してましたが、やっぱりか!

今回は薄皮太夫の過去が出ましたねえ。
いや、予想はしてましたが、恋しい男とその相手を皆殺し…さらには恋しい男をどうも三味線に封じ込めたように見えますよ薄皮太夫…。
けっこう外道に落ちるのは簡単なんですねえ…。
そして、どうも太夫も十臓同様に満たされない渇きにあえぎつつ数百年を長らえている模様。
何というか…生きたままで三途の川にはいるって…とんでもない。
ことはが愕然としてましたが、そのことはのためにみんなが外道に落ちようと思ったとき、具体的な内容まではやっぱりわかってなかった気がしますねえ、シンケンジャーメンバー。
殿だけはわかってただろうとは思いますが…。

今回は殿が源太と二人っきりだったこともあって、実に表情豊かでしたねえ。
こういう顔をするところを見るとホッとします。
そして、十臓が登場するとまた表情が一変する。
このあたりの呼吸がねえ、すごいバランスですよ。
十臓にいろんな意味で引っ張られる殿の姿に、源太のがんばりを期待!
ポイントはやはり「何のために剣を振るうのか」でしょうねえ。

茉子ちゃんの料理はネタだと思いつつも、ため息が出ますよ。
そして、やはり真剣男性陣の誰もが「完食」以外の選択肢を考えないのが良いですねえ。
これはやっぱり新鮮です。
ただまあ、完食することの前に、茉子ちゃんにしてあげることが絶対あると思うのは私だけではないはず。
殿、薬を用意する前に黒子さんから茉子ちゃんに料理の手ほどきでもさせようよ。
完食より絶対その方が良いから。
というわけで、待て次回。

風水


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18 コメント

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薄皮大夫は… (アロ)
2009-08-18 02:43:41
大夫というだけあって本当に遊女だったぽいですね。髪型もそんな感じに見えました。男とは妓楼に入る前から知り合いで「必ず金を貯めて身請けするから待っていてくれ」と言われて待ってたのに、男が別の娘と祝言を上げると知って…。なんていうドラマを想像しちゃいます。
男が苦界から自分を救い出してくれると信じてひたすら待っていたのだとしたら切ないですよね…。

ていうか、日曜の朝から何ちゅーモノを放送しとんねん(笑)

今年の戦隊は凄まじいですよねえ…。
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お嫁さん (リオン)
2009-08-18 12:04:02
普通のお嫁さんになることが夢である茉子ちゃん。奇しくも薄皮太夫が同じ夢を持っていたと知ってしまったら…斬りかかるのを躊躇したくもなるかな、と思いました。

普通のお嫁さんは旦那さまを腹痛で寝こませちゃだめだけど…。
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殿の表情 (ちょびりん)
2009-08-18 14:13:40
風水さん、こんにちは。

今回の話は一番自分のツボにはまってリピしまくりです!丈瑠の殿としての意志の強さを感じました。また、シンケンジャーがばらばらになって戦っているのも新鮮でしたね。

十蔵の存在に気づいてから対峙した時の丈瑠の表情の変化と、三人の周りを回りながら撮った映像が格好良すぎですぅ!映画みたいだったなあ。

ところで、アヤカシの声をあてていた小杉十郎太さんって、『ビバリーヒルズ青春白書』のディランの声をやってた人ですよね。(風水さんは、ご存じでしょうか?)ディランは渋かったのに、このアヤカシの声と幼児くさい言葉遣いのギャップが面白かったです。『ビバヒル』といえば、千明は『ビバヒル』のケリー役の人に似ていると思うのですが…。すみません。関係ない話で。

このところ2話連続の話が続くのでつらいですね。それぞれがどんな決着を迎えるのか楽しみです!早く日曜日にならないかなあ。
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三味線が人だったとは・・・ (真紀)
2009-08-18 18:49:17
風水さん、こんばんは

先週の予告を見て太夫の過去を予想していましたが、ほぼ正解だったのに嬉しいんだか悲しいんだか(苦笑)

愛してた男を一緒に地獄へ引きずり込んでしまうとは・・・太夫が三味線を大事にしている理由が分かり驚きと切なさを感じます

炎の中で人からアヤカシに変わりながらも腕の中の三味線へと変わってしまった男を抱きしめる後姿が更に切ないです。

だけど朝からこの内容は重いです(苦笑)
子供には難しい展開だし、何より人を殺している描写は教育に大丈夫なんでしょうかね?

しかし重い話の中にコミカルな侍3人が面白かったです。巨大化したり三ツ星にウットリしたり(笑)

別の記事になりますが、夏の陣お疲れ様でした^^
行きたいなぁと思いながら毎年過ぎていきます(苦笑)

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心中お察しいたします。 (リタイアジャガー)
2009-08-18 20:55:46
風水さん、こんばんは。

大事な物語に限って映像が悪くて音も聞こえない。
あれは本当に涙がでますね。

過去に何度も経験がありますもので・・
炎の中の白石さんが本当に美しかったので、正常な映像を視聴する機会が得られる事を願っております。

白石さんの料理のシーンですが、男って「変な気を使う」ところがありますね。
特に一人だと結構きちんと対応できるのに、数が集まると、本当にあんな感じです。
男連中は変な方向に盛り上がる癖がありますので。

それを見抜く脚本の力はドウコクより怖いです。

流ノ介・・殿の口に白石さんの手料理をむりやり押し込んでいたので、「お前がそれをやるのか」と思いました。

夢の後で三味線を抱く太夫に引き寄せられるように歩く白石さんが、巣の中心にいる蜘蛛に自ら進んでいく蝶に見えました。

闇に対してある程度耐性があり、十臓から外道に落ちた話しを聞いた殿と違い、白石さんは「凄惨な現場」に居合わせたのと同じなので、衝撃の度合いが違うのでしょう。

夏休みの間は正直、余震の事が頭から離れませんでした。無事に過ごされたようで、本当に何よりです。





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太夫は言葉遣いから見てもおそらく… (風水)
2009-08-19 00:44:59
アロさま

コメントありがとうございます。
薄皮太夫、何しろ一人称が「わちき」と思いっきり遊郭言葉ですからねえ…間違いなくもとは遊女だろうと思います。
もとは武家の出身で、家が没落したために遊女に身を落とし、落籍するという約束を信じて待っていたのに許嫁は別の女と…なんてドラマ、ありそうですよねえ。
以前太夫は志葉家の家紋に反応してたので、案外「シンさん」は志葉家ゆかりの者なのかも…と思ったりして。
それにしても、あまりの修羅場というか恋しい男への執着の深さにたじろぎました…日曜のさわやかな朝にしては重い!
やるなシンケンジャー…とくらくらしました。
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お嫁さんになりたいのは同じでも… (風水)
2009-08-19 00:49:50
リオンさま

コメントありがとうございます。
ううーん、お嫁さんになりたいのは同じでも、茉子ちゃんと太夫では他が違いすぎますよねえ。
茉子ちゃんが太夫の過去を見るのは「花嫁を夢見る」という共通点があるせいもあったのでしょうけれど、茉子ちゃん、それだけで太夫の所行が許されるなんて思っちゃいけませんよねえ。
だってねえ、太夫は数百年も前から恋しい男と堕ちる修羅を選んでるんですから…。

まあ、茉子ちゃんの場合は別の意味で恋しい男を腹痛の修羅に落としそうなのが何とも…。
いや、茉子ちゃんの場合はまだ未来がありますからね。
太夫との最大の違いは、太夫がすでに永劫の未来として修羅道を選んじゃってることですよ…。
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かなりツボですよね (風水)
2009-08-19 00:56:28
ちょびりんさま

コメントありがとうございます!
今回は殿の「殿の顔」と幼なじみに見せる「丈瑠の顔」と、十臓を前にした「剣士の顔」が次々と出てきて、そのたびにぴりっと画面に緊張感が走りましたねえ。
あの演出もかっこよかったです。
十臓のただならぬ雰囲気も良いけど、殿をかばうように立つ源太の表情も良かったです。

え!?あのアヤカシ、小杉さんだったんですか!??
もちろんディラン・マッケイなら存じておりますが、全然わからなかったー!
で、千明とケリーが似ているって…言われてみると似ている気がしてきましたよ!
うわー、何だか似ているとしか思えないあたりが不思議ですが、それは…タレ目だから?(苦笑)

2週続きのお話しは、待つ間がドキドキなんですよねえ。
特にシンケンジャーはいつもシャレにならない展開のまま「待て次回!」なので、心臓が痛いです。
来週が待てない!と思うのですが、来週は出掛けるので夜にならないと見られないんですよ…!
ああ、待ちきれない!!
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まさか三味線が男だとは… (風水)
2009-08-19 01:02:34
真紀さま

コメントありがとうございます!
太夫の三味線…すさまじすぎて言葉になりませんよ…。
そうか、恋しい男を三味線に封じ込めて外道に成り果てたのか太夫…。
とても日曜朝7時30分からの番組とは思えないくらい重い内容にくらくらしましたよ。
予想はしてましたけどねえ…ここまでやってくれるともう、言葉を失いますよねえ…。
切ないけど、外道に堕ちるってこういうことなんですねえ…。

強烈な重さを軽くするためなのか、流ノ介と千明コンビの活躍にはもう笑いましたねえ。
源太の楽しい夢もすごいけど、源太を説得する流ノ介のセリフがおかしい!
千明のツッコミに思いっきり頷きましたよ。

はい、無事に戻りました!
いや、夏の陣は…なかなか他人様にお勧めするには大変なところですので…別の意味で外道に落ちる可能性大ですからねえ…(苦笑)。
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いつものことながら…泣けるで! (風水)
2009-08-19 01:13:30
リタイアジャガーさま

コメントありがとうございます!
何というか、映像が悪いのはいつものことなんですが、今回はいつも庭を描けて悪かっただけに泣けましたねえ…。
うちのあたりは…どうやら地デジに変えても電波状態があまり改善しないらしいので、買い換え意欲も減退中です(苦笑)。

茉子ちゃんの美しいシーン、そして問題の料理関連のシーンは映像が乱れまくって実は何が起こっているのかがイマイチわかっていません(苦笑)。
流ノ介、殿の口におにぎりを押し込んだのか…!!
それにしても、男性陣の「何その我慢大会」なノリは、脚本家が男性のサガを見抜いた結果なんですね…!
恐るべし小林脚本…!!

茉子ちゃんが太夫に思わず同情するのは…仕方がないとはいえ、太夫にとっては茉子ちゃんの同情はそれこそ「ぬるい」んでしょうねえ。
見ていて「茉子ちゃん、それ…怒りの炎に油注いでる…」と思ってしまいましたよ…。
地獄の業火に焼かれてでも恋しい男を手放さない執着心、自分を選ばなかった男と未来永劫共にいようとする姿は文字通り妄執のなれの果て…すさまじい…!
そんな太夫から見たら、普通のお嫁さんを夢見る茉子ちゃんはぬるいし甘い…。
そこが茉子ちゃんの魅力でもあるんですけどねえ。

その節はご心配をおかけしました、無事に帰還しております。
それより、実はリタイアジャガーさんの方が思いっきり危険地帯にお住まいではありませんか!
どうぞお気をつけ下さいませ。
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