手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

Scan Speak D2904を鳴らす

2013年03月29日 23時50分02秒 | スピーカー


 ネットオークションに気になるものが出ていたが、素性がよくわからずに入札を躊躇していたが、
Scan SpeakのClassicシリーズというのは本当みたいだったので落札してみた。

出品者の説明文によれば Fs=750Hz。ドームの径は28mmとのことだった。
現在使っているDYNAUDIOのD21/AFは、1インチ弱なので、これと置き換えることが
できそうだった。

届いた実物は、予想以上に小さかった。以前、試しに買ってみたFOCALの車載用のツィータと
同じ位だった。いや重量はもっと軽くて、わずかに 130gだ。
これを適当な木片に取り付けて、クロスを4.5Khz(-6dB/oct)で、Beymaの5G40Ndの上に
繋いでみた。






こうしてD21/AFと並べて見ると、その小さいのがよくわかる。
D21/AFは、スーパー・ツィーター的に繋いでみた。見た目は逆に感じられる。

音の方はというと、私的にはかなり「いい方向」に改善された。
JAZZピアノのトリオなどだと、ピアノが前方に立体的に展開してくれるし、ドラムは後方に定位
してくれる。そして打楽器の音の立ち上がりが良くなった感じもする。

そして、やっと今日、ネット上でピッタリのデータを見つけた。

 417 COMPONENST  というサイトだ。

スペック的には、1Khzくらいから使えそうだ。いま遊んでいる DINAUDIOのウーファ 20W75と
組み合わせて クラシック用の2Wayが作れるかも知れない。

でも、たぶんBeymaのユニットがJazz向きの音を作ってくれているように思えるので
当分はこのままで行くことにしよう。

 それにしても、久しぶりにオークションの有難味を感じた。

 


Beymaの5G40Ndというスピーカー

2013年03月10日 13時46分47秒 | スピーカー


Beymaの20cmフルレンジがなかなかご機嫌な音を出してくれるのだが、よく聴き込むと高域の暴れみたいなのが
気になってきた。たぶんツィーターとの繋がりがうまくないのだろう。LC-NWを見直す必要があるかなと
思案していた。そういうときオークションで「Beyma」を検索したら、8AG/Nよりも一回り小さい15cmの
ユニットが目に止まった。そのユニットのマグネットがすごい。能率も93dBなのでドーム型ツィーターと
組み合わせるにはちょうど良い。ということで、運よく落札できた。

<< 5G40Nd >>



このユニットのマグネットはスゴイ! 箱から出して並べたら磁力が強くて くっついた。
それを引き離すのにびっくりするほどの力が要った。
これを収める箱は、最近よくお世話になっているHard-Offから もってこいのを見つけてきた。
ONKYOのD202Aだ。






ウーファーのコーンエッジがみごとに失われているので1,500円なり。
これだけの箱を自作すると とてもこの金額では作れない。
この手の小型のSPには疎いのでnetで調べてみると人気があるSPみたいだ。
そしてウーファーのコーンの劣化はお決まりの流れのようだ。このユニットもマグネットが半端ではない。
なんとか再生してやりたくなる。

早速、いつもの様に適当にサブバッフルを作りユニットを取り付ける。ツィーター用の穴も塞ぐ。



5G40Ndはスペックによると高域は17,000Hzまで伸びているので、ツィーター (D21/AF)とは10Khz/Octで繋ぎ
スーパーツィーターみたいな感じにしてみた。

さて音出しだ。
ウーファとの間は、CR型のパッシブフィルタで300Hzで切る。アンプは暫定EL-34ppを使う。
一聴して20cmフルレンジのときよりも 「良い感じ」だ。音の傾向は似ているがより Vocalなどは
リアルに再現される。何よりも低域の立ち上がりが良くなった。力感も増した。



Pops系(山下達郎とか)だと、沢山の音の中にvoclaが埋もれがちだが、ちゃんと浮き上がって来る。
Jazzのピアノのカキーーンと来る音も、悪くない。
オーケストラだと、若干ステージの前方で聴いているような感じだ。音が前に出てくるためだろう。
DYNAUDIOのように後方に広がる感じではない。
が、それほど悪くもないと言ったところなので、全体としては いい結果となったかな。