日本戦略研究所

日本再興の砦

隠居せよ!中曽根康弘

2005-06-19 20:37:35 | Weblog


中曽根康弘は中国の抗議に屈して、靖国神社への参拝を中止するという、自らの致命的失政を誤魔化すためにA級戦犯の分祀を必死になって主張している。
老醜の極みである。
中曽根康弘よ。お前は黄泉の国でかつての戦友達になんといって申し開きををするつもりだ。恥を知れ。


隠居してください、中曽根元首相 潮 匡人 【産経新聞 【断】2005/06/19】

 今月三日、中曽根元首相が「A級戦犯の分祀が現実的な解決方法だ。(分祀に)時間がかかるなら、参拝を止めるのも立派な決断だ」と講演した。
八日には後藤田元副総理が「ニュース23」(TBS系)に出演し小泉外交を批判した。「A級戦犯合祀」について「何としてでも分祀をしてもらいたい」と訴えた。

読売社説を引こう。
 「A級戦犯合祀が明らかになった後も、大平、鈴木首相の靖国神社参拝に対し、中国からの表立った異議はなかった。異議を唱えるようになったのは、1985年に中曽根首相が『公式参拝』の形をとってからである。
中曽根首相はその翌年に、中国の抗議に屈して、靖国神社への参拝を中止した。いわば中国に外交カードを与える結果になった“失政”が今日の混乱を招いた」(六月四日付)

 当時の総理(中曽根康弘)と官房長官(後藤田正晴)は失政の当事者である。ボケて忘れたわけではあるまい。
両名が主張する「A級戦犯分祀」について、神社本庁は「神社祭祀の本義からあり得ない」と主張する。靖国神社の見解を紹介しよう。

 「一つの神霊を分霊したとしても元の神霊は存在しています。このような神霊観念は、日本人の伝統信仰に基づくものであって、仏式においても本家・分家の仏壇に祀る位牌と遺骨の納められている墓での供養があることでもご理解願えると存じます」

 右の信仰を持たない愚生にも理解できる説明だ。
中曽根内閣は「神社祭祀の本義」を知らずに「公式参拝」したのであろうか。

失政の責任者が現内閣を批判し「分祀」を説く姿は滑稽きわまる。

もう 隠居されてはどうか。 (評論家・潮匡人)