〜人として進化し続けるための備忘録〜
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松柴和良の人間力!
No.28 『ローレライ』
数々の悲劇にまみえながらも、ミスター海面浮上の名の下に、映
画「ローレライ」を見てきた。(「No.27 ローレライの悲劇」 参照)
この作品は、第二次大戦末期、アメリカが東京に落とそうとして
いる3発目の原爆投下を阻止しようとする潜水艦の話。
この映画、話の内容はとりあえず置いといて、まずは映像の話。
とにかくスケールがデカイ。本場ハリウッドの「マトリックス」
や「スターウォーズ」などと比べるとやや控えめに見えてしまうが、
純邦画としてみるととてつもなくデカイ作品である。映画館の大ス
クリーンで見る価値のあるデカさだ。
そのデカイ映像に乗せて潜水艦という密閉された中での、緊迫感
あふれるやりとりを役者がこなす。
艦内は戦争中の軍隊だから、嫌になるほどの縦社会。それぞれに
階級があり、命令系統がはっきりと統一されている。そんな彼らの言
葉遣いも、史実に沿って当時の言葉。
中でも気になったのが「貴様」というフレーズ。劇中で役所広司が
誰彼かまわず貴様、貴様と連発していた。部下を呼ぶときは「お前」
ではなく、必ず「貴様」なのだ。
最近ではこの貴様という言葉はあまり耳にしない。日常生活の中
で使う人はほとんどいないだろう。この言葉を使うときはだいたい相
手を見下す場面で使用する。しかし、よく考えてみると「貴」に「様」。
むちゃくちゃ敬い高い漢字が使われている。そこで、貴様についてち
ょっと調べてみた。
するとやはり「貴様」は目上の相手に対する敬称となっていた。しか
しそれは昔の話で、江戸時代くらいからは、親しい間柄での、今で言
うところの「お前」レベルに下がり、ついには相手を見下す言い方へと
変化していったようだ。
そして、それを決定付けたのが旧日本軍であるという。
だから役所広司が貴様、貴様言いまくっているのは、まさにこのこと。
何かにブチ切れたときに「おいっ貴様!」というのならすんなり耳に
入るのだが、冷静な会話を交わすときでも「貴様」呼ばわりするので、
かなり違和感がある。竹中直人の「笑いながら怒る人」と同じような
パターンである。もちろん「貴様」はギャグじゃないけど。
さて、そんな貴様チックな映画「ローレライ」。
激しい戦闘シーンあり、男同士の血生臭いやりとりあり、現代人
に向けたメッセージありの濃密な作品。
これはぜひ劇場で。
(敬称略)
【参考ローレライ】
・ネタバレ映画館 さん
・独身社会人映画ファンメーリングリストHP掲示板 さん
【参考ホームページ】
・世界貴様統一協会
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貴様といえば、私もよく親に使ったりしています。
おいおい、って思われそうですが
「「貴様」は目上の相手に対する敬称」
だったということを知ってから、使うようになったのです。
別に失礼じゃないんだ!と思い・・・。
でも、江戸時代には、「お前」と一緒の感覚になっていたわけですね・・・。
ちょっと反省・・・。
いくら敬称でもあまり肉親には使われないんじゃないでしょう
か…。
それに今では目上の人には使われていないですから、気を
つけてください。