かふぇ めらんじぇ

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確定申告

2017-03-11 17:37:57 | 日記

勤務が長かったし、医療費もそうかからなかったので、結婚するまではほとんど確定申告は縁が無かったが、夫が原稿料や講演料などの微々たる雑収入があり私の膨大な医療費がかかるようになったので、毎年この時期は顔つきを買えてストレスの吐き気を押さえながら資料を作っている。単純で少ない物なら良いのだが、とんでもなく細かくて紙袋(封筒ではとても入らない)ほどの添付書類が有るので、一日二日ではとても終わらない。糊やクリップホチキス、台紙の使用量もとんでもない。ところがこのような業務を行なう人はごく少ないらしく、書類や還付される金額の明細などを機関に問い合わせても要領を得ないことや、機関によっては下部の組織に丸投げしていて、その計算方法すらわからない事がある。社会保険庁が年金でとんでもない事件を起こしたが、おそらく今後露見するような所は遠からずかなりある、と思う。確定申告の話を訪問の看護師さんにしたところ、税理士さんが待機していて書類作成を手伝うところがあるらしい。このあたりは渋谷なのだそうだが、都内とはいえ渋谷は乗り換えも含め時間や手間もかかる場所だし、人混みが大変で確定申告を行うようなお年寄りにはかなりいきずらい場所、その上、なんでも3時間以上待たされ座る場もないのだと言う。表示も曖昧で彼女は個人的に依頼した税理士に作成して貰った書類を出すだけだったのだが、提出に並ぶのかと思い延々3時間待って提出したら、「これなら並ばずにおいていくだけで良かったのですよ」といわれさすがに切れそうになったという。私も今回は自分の申告が必要な物があったので、保険会社に問い合わせたら、担当は休暇、そのうえ入れたファックスの受信の可否もわからないので金曜日でもあるし、期限も迫っているので再度入れたところ、代わりの人間からのやっとかかってきて、「明日でも良いと思った」の言葉に唖然、その上、税の関連は業務範疇外なのでしない、という。民営化された、と言ったらどこかは見当がつくと思うが、所詮こんな感じなのである。不機嫌な夫に話してもこちらのストレスは溜まるばかり、しかしよくよく考えると、わざと素人では面倒な手続を必要とさせ、まずそこで還付を諦める人のふるいにかける。手続を手伝わせる目的で場所を提供し税理士も委託で手当を支払い置く。これは一見親切そうだが、仕事に慣れた税理士にそう高くない金銭で(断ることも出来なかろう)間違いも無く提出させれば税務署職員の負担は減る。待ったり出かけたりするのが難しい人間は自分で高い金銭を支払い税理士に依頼するので、税理士にはそう面倒でも無い仕事で美味しい収入を得られるという利点がつく。結局一番得するはずの依頼人は実は最も損な役を担っていることになる。私たちのように無理すれば自分で処理できる人間は中身のチェックもプロで無いので、(不正はするつもりは無いが)不具合があって説明しようにも労力がいるし、他に落とすべき出所先も無いので、最も儲からず面倒な人間達になるのだ、と今更ながら気づき、不機嫌な夫に言ったところ、当然だ、なにを今更と小馬鹿でなく、大馬鹿にされた。まだ提出はしていないがめどがやっとついた。しかしこのストレス、並で無い。

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