ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

「リボーン」は「ライダー」というより「チンプイ」だろうと言われた

2009年02月09日 02時47分18秒 | 自己カルト的
「リボーン」はそんな理屈こねまわさなくても
「パーマン」+「チンプイ」みたいなもんだろうと反論受けました。

そう考えたら「リボーン」も「パーマン」のラストみたいに

「さよならは言わないよ、きっと帰ってくるからね いってきまーす!」

って明るい最終回を迎えて欲しいなぁ。

「チンプイ」は、普通の小学生のエリちゃんが、突然マール星の
お后様候補に選ばれて、不思議な生き物のチンプイが迎えに来る話。
全60話予定で、残り数話というところで藤子F先生が亡くなられて未完。

好きな男の子がいるし、家族や友達とも離れたくないエリちゃん。
最終的には、マール星のお后様になったみたいです。
というか、物語途中で大人になったエリちゃんとエリちゃんが会うシーンが
あるから。いやいや言ってても立派なお后様になってるじゃない。と。

藤子F先生のお話って、ほのぼのしてるけど潔く旅立つラストも多いっぽい。
「パーマン」も主人公のパーマン1号こと、ミツオ君はパーマンの星
バード星へ立派なパーマンになるために旅立つし。
(蛇足だけど、ラストで黙ってお母さんの顔を撫でるシーンが好き。
文庫・コミックスでは、「・・・ママ」って抱きついてるシーンに書き換えられてて
ちょっと意味合いが違うんじゃないかって思ったり)
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「リボーン」の世界は「仮面ライダー」か

2009年02月06日 01時31分21秒 | 自己カルト的

最近、「リボーン」が面白いです。
ジャンプで連載されてる「家庭教師ヒットマンREBORN!」

お前そんなに集団モノが好きかって、はい、もうそりゃ好きですね。

いろいろな要素・ジャンルでも「チーム男子」な漫画が王道なのが
ジャンプですから。これはしょうがない。
「八犬伝」熱がちょっと収まると、集団ヒーローモノっぽいものに
走ります。明後日で「ゴーオンジャー」が最終回なのでちと寂しいです。

で、なんでまた「リボーン」かっていうと、
「東方八犬異聞」の信乃と、「リボーン」カレンダーのツナが
そっくりなイラストがあったから。

リボーンは、ギャグ&コメディ漫画だと思ってたので。

「マフィアのボスの後継者に選ばれたごく普通…普通以下の少年が
謎の家庭教師にびしばし教育されて、いろいろドタバタするコメディ」

王道でいうなら「うる星やつら」みたいなもんかと。

あとは、最近流行りの「主従モノ」の少し前のか、と思ってたら間違いでした。
(NHKの「天地人」とか、2009年の侍戦隊の赤と青とか、執事モノとか)



マフィアボス直系の血と能力を、遠く離れた日本でそれもかなり薄まっている
血の中に持ってしまった主人公・沢田綱吉。
それ以外のことは全て人並み以下の駄目な中学生ダメツナ。

物語が進むに連れて、彼の周囲には一癖も二癖もある人物が集まり、
未来の綱吉の「ファミリー」として運命を共にしてゆく。

お約束展開なのに、この設定にやられました。

目的終わったら「じゃあな!」って分かれて行くんじゃなくて、
目的は決まっているけれど終わりが判らない、「運命共同体」もの。

特撮だと。
1)戦い終わっても元の生活には戻れない・帰れない「仮面ライダー」
2)集められて戦っても最終回後は元の生活・世界に戻っていける「戦隊」
3)他の星・世界の魂と同化して、まず普通の生活じゃなくなる「ウルトラマン」

…平成の世ではそのあたりは少し緩和されましたが。
(ライダーは「改造」されないし、普通の生活に戻れる「ウルトラマン」)

「チーム男子」系は、2)の「戦隊」系が多いと思うんですが、「リボーン」
は1)の「ライダー」系っぽいというか。

「マフィア」は世間一般的に考えても「正義」ではないし。
裏の世界の組織ですね。

そもそも「仮面ライダー」っていう「改造人間」自体が「敵組織」
(善か悪かはまた別の問題を孕むのでここでは割愛)の優秀な「戦闘員」。
敵組織の「総帥」「総統」の為に作られた幹部達なわけで。

ツナは「ボンゴレ」っていうイタリアンマフィアのボス候補で。
物語が進んだ今は、「候補者」→「後継者に決定」を前提に話は進行。
けれど、10年後の未来世界では「主人公は死んでいる」らしい展開。

→「主人公を死なせない為に味方が動いて運命を変えさせる」

これの逆説が「仮面ライダー」なんではないかと。

→「総帥を倒す為の敵が現れて運命が変わる」



ようするに、私的に「リボーン」観は、

「仮面ライダー」達が正しく「改造人間」として、「ショッカー」の為に
動いているイフワールド的な世界のお話。

っぽい漫画ではないかと。

ツナを「ショッカー総帥」としたら、獄寺と山本は1号2号ライダーな
立場かなーと。ちょうど「はやと」と「たけし」だからいいんじゃない。
2号ライダーの「一文字隼人」と、1号ライダーの「本郷剛」。

・伊日ハーフの現役少年マフィアの獄寺隼人。
・日本刀使いの野球少年・山本武。
・トンファー使いの風紀委員長・雲雀峡哉
・ボクシング部キャプテン笹川了平。
・意識体で少女凪(=クローム髑髏)を媒体として出現する六道骸。
・10年バズーカを使い大人になる5歳の殺し屋・ランボ。


ツナにとっての彼らは最初は必ずしも友好的ではなく。

・マフィアとして忠誠を誓う「従者」
・普通世界での「親友」
・普通世界での「絶対者」
・普通世界ので「想い人の兄」
・マフィアを「憎む者」
・弟のようなマフィアの「子供」


彼らは後に、ツナと共に「ファミリー」を統治する「守護者」
としてそれぞれの能力に見合った「指輪」を与えられ、ツナと人生を
共にしていくことになる。…らしい。

リボーンの口調とか性格とか、指輪の力とか色とか、そっちに重点置いて
見てみると、リボーンはデンジ犬アイシーみたいだし。
指輪の力とか聞くと、33戦隊中唯一、指輪が変身アイテムなデンジマン。

なんか、ジャンプというよりチャンピオンとかに連載されててもいい感じ。
…どっか地味なのもそのせいかも。

アニメになってたのもつい昨日知ったり。しかも2年近く続いてるなんて。



(10年後の未来編。画像はamazonから引っ張ってきた)
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傾城八犬伝・・・ではなく”傾城水滸伝”

2009年02月05日 23時30分36秒 | 八犬伝いろいろ

馬琴先生の書いたキワモノ小説。

なんというか、「○○八犬伝」とかみたいな感じで
水滸伝の登場人物が遊女とか奥方とかの女性ばかりの
パロディ小説。割と面白いので未完なのが悔やまれるところ。
馬琴先生も渾身こめて書いた小説が
いまだに様々なパロディ化されてるんだからまぁおあいこ。

水滸伝から構想を獲たのが「八犬伝」なら、パロディが
「傾城水滸伝」って感じ。

馬琴先生も八犬士女性バージョンパロディ自分で書いておけば
良かったのに。読みたいわそれ。
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