ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

さて、TBS版「八犬伝」はどうなるのか

2005年09月21日 02時52分08秒 | 八犬伝いろいろ
陽と影。

八人をそんな感じのイメージで分けると、
荘助、親兵衛、小文吾、現八は「陽」。
信乃、道節、毛野、大角は「陰」。

下に書いた人物の無茶を上に書いた人物がそれなりに
修正というか、なごませているような感じ。

信乃と荘助は極端に「陽」「陰」分かつことも無いんだけど。
信乃@滝沢秀明で、荘助@佐藤隆太。

確かに佐藤隆太は明るいイメージあるけど。
・・・・うーん。コメディって感じがしてしまう。

なんか明るすぎるのですね、まとってるオーラというか。
浜路の死の場面での、荘助VS道節のシーンなんか見たら
吉本新喜劇みたいに何かのオチを期待してしまいそうで・・・。

ジャニーズで一番イメージが近いのが、KINKIKIDSの二人かな。
光一の方が信乃で、剛が荘助。
王子様だけどどっかで不安定な感じの光一@信乃と、
堅実な若様って感じで不安定なところを見せない剛@荘助。
なにより、お互いをすごくいろんなイミで支えあっているけど
どこか淡々としていて、でも、相手をそれぞれ大事に思う。

そんな感じのキャストが自分内でのイメージ。


「イージス」の人。
確かに若い。勝地涼@大角。

けど、山田風太郎の虚実混合の「八犬伝」では、大角と信乃って剣術を
通じての幼馴染って設定があるので、大角は若いってイメージが
私の中ではとっても強い。
そして8人中、一番不安定なガラスの十代って感じがする。私だけかな。

親兵衛と逆で、大人の成りして中身は子供。
知識詰め込んで、奥さん娶って、でも、引きこもり。
父親に依存しすぎて、そのせいで何事も信じられなくなって
「仲間」である現八が「お前はこっち側の人間だ」と
手を引っ張って、少し浮世離れしたような「八犬士」の仲間として
それまでの大角の世界から引き剥がすまでそれは続いていたワケで。

この俳優さんのイメージはむしろ、「ハイスクール八犬伝」(橋本治著)
に出てくる「礼」の犬士で、「夜の知性」を持つ犬村青年に近いような感じ。

悪くは無いと思うのです。


押尾学@現八というのもスゴイな。
ものすごくアウトローな、角川ノベルズ版(鎌田敏夫著)の現八って感じ。
「珠の意識に目覚めるまで処刑役人という仕事に疑いを持たなかった」頃の彼。
角川ノベルズ版の方では、現八と小文吾は乳兄弟って設定無いから、
現八がとっても危ないイミでさばさばしてるし。
009で言えば、004の死神アルベルトみたいな感じというか。

「気は優しくて力持ち」な筋肉系俳優ってことで、照英@小文吾。
子供好きそうで、強くて、でもすぐ感極まって泣いてしまいそうな人。
・・・・ぴったりじゃないすか。
「星獣戦隊ギンガマン」のギンガブルーは、よい意味でも戦隊のブルーの
イメージを変えてしまったキャラだし。(↑上記そのままのキャラだった)
いつも笑っておだやかだけど、「コイツ怒らせたら怖いな」って雰囲気も
持ってるので、自分的には小文吾でOK。


小澤征悦@道節。
小澤征悦は嫌いじゃないんだ。NHKの旅の番組は欠かさず見てしまうし、
「さくら」の同僚教師でとらえどころの無いキャラというのが気に入って
見ていたし。なんとなく妙な安定感があるところとか。
でも、怖い役でも、(実は優しいのでは?)と思わせてしまうキャラに
見えてしまうので、とんがったイメージの道節にはならない感じ。

社交的なオダギリジョーって感じのタイプの人。オダジョーは逆に
優しそうな役でも、どっかで豹変しそうなでもその後自滅しそうな
感じに見せてしまうので、どっちもどっちだな。
「八犬伝」でオダギリジョーを出演させるなら、道節か、網干が似合うかな
と思ってたので。ちなみに「妖星伝」(半村良著)が実写化されるなら
殺人狂・石川光之介が似合うと思う。

そんな風に考えてたら、小澤征悦@道節もいいのかもしれない。
「妖星伝」なら、ポータラカ人に憑かれて穏やかに得体の知れない人物と
なった後の光之介で。(正しくは星之介)


山下翔央@親兵衛。
敵かと思ったら、実は仲間のひとりで味方だったんです。なのが
今回の役どころの親兵衛。なんか、年齢とか、設定とか元の「八犬伝」
知らなくてもいいってな感じ。
私はそっちの方がいいので、大歓迎です。
どんどん設定変えちゃってください。

要は、「八犬伝」の「八犬士」がちゃんとキャラとして性格が
付けられていればもうそれで良いし。

但し、存在感の無い、裏返せば「アクの無い個性」の俳優@キャラなら
そんな八犬士はいらないし。

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