物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

Eulerの回転行列の多義性

2013-11-26 12:05:43 | 数学

Euler角で表現された回転行列では同じ回転位置を表す回転の道筋が一義的でないとはいろいろの文献に書いてある。

例として挙げられたものを見ると、確かに同じ回転位置になるのに少なくとも2つの回転のしかたがあるというのは間違いがない。

その理由はなぜなのか、どこかに書いてあるのかと思って調べたら、Altmannの本に書いてあるようなのだが、まだこの箇所を理解できていない。

もちろん、回転角をある範囲に限る (Euler角の正準集合) ことでこの多義性を一義的にすることができる。

もっともアニメの中のフィギュアを何度もくるくると回転させる等のことがあるのを考えるとCGで回転角を制限することがいいのか取り扱う分野によっては問題となるのであろう。

いずれにしても、Eulerの回転行列の多義性は私の問題としてはまだ解決されていない。


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